風邪かぜを引ひきやすい人ひとの体質たいしつを治なおす健康けんこう法ほう

風邪かぜを引ひきやすい体質たいしつには、大別たいべつして二に通とおりあります。一ひとつは扁ひらた桃ももがはれやすく、鼻炎びえんやちくのう症しょうがあったり、気管きかんが弱よわいなど、呼吸こきゅう器き系けいに問題もんだいがあるタイプです。もう一ひとつはアレルギー体質たいしつ、疲つかれを翌日よくじつまで持もち越こしてしまうような生活せいかつをしていたりするタイプです。今回こんかいは、風邪かぜを引ひきやすい人ひとの体質たいしつを治なおす健康けんこう法ほうについて紹介しょうかいします。

風邪かぜ体質たいしつを治なおす健康けんこう法ほう

風邪かぜはウイルスが気管きかんなどに感染かんせんして起おこるもので、体からだが疲労ひろうして抵抗ていこう力りょくが弱よわっていたり、呼吸こきゅう器き系けいの病気びょうきがあったりすると感染かんせんしやすくなります。生活せいかつの仕方しかたはすぐ治なおせますが、体質たいしつ的てきなものや病気びょうきは、根気こんきがいります。

風邪かぜから起おきる怖こわい病気びょうきはたくさんあります

「風邪かぜぐらい」とばかにしてはいけません。意外いがいに怖こわい面めんをたくさんもっています。風邪かぜの症状しょうじょう、進展しんてんは千差万別せんさばんべつですが、原因げんいんとなった細菌さいきんの種類しゅるいや症状しょうじょうのあらわれ方かたによっては、怖こわい病気びょうきへと進展しんてんしますから、細心さいしんの注意ちゅういをして、完全かんぜんに治なおすことが大切たいせつです。

• 鼻はな咽頭いんとう結膜けつまく型がた … 軽症けいしょうがほとんど
• 気管支きかんし型がた … 上気じょうき道どう炎えん→気管きかん炎えん→気管支炎きかんしえん→肺炎はいえんと進すすむと怖こわい
• 発疹はっしん型がた … 一いち歳さい前後ぜんこうの子こに多おおい。熱ねつや下痢げりのあとに、急きゅうに赤あかい細こまかい発疹はっしんが出でて消きえる。軽症けいしょうですむ
• 胃腸いちょう型がた … 嘔吐おうと、吐はき気け、熱ねつ、下痢げり、便秘べんぴ、鼓腸こちょう、腹痛はらいたなどが２ふたつ以上いじょう組くみ合あわさる。
• 筋肉きんにく痛つう、頭痛ずつう、神経しんけい型がた … 幼児ようじから成人せいじんに多おおく、髄ずい膜まく炎えんの原因げんいんになる。
• 混合こんごう型がた … 今いままでの型かたの組くみ合あわせ

扁ひらた桃ももはとったほうがいいのか？

扁ひらた桃ももが大おおきくはれると、冷つめたい飲のみものはしみるし、つばを飲のみ込こむだけでも痛いたみを感かんじます。食たべものなども痛いたくて飲のみ込こめなくなります。扁ひらた桃ももを見みると、全体ぜんたいが大おおきくはれて白しろいブツブツができていたりします。舌したにもイテゴのようなブツブツができています。これは完全かんぜんな扁ひらた桃もも炎えんです。扁ひらた桃もも炎えんがいやだからと扁ひらた桃ももを切きってしまう人ひとがいます。確たしかにむかしは切きってしまうことが多おおかったのですが、最近さいきんでは、あまり切きりません。むしろ、切きらずにそのままにして、ひどくならないように健康けんこう管理かんりしたほうが体からだのためによいとわかったからです

扁ひらた桃ももが白しろぽくはれていると風邪かぜを引ひきやすくなります

扁ひらた桃ももはのどの人口じんこうの両側りょうがわにあって、細菌さいきんの侵入しんにゅう阻上をはかる最前線さいぜんせんです。口くちから入はいった細菌さいきんは、まず、ここに感染かんせんし、それからのどや気管きかんなどへ広ひろがっていきます。

体からだでは、扁ひらた桃ももに感染かんせんした段階だんかいで細菌さいきんを無毒むどく化かしてしまうのが普通ふつうです。しかし、疲労ひろうがあったり扁ひらた桃ももが普段ふだんから大おおきくはれていたりすると防衛ぼうえい能力のうりょくが弱よわり、炎症えんしょうを起おこしてしまいます。

扁ひらた桃ももに炎症えんしょうがあると、風邪かぜウイルスやその他たの細菌さいきんはフリーパスで侵入しんにゅうし、のど、気管きかんなどに炎症えんしょうを広ひろげます。

扁ひらた桃もものチェックは簡単かんたんです。口くちを大おおきく開あけて見みると扁ひらた桃ももが見みえます。一いち扁ひらた桃ももの色いろが自じっばかったら不健康ふけんこう、ピンク色ぴんくいろなら健康けんこうです。白しろっぽいときは、はれていて大おおきく見みえます。風邪かぜの初期しょきにも白しろっぱくなりますから、ときどき見みていると、風邪かぜの早期そうき発見はっけんにもなります。

扁ひらた桃ももを大おおきくさせない、炎症えんしょうを起おこさせない予防よぼう法ほう

幼児ようじのころ、アレルギあれるぎー性せいのアトピー皮膚ひふ炎えんがあったり、風邪かぜを何なん回かいもくり返かえしたりすると、扁ひらた桃ももがはれ、弱よわくなります。成なり入いれしてからは不規則ふきそくな生活せいかつ、アデノイド、鼻炎びえん、虫歯むしばや歯槽膿漏しそうのうろうなどがあると扁ひらた桃もも炎えんを起おこしやすくなります。

子こどものアレルギーは成長せいちょうにつれて消きえますが、しかし、朝晩あさばんうがいをしたり口くち呼吸こきゅうをしないなどの予防よぼう法ほうは欠かかせません。

鼻炎びえんになると風邪かぜを引ひきやすい

春先はるさきに外出がいしゅつすると、やたらに鼻水はなみずが出でたり、くしゃみが連続れんぞくして出でたりする鼻炎びえんがあると、やはり風邪かぜを引ひきやすくなります。鼻炎びえんには、花粉かふん（スギやブタクサなどの花粉かふん）によるアレルギあれるぎー性せい鼻炎びえんと、細菌さいきんが鼻はな粘膜ねんまくに感染かんせんして起おこるものとがありますが、アレルギあれるぎー性せいのもののほうが圧倒的あっとうてきに多おおくなりました。

鼻はなに炎症えんしょうがあると、その原因げんいん菌きんはアデノイド、一いち扁ひらた桃もも、のど、気管きかんなどへも炎症えんしょうをひろげて風邪かぜ症状しょうじょうを起おこします。アレルギあれるぎー性せいのものは体質たいしつ的てきなもので、長期間ちょうきかんの治療ちりょうをしないと治なおりにくいものですが、鼻炎びえんにかかった、炎症えんしょうをそれ以上いじょうひろげない工夫くふうが必要ひつようです。

鼻はなの役目やくめ
空気くうき中ちゅうにはほこり、カビ、細菌さいきんなどが混入こんにゅうしていて、そのまま肺はいへ送おくるとたちまち炎症えんしょうを起おこすので、清浄せいじょう作用さようが必要ひつようです。鼻腔びこうには無数むすうの腺せん毛げ(鼻毛はなげ)力ちから性せいえていて、この間あいだを空気くうきが通過つうかするとき、ほこりなどが付着ふちゃくし、そのためにきれいな空気くうきになるのです。

手術しゅじゅつ後ごすぐに風邪かぜを引ひくのは一生いっしょうの損そん

手術しゅじゅつの直後ちょくごや病気びょうきの回復かいふく期きは、体力たいりょくが弱よわっているため、風邪かぜを引ひきやすくなっています。こんなときに風邪かぜを引ひくと、せっかく回復かいふくしかかっている体力たいりょくがさらに弱よわまり、一度いちど治なおした病気びょうきが再発さいはつしたり、子こどものころ、ぜんそくなどにかかった人ひとは、再ふたたびぜんそくになったりします。風邪かぜを引ひきやすいときは、充分じゅうぶんな休養きゅうよう（睡眠すいみん）と栄養えいよう（良質りょうしつのたんぱく質しつと各種かくしゅミネラル群ぐんなど）をたっぷりととり、温あたたかくして休やすむことです。

市販しはんの風邪かぜ薬やくを飲のむのもよいのですが、引ひいたかな、と思おもうころ休養きゅうようと栄養えいようをとりながら飲のむのがコツです。また心理しんり的てきにも、リラックスした気持きもちのほうが体力たいりょくをおとしません。

家庭かてい内ない伝染でんせんを防ふせぐには洗濯せんたくを別べつにします

風邪かぜウイルスの伝染でんせん力りょくは、引ひき始はじめより、むしろ治なおりかけのときのほうが強つよいものです。風邪かぜウイルスは、患者かんじゃの汗あせや湿気しっけとともに体外たいがいへ出でます。とくに患者かんじゃが着きていた肌着はだぎなどの汗あせとともに出でて、それを他たの家族かぞくの肌着はだぎなどと一緒いっしょに洗濯せんたくすると、その肌着はだぎに移うつり、さらに汗腺かんせんや毛もうあなから侵入しんにゅうします。

風邪かぜウイルスは冷つめたさや寒さむさに強つよく、温熱おんねつには弱よわいという特徴とくちょうがあり、水みず洗濯せんたく程度ていどでは死しにません。したがって患者かんじゃの肌着はだぎなどは別べつに洗濯せんたくするほうが家庭かてい内ない伝染でんせんを防ふせげます。

患者かんじゃが使つかった食器しょっき、食たべ残のこした料理りょうりなどからも感染かんせんしますがそれほど多おおくなく、神経質しんけいしつになることはありません。

３年間ねんかん肌はだを鍛きたえると、風邪引かぜひき体質たいしつは改善かいぜんします

乾布かんぷまさつ、ボデイブラッシングなどで皮膚ひふを鍛きたえると、風邪かぜを引ひきにくくなります。夏なつ、海うみなどへ行いって肌はだを黒くろく焼やくと風邪かぜを引ひかないといわれますが、これも皮膚ひふを鍛きたえるからです。ただし、肌はだを焼やくのは一種いっしゅのヤケドと同おなじですから、数日すうじつで黒くろく焼やくより、数すう週間しゅうかんかけてゆっくりと、お風呂ふろに入はいっても痛いたくない程度ていどに焼やくようにします。

皮膚ひふを鍛きたえると、まず、呼吸こきゅう器きの粘膜ねんまくが刺激しげきされ、抵抗ていこうが強つよくなります。つぎに肝臓かんぞうにもよい影響えいきょうを与あたえます。さらに腎臓じんぞうや毛細血管もうさいけっかんが強化きょうかされ、血行けっこうがよくなり、皮膚ひふ細胞さいぼうがいきいきしてきます。こうなると、扁ひらた桃ももでの抗菌こうきん性せいも強つよめられ、風邪かぜウイルスや扁ひらた桃もも炎えんを起おこす溶連菌ようれんきんなどにも抵抗ていこう力りょくが出でてきて、風邪引かぜひき体質たいしつが少すこしずつ改善かいぜんされてきます。ただし、体質たいしつを完全かんぜんに改善かいぜんするには少すくなくとも３年ねんはかかりますから、飽あきずに続つづけることが必要ひつようです。

風邪かぜを引ひいたときに食たべてよい食事しょくじと食品しょくひん

風邪かぜを引ひいたときは、消化しょうかのよい少量しょうりょうで栄養えいようのとれるもの、しかも温あたたかい食事しょくじが基本きほんです。のどが痛いたむようなときは、冷つめたい牛乳ぎゅうにゅうなどは控ひかえます。しみて痛いたみが増ますことがあるからです。

アレルギあれるぎー性せい鼻炎びえんやアデノイド、アレルギあれるぎー性せいの扁ひらた桃もも炎えんなどのときは、ビタミンＡ、Ｃ、Ｅ、カルシウムに富とんだ食品しょくひん（緑みどり黄き野菜やさい、胚芽はいが米まい、小しょう魚さかな、海草かいそうなど）を普段ふだんより多おおめにとります。ただし、錠剤じょうざいや粉末ふんまつになっているいわゆる薬品やくひん・薬くすり食しょく類るいは、症状しょうじょうがあるときは避さけたほうがよいでしょう。状態じょうたいによっては、一時いちじ的てきなショックを起おこすことがあるからでできるだけ食品しょくひんからとるようにすると、安全あんぜんです。

食たべないほうがよい食品しょくひん

風邪かぜを引ひいたときは、いくら好物こうぶつでも、食たべないほうがよい食品しょくひんがあります。その食品しょくひんが風邪かぜを悪化あっかさせる、というより、風邪かぜのため、胃いの消化しょうか力りょくが弱よわっていて、むりに食たべると消化しょうか不良ふりょうを起おこし、そうでなくても体力たいりょくが低下ていかしているのに、よけい、体力たいりょくを弱よわめ、風邪かぜをこじらせてしまうからです。

おばあちゃんの知恵袋ちえぶくろ　風邪かぜ

知しっているとちょっと便利べんりになったり、いざという時ときに役立やくだったりする裏うら技わざや、生活せいかつの中なかで役やくに立たつ知恵ちえなどを紹介しょうかいします。

ここで紹介しょうかいしている民間みんかん療法りょうほうを試ためす場合ばあいは、自己じこの責任せきにんにおいてお願ねがいします。人ひとによっては、体からだに合あわない場合ばあいもありますので容態ようだいが良よくならない場合ばあいはすぐに医療いりょう機関きかんで受診じゅしんするようにしてください。

風邪かぜの引びきはじめ

焼やき梅干うめぼし

梅干うめぼしを２個こほど弱火よわびで黒くろこげになるまで焼やき、湯呑ゆのみにいれ熱湯ねっとうを注そそぎ、梅干うめぼしをつぶしながら飲のむと効ききます。

しょうが湯ゆ

しょうがを10ｇおろしたものと、砂糖さとう又または、はちみつを大おおさじ１杯はいを湯呑ゆのみにいれ、熱湯ねっとうを注そそいで飲のむと効ききます。

ホットレモン

レモン半分はんぶんを絞しぼったものと、砂糖さとう又または、はちみつを大おおさじ１杯はいを湯呑ゆのみにいれ、熱湯ねっとうを注そそいで飲のむと効ききます。

みそねぎ湯ゆ

ねぎの白根しらね15ｇと、しょうがをおろしたもの5ｇ、みそ小こさじ１杯はいを湯呑ゆのみにいれ、熱湯ねっとうを注そそいで飲のむと効ききます。

卵酒たまござけ

日本酒にほんしゅ150ｃｃを温あたため、卵たまご１ヶと砂糖さとう大おおさじ2杯はいを入いれ、良よくかき混まぜて寝ねる前まえに飲のむと効ききます。

みそたまねぎ湯ゆ

たまねぎを1/5みじん切ぎりにしたものと、みそ・はちみつを小こさじ1杯はい湯呑ゆのみにいれ、熱湯ねっとうを注そそいで飲のむと効ききます。

しその葉は湯ゆ

しその葉は３枚まいを細こまかくきざみ、湯呑ゆのみにいれ、熱湯ねっとうを注そそいで飲のむと効ききます。

のどの痛いたみ

おろし大根だいこん

大根だいこんおろしをこし、こし汁じると同どう量りょうのはちみつを混まぜ合あわせて飲のむと効ききます。

ごぼう汁じる

ごぼうを10ｇきざみ、180ｃｃの水みずから煎せんじ、お湯ゆの量りょうが半分はんぶんになったところで火ひを止とめ、冷ひえましたものでうがいをすると効ききます。

きんかん湯ゆ

きんかん３粒つぶを絞しぼったものと、砂糖さとう又または、はちみつを大おおさじ１杯はいを湯呑ゆのみにいれ、熱湯ねっとうを注そそいで飲のむと効ききます。

ざくろ汁じる

ざくろの実みを１個こ、細こまかく切きり、400ｃｃの水みずから煎せんじ、お湯ゆの量りょうが半分はんぶんになったところで火ひを止とめ、冷ひえましたものを飲のむと効ききます。

なす昆布こぶ湯ゆ

なすのヘタ１ひとつとこんぶ10ｇを弱火よわびで黒くろこげになるまで焼やき、湯呑ゆのみにいれて熱湯ねっとうを注そそいで飲のむと効ききます。

黒豆くろまめ汁じる

黒豆くろまめ20ｇと砂糖さとう大おおさじ1杯はいを180ｃｃの水みずから煎せんじ、お湯ゆの量りょうが半分はんぶんになったところで火ひを止とめ、冷ひえましたものを飲のむと効ききます。

ねぎ湿布しっぷ

ねぎの白根しらねを2つに割わり塩しおもみしたものを、手てぬぐいなどに包つつみ、のどに貼はると効ききます。

びわの葉はエキス湿布しっぷ

びわの葉はをきざみ、焼酎しょうちゅうに１ヶ月かげつつけこんだ液えきを手てぬぐいなどに染しみこませ、のどに貼はると効ききます。

酒さけ湿布しっぷ

酒さけをやけどしない程度ていどに温あたため、手てぬぐいなどに染しみこませ、のどに貼はると効ききます。

炒いり塩しお湿布しっぷ

炒いった塩しおを手てぬぐいなどに包つつみ、のどに貼はると効ききます。

びわの葉は汁じる

よく乾燥かんそうしたびわの葉は20ｇを300ｃｃの水みずから煎せんじ、お湯ゆの量りょうが半分はんぶんになったところで火ひを止とめ、20倍ばいほどに薄うすめたものでうがいをすると効ききます。

鼻はなづまり

ねぎ

ねぎの白しろい部分ぶぶんは、風ふうの悪寒おかん、冷ひえによる腹痛はらいた、鼻はなづまり、下痢げり、下しも血ち、関節かんせつリウマチに効ききます。また、ネギ類るいに特有とくゆうの刺激しげき的てきなにおいは、消化しょうか液えきの分泌ぶんぴつを促うながす働はたらきがあります。食物しょくもつ繊維せんいも多おおいので、便秘べんぴにも効果こうかがあります。

ねぎは栄養えいよう的てきにみると、ビタミンBやビタミンCが豊富ほうふな、緑色みどりいろの部分ぶぶんのほうが優すぐれていますが、薬用やくようにつかうのは、白しろい部分ぶぶんを使つかいます。

しょうが

しょうがは、車くるま酔よいや二日酔ふつかよいの吐はき気け、風邪かぜ、鼻はなづまり、冷ひえ、頭痛ずつう、咳せき、食欲しょくよく不振ふしんに効ききます。乾燥かんそうさせたしょうがは、体からだが冷ひえたときの下痢げりや下半身かはんしんの痛いたみに効果こうかがあります。尚なお、乾燥かんそうさせた分ぶん、効能こうのうが強つよくなります。

しょうがの辛味からみ成分せいぶんは、すぐれた殺菌さっきん力りょくと食欲しょくよくを増進ぞうしんさせる効果こうかがありますが、痔じのある人ひとや眼めに充血じゅうけつのある人ひとは、食たべ過すぎに注意ちゅういしてください。

うど

うどは、感冒かんぼう、鼻炎びえん、悪寒おかん、頭痛ずつう、めまい、切きれ痔じ、痛風つうふう、リウマチに効ききます。初期しょきの風邪かぜや痛風つうふう、リウマチには、ウドを生なまのまま食たべるか、汁しるを絞しぼって飲のみます。この絞しぼり汁じるは、強壮きょうそう剤ざいにもなります。

ウドの成分せいぶんは、炭水化物たんすいかぶつと水分すいぶんがほとんどで、わずかにカリウムが入はいっている程度ていどです。栄養えいよう価かとしてはそれほど高たかいものではありません。

玉たまねぎの芯しん

玉たまねぎのを鼻はなのそばにもって来きて、何なん度どか鼻はなから深呼吸しんこきゅうをすると、鼻はなの通とおりが良よくなります。

番茶ばんちゃ塩しお

濃こい目めに入いれた番茶ばんちゃを冷ひやし、塩しおを一いちつまみ入いれ、脱脂だっし麺めんなどに染しみこませたものを鼻はなに詰つめていると通とおりが良よくなります。

大根だいこんの絞しぼり汁じる

大根だいこんの絞しぼり汁じるを脱脂だっし麺めんなどに染しみこませたものを鼻はなに詰つめていると通とおりが良よくなります。

ねぎの白根しらね

ねぎの白根しらね部分ぶぶんを鼻はなに詰つめていると通とおりが良よくなります。

れんこんの絞しぼり汁じる

れんこんの絞しぼり汁じるを脱脂だっし麺めんなどに染しみこませたものを鼻はなに詰つめていると通とおりが良よくなります。

しょうがの絞しぼり汁じる

しょうがの絞しぼり汁じるを脱脂だっし麺めんなどに染しみこませたものを鼻はなに詰つめていると通とおりが良よくなります。

発熱はつねつ

りんご汁じる

りんごを１個こ小ちいさく切きり、鍋なべに入いれ大おおさじ３杯はいの水みずでりんごが透明とうめいになるまで煮込にこみます。そして水みずで２倍ばいに薄うすめ、くず粉こを大おおさじ２杯はいいれて煮立にたった液えきを飲のむと効ききます。

とうふ湿布しっぷ

とうふと小麦粉こむぎこを混まぜ合あわせたものを、おでこに貼はると熱ねつを吸収きゅうしゅうしてくれます。

じゃがいも湿布しっぷ

じゃがいもの輪切わぎりを、おでこに貼はると熱ねつを吸収きゅうしゅうしてくれます。

すいかの皮かわ湿布しっぷ

すいかの皮かわの白しろい部分ぶぶんを、おでこに貼はると熱ねつを吸収きゅうしゅうしてくれます。

青菜あおな湿布しっぷ

キャベツなどの青菜あおなを、おでこに貼はると熱ねつを吸収きゅうしゅうしてくれます。

きゅうり湿布しっぷ

きゅうりの輪切わぎりを、おでこに貼はると熱ねつを吸収きゅうしゅうしてくれます。

大根だいこんの葉は枕まくら

大根だいこんの葉はを、後頭部こうとうぶにあてて寝ねると熱ねつを吸収きゅうしゅうしてくれます。

青菜あおなの葉は枕まくら

キャベツなどの青菜あおなを、後頭部こうとうぶにあてて寝ねると熱ねつを吸収きゅうしゅうしてくれます。

れんこん汁じる

れんこんをすりつぶして、こした液えきを飲のむと効ききます。

大根だいこんの茶ちゃ

大根だいこんおろしを30ｇにおろししょうが10ｇとしょうゆを大おおさじ１杯はいを湯ゆのみに入いれ、熱あつい番茶ばんちゃを注そそいで飲のむと効ききます。

せき・たん

しょうが湿布しっぷ

しょうがをすりおろし、手てぬぐいなどに包つつみ染しみこませ、のどに貼はると効ききます。

梨なしの黒焼くろやき

梨なしをスライスしたものを、弱火よわびで黒くろこげになるまで焼やき、すりおろした汁しるを飲のむと効ききます。

陳ひね皮がわ茶ちゃ

みかんの皮かわを天てん日干ひぼしにし、乾燥かんそうしたものを粉末ふんまつ状じょうにすりつぶした陳ひね皮がわをお茶ちゃに加くわえて飲のむと効ききます。

アロエ湯ゆ

生なまのまますりおろしたアロエ大おおさじ１杯はいと、はちみつ大おおさじ１杯はいを湯ゆのみに入いれ、白湯さゆを注そそいで飲のむと効ききます。

かりん湯ゆ

かりんの絞しぼり汁じる大おおさじ１杯はいと、はちみつを大おおさじ１杯はいを湯呑ゆのみにいれ、白湯さゆを注そそいで飲のむと効ききます。

黒豆くろまめ汁じる

黒豆くろまめ20ｇと砂糖さとう大おおさじ1杯はいを180ｃｃの水みずから煎せんじ、お湯ゆの量りょうが半分はんぶんになったところで火ひを止とめ、冷ひえましたものを飲のむと効ききます。

ふきと黒豆くろまめの煮物にもの

ふきと黒豆くろまめを一緒いっしょに料理りょうりした煮物にものを食たべると効ききます。

オオバコ汁じる

オオバコ5ｇを180ｃｃの水みずから煎せんじ、お湯ゆの量りょうが半分はんぶんになったところで火ひを止とめ、冷ひえましたものを飲のむと効ききます。

れんこん節ぶしの湯ゆ

れんこんの節ふしの部分ぶぶんをすりおろしたものと、おろししょうがと砂糖さとうを少々しょうしょう湯ゆのみに入いれ、白湯さゆを注そそいで飲のむと効ききます。

大根だいこんあめ

大根だいこんのおろし汁じるに水みずあめを加くわえたものを飲のむと効ききます。

かぶのおろし汁じる

かぶのおろし汁じるを、杯はいに２杯はい分ぶんほど飲のむと効ききます。

あんずの種たね

あんずの種たね10ｇをつぶし、180ｃｃの水みずから煎せんじ、お湯ゆの量りょうが半分はんぶんになったところで火ひを止とめ、冷ひえましたものでうがいをすると効ききます。