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北海道「宇宙港」、全長1300mに–300m延伸、スペースプレーンなどにも対応 - UchuBiz

北海道「宇宙港」、全長1300mに--300m延伸、スペースプレーンなどにも対応

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北海道ほっかいどう宇宙うちゅうこう」、全長ぜんちょう1300mに–300m延伸えんしん、スペースプレーンなどにも対応たいおう

2024.06.25 15:30

UchuBizスタッフ

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 宇宙うちゅうこう北海道ほっかいどうスペースエアポート」(HOkkaido SpacePOrt:HOSPO)を運営うんえいする北海道ほっかいどう大樹たいきまちSPACE COTAN北海道ほっかいどう大樹たいきまち)は6がつ25にち、HOSPOの滑走かっそう延伸えんしん工事こうじ完了かんりょうしたことを発表はっぴょうした。全長ぜんちょうは1300m、従来じゅうらいの1000mからひがしに50m、西にしに250mの合計ごうけい300m延伸えんしんした。

 滑走かっそう延伸えんしんしたことで従来じゅうらいよりも規模きぼおおきい実験じっけん機体きたいれが可能かのうになるという。無人むじん航空機こうくうき宇宙うちゅう往還おうかんスペースプレーン)、そらぶクルマなどの研究けんきゅう開発かいはつ活発かっぱつするなかでHOSPOでも関連かんれんする実験じっけん利用りよう希望きぼうせられており、ニーズの多様たようこたえられるようになるという。

 HOSPOの1000m滑走かっそうは、きゅう宇宙開発事業団うちゅうかいはつじぎょうだん(NASDA、げんJAXA)ときゅう航空こうくう宇宙うちゅう技術ぎじゅつ研究所けんきゅうじょ(NAL、げんJAXA)が当時とうじ研究けんきゅう開発かいはつしていた日本にっぽんばんスペースシャトル「HOPE」の実験じっけん誘致ゆうち目指めざして大樹たいきまちが1995ねん建設けんせつした。

 1998ねん舗装ほそうされ、これまでに航空こうくう宇宙うちゅう関連かんれん実験じっけんやイベント、スカイスポーツなどで幅広はばひろ利用りようされていると説明せつめい。2023年度ねんどけい43の企業きぎょう団体だんたい利用りよう利用りよう日数にっすうは195にち無人むじん航空機こうくうきやヘリコプターを使つかった実験じっけん訓練くんれんのほかにロケットエンジンの燃焼ねんしょう試験しけん小型こがたロケットのげにも使つかわれている。

延伸工事が完了した滑走路(出典:大樹町、SPACE COTAN)
延伸えんしん工事こうじ完了かんりょうした滑走かっそう出典しゅってん大樹たいきまち、SPACE COTAN)

 HOSPOは、水平すいへい垂直すいちょく両方りょうほうげに対応たいおうする国内こくない唯一ゆいいつふくごうがた宇宙うちゅうみなと説明せつめい滑走かっそう延伸えんしん工事こうじ並行へいこうして、あたらしい人工じんこう衛星えいせいロケット射場しゃじょう「Launch Complex-1(LC-1)」の建設けんせつすすめている。完成かんせいはインターステラテクノロジズなどの民間みんかん企業きぎょうによるげが予定よていされている。

 建設けんせつ財源ざいげんは、政府せいふの「デジタル田園でんえん都市とし国家こっか構想こうそう交付こうふきん」と企業きぎょうばんふるさと納税のうぜいによる寄附きふきん寄付きふ総額そうがく当初とうしょ目標もくひょうせまる11おくえんとなったが、資材しざい価格かかく高騰こうとうそう事業じぎょうふくらんだことから現在げんざい継続けいぞくして寄付きふつのっている。HOSPOはアジアでの宇宙うちゅうビジネスのハブとなることを目指めざし、こう頻度ひんど多様たようげに対応たいおうするため、あたらしい射場しゃじょう「Launch Complex-2(LC-2)」と高速こうそく2地点ちてんあいだ輸送ゆそう(P2P輸送ゆそうようの3000m滑走かっそう計画けいかくしている。

HOSPO開発計画(出典:大樹町、SPACE COTAN)
HOSPO開発かいはつ計画けいかく出典しゅってん大樹たいきまち、SPACE COTAN)

関連かんれん情報じょうほう
HOSPOプレスリリース

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