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ispace米まい法人ほうじん、社内しゃないに管制かんせい室しつを開設かいせつ–12月がつにも打うち上あげのミッション2を支援しえん

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　ispace（東京とうきょう都と中央ちゅうおう区く）の米べい法人ほうじんispace technologies U.S.（ispace US）が米べいコロラド州しゅうデンバーの本社ほんしゃに管制かんせい室しつとなるサミット・ミッション・コントロール・センター（サミットMCC）を開設かいせつした。ispaceが9月25日にちに発表はっぴょうした。

　ispaceは民間みんかん月がつ探査たんさプログラム「HAKUTO-R」を進すすめている。日本にっぽん本社ほんしゃが単独たんどくで進すすめているHAKUTO-Rのミッション2は最短さいたんで12月にも打うち上あげられる予定よてい（着陸ちゃくりく船せんは「RESILIENCE」、RESILIENCEで輸送ゆそうされる小型こがた探査たんさ車しゃ「TENACIOUS」は欧州おうしゅう法人ほうじんが開発かいはつ、RESILIENCEフォトレポート）。

　サミットMCCは、HAKUTO-Rのミッション3をはじめとするispace USが今後こんご実施じっしするミッションで宇宙うちゅう機きや顧客こきゃく企業きぎょうから委託いたくされた貨物かもつ（ペイロード）とのテレメトリ通信つうしんの地上ちじょうの中枢ちゅうすう設備せつびとして使用しようする。

　サミットMCCに足あしを踏ふみ入いれると、これまでのispaceの月つき探査たんさへの挑戦ちょうせんの歴史れきしが記しるされており、進行しんこう中ちゅうの月面げつめんミッションを管制かんせいするオペレーションルームに続つづく。ミッションデータをチーム全体ぜんたいに共有きょうゆう可能かのうなオペレーター用ようコンソールと大型おおがたモニターが設置せっちされている。宇宙うちゅう空間くうかんをイメージしたような室内しつないには、ミッションの目的もくてき地ちである月つきの光ひかりのような、柔やわらかな照明しょうめいがオペレーターを真上まうえから照てらしているという。

　2つめのオペレーションルームは、打うち上あげ前まえのほかにミッション中ちゅうのシミュレーションやリハーサルを実施じっしする、ペイロードのオペレーターや顧客こきゃく企業きぎょうのために活用かつようされる。

　サミットMCCは、ispaceがミッション1での経験けいけんや間近まぢかに迫せまるミッション2の準備じゅんびの中なかから得えたさまざまな学まなびを生いかして構成こうせいされているという。ispace USのミッションを運用うんようするオペレーションチームは、実際じっさいにミッション1の運行うんこうを支援しえんしたが、ミッション2でも同様どうように支援しえんする予定よていと説明せつめい。実際じっさいの経験けいけんに基もとづいた設計せっけいがミッション3に向むけたオペレーショントレーニングにも生いかされるとしている。

　ミッション3では、ispace USが米べいCharles Stark Draper Laboratory（Draper、米べいマサチューセッツ州しゅう）を代表だいひょうにした企業きぎょうグループ「Team Draper」に参加さんかし、Team Draperの一員いちいんとしてispaceが着陸ちゃくりく船せん（ランダー）の設計せっけいと製造せいぞう、ミッション全体ぜんたいの運用うんようなどを担当たんとうする。

　Draperは、観測かんそく装置そうちなどの貨物かもつ（ペイロード）などの月つきまでの輸送ゆそうを米べい航空こうくう宇宙うちゅう局きょく（NASA）が民間みんかん企業きぎょうに委託いたくする「商業しょうぎょう月面げつめん輸送ゆそうサービス（CLPS）」をNASAと契約けいやく。Team Draperは、CLPSのタスクオーダー「CP-12」を担になう（CP-12で月つきに運はこばれる装置そうちはすでに決きまっている）。

　CP-12としてTeam Draperは月つき着陸ちゃくりくミッション「APEX 1.0」を進すすめ、ispaceはAPEX 1.0用ようとしてランダーを設計せっけい、製造せいぞうする。APEX 1.0はSpace Exploration Technologies（SpaceX）のロケット「Falcon 9」で打うち上あげられる。打うち上あげは2026年ねんを予定よていしている。

　APEX 1.0では、観測かんそく機器ききなどの複数ふくすうの科学かがく的てきペイロードを、月つきの裏側うらがわ、南極なんきょく付近ふきんに位置いちする「Schrödinger Basin（シュレーディンガー盆地ぼんち）」に輸送ゆそうする計画けいかく。ispace USは米べい政府せいふや民間みんかん企業きぎょうのペイロードの輸送ゆそうと運用うんようを担当たんとうする。

　ランダーは宇宙うちゅう空間くうかんを航行こうこう中ちゅう、直接ちょくせつ地球ちきゅうと通信つうしんできるが、月つきとの通信つうしんを確立かくりつさせるため、ispace USは月つき軌道きどう上じょうに2基きのリレー衛星えいせいを展開てんかいする予定よてい。

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ispaceプレスリリース