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NASA、宇宙望遠鏡でX線と遠赤外線を選定–26年に絞り込み、費用は10億ドルまで - UchuBiz

NASA、宇宙望遠鏡でX線と遠赤外線を選定--26年に絞り込み、費用は10億ドルまで

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NASA、宇宙うちゅう望遠鏡ぼうえんきょうでXせんとお赤外線せきがいせん選定せんてい–26ねんしぼみ、費用ひようは10おくドルまで

2024.10.09 07:22

塚本つかもと直樹なおき田中たなか好伸よしのぶ編集へんしゅう

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 べい航空こうくう宇宙うちゅうきょく(NASA)は米国べいこく時間じかん10がつ3にち、「Probe Explorers」とぶ、あたらしい宇宙うちゅう探査たんさミッションの一部いちぶとして宇宙うちゅう望遠鏡ぼうえんきょうの2つの提案ていあん選定せんていした。えらばれたのは、Xせんによる「AXIS」とどお赤外線せきがいせんによる「PRIMA」。

 AXIS(Advanced X-ray Imaging Satellite)は、ひろ視野しやたか空間くうかん解像度かいぞうどつXせん撮像さつぞう観測かんそく装置そうち宇宙うちゅうかべて、ちょうだい質量しつりょうのブラックホールや銀河ぎんがのガスとちりながれを調査ちょうさする。地上ちじょうでのXせん天文台てんもんだい成果せいかもとづいてXせん撮像さつぞうでのあたらしい能力のうりょく獲得かくとくできるという。

 PRIMA(PRobe far-Infrared Mission for Astrophysics)は、とお赤外線せきがいせん画像がぞう分光ぶんこうほう最適さいてきされた1.8メートルきゅう望遠鏡ぼうえんきょう惑星わくせい形成けいせい過程かてい銀河ぎんが超大ちょうだい質量しつりょうブラックホールの進化しんか銀河ぎんがじゅう元素げんそほしあいだちり形成けいせい調しらべる。現在げんざい稼働かどうちゅうのジェイムズ・ウェッブ宇宙うちゅう望遠鏡ぼうえんきょう(JWST)のような既存きそん赤外線せきがいせん観測かんそく装置そうち電波でんぱ望遠鏡ぼうえんきょうのギャップをめるものになるという。

 かく提案ていあんには1年間ねんかん研究けんきゅうとして500まんドル(やく7おく4000まんえん)が支給しきゅうされる。NASAは2026ねんに2つの提案ていあんのうち1つを選定せんていして開発かいはつし、2032ねんげる予定よていだ。ミッション費用ひようは10おくドルが上限じょうげん。どちらも、べい学術がくじゅつ機関きかんである全米ぜんべい科学かがく工学こうがく医学いがくアカデミーによる天文学てんもんがく天体てんたい物理ぶつりがくでの10ねん計画けいかく「Astro2020」がげている主要しゅようなトピックに対応たいおうしている。

 現在げんざい稼働かどうしている宇宙うちゅう望遠鏡ぼうえんきょうはハッブル(Hubble Space Telescope:HST)やジェイムズ・ウェッブ(James Webb Space Telescope:JWST)が有名ゆうめい。ナンシー・グレース・ローマン(Nancy Grace Roman Space Telescope:NGRST)が2020年代ねんだいなかばのげが予定よていされている。そのつぎ「Habitable Worlds Observatory(HWO)」がひかえている

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