「脱獄だつごく」の成功せいこう以来いらいハッカー御用達ごようたしの自作じさくソフト用ようプラットフォームとなっているiPhone (iPod touch)に、また有望ゆうぼうなハックが登場とうじょうしました。"Video Recorder"はその名なのとおりiPhoneのカメラで動画どうがを撮影さつえいするもの(続つづきにデモ動画どうがを掲載けいさい)。今いまのところコンセプト実証じっしょう段階だんかいのため「約やく15フレーム / 秒びょうで 5秒間びょうかん」撮影さつえい可能かのうとなっていますが、45fps程度ていどまではいける(はず)とのこと。そもそも純正じゅんせいで動画どうがも撮とれない理由りゆうがよく分わかりませんが、非ひ純正じゅんせいアプリを締しめ出だすためにアップデートを促うながすご褒美ほうびとしてとってあるのかもしれません。

AMD CrossFireの次つぎはNVIDIA SLIの話題わだい。NVIDIAはマルチGPU技術ぎじゅつSLIでグラフィックカード三さん枚まい差さしをサポートする3-way SLIを正式せいしきに発表はっぴょうしました。従来じゅうらいのSLIでは2枚まい差さしのGPU x2、あるいはデュアルGPUカード x2のクアッドSLIに対応たいおうしていましたが、3-wayでは一般いっぱんユーザーが(なにが一般いっぱんかはさておき) 対応たいおうカードを3枚まい協調きょうちょうで動うごかせるようになります。3-way時じの想定そうていパフォーマンスはシングル時じの約やく2.8倍ばい。

ただしSLI用ようポートがカード上じょうに2つないと接続せつぞくできないため、現行げんこうのカードで対応たいおうしているのはGeForce 8800GTXまたは8800Ultraになります。対応たいおうするマザーボードはnForce 680 SLI。また同どうカードを3枚まい同時どうじに動うごかせるPSUも必要ひつようになります。すべてのハードルを超こえればグラフィックメモリが計けい2GB超ちょう、ストリームプロセッサ計けい384基き、フィルレートで110ギガテクセル / 秒びょう以上いじょうというお化ばけグラフィックマシンが実現じつげんすることに。「マシンパワーこそ正義まさよし」という世界せかい観かんをお持もちの方ほうは道中どうちゅうお気きを付つけて高たかみを目指めざしてください。

PC Perspectiveにて、AMD / ATIの新しんマルチGPU技術ぎじゅつHybrid CrossFireのリポートが掲載けいさいされています。AMDのCrossFire は複数ふくすうのグラフィックカードを協調きょうちょう動作どうささせて高たかいパフォーマンスを得えるものでしたが、ハイブリッドCrossFireはチップセット内蔵ないぞうの統合とうごう型がたGPU(IGP)と外そと付づけのグラフィックカードを組くみあわせる技術ぎじゅつ。(NVIDIA版ばんはそのまま"Hybrid SLI")。

AMDがデモした環境かんきょうはマザーボード側がわがRS780チップセット(R600ベースのDX10対応たいおうGPUをノースブリッジに統合とうごう、AMD690Gチップセットより「約やく4倍ばい速はやい」)、外そと付づけ側がわが未み発表はっぴょうのHD Radeon 3450 (RV620ベース、256MBメモリ。)。CPUには2.2GHz Phenon、OSはVistaの32bit版ばんという構成こうせい。

この状態じょうたいでCall of Duty 4やUnreal Tournament 3といったゲームをプレイしたところ、チップセット内蔵ないぞうGPUのみでは30 - 35 fps程度ていどがハイブリッドCrossFire有効ゆうこうで55fps程度ていどに伸のびるという結果けっかになっています。(劇的げきてきに向上こうじょうしていないのは、外そと付づけ側がわがもともとマザーボード側がわと同どうクラスで市価しか$50程度ていどのGPUだから)。

ただし制限せいげんもあり、AMDによればハイブリッド状態じょうたいでのパフォーマンスは「遅おそい方ほうの約やく2倍ばい」に合あわせられるとのこと。片方かたがただけが速はやくても協調きょうちょうはできないらしく、IGPの1.8倍ばいよりも速はやいカードを買かった場合ばあいはパフォーマンス的てきにハイブリッドCrossFireにする意味いみがないことになります。

メインのPCをCrossFireやSLI構成こうせいにしているハイエンドPCゲーマーが更さらなる高たかみを目指めざす技術ぎじゅつというよりは、IGPだけのマシンに同どうクラスの安価あんかなGPUを加くわえるだけで約やく2倍ばいまでいけるというセカンドマシン向むけ・無駄むだなく使つかえる技術ぎじゅつといえそうです。また最後さいごに触ふれられている将来しょうらいのCrossFire技術ぎじゅつでは、ディスクリートGPUの出力しゅつりょくをパススルーしてマザーボード側がわ(IGP側がわ)のDVIポートから出力しゅつりょくする機能きのうについても触ふれられています。つまり性能せいのうが必要ひつようないときはディスクリートGPU側がわを完全かんぜんにオフにすることが可能かのう。こちらも注目ちゅうもくです。

「中国ちゅうごく製せいニセWii」とはもう言いわせない！ためか、大人気だいにんきの威力いりょく棒ぼう Vii にさっそく新型しんがたが登場とうじょうしたようです。メーカーはKensington、广州京きょう仕つかまつ敦あつし科技かぎ有限ゆうげん公司こうし。本体ほんたいは横よこ置おきになり、Viiリモコン Viiコントローラもなんとなくエルゴノミックな曲線きょくせんデザインになっています。さらにWiiに先さきがけてピンク・ブルーのカラーバリエーション展開てんかいも実現じつげん(画像がぞうは「続つづきを読よむ」に掲載けいさい)。

いわゆる次世代じせだい機きとしてのVii 2にあたる製品せいひんなのかファミコン / ニューファミコンのようなバリエーションモデルなのかは不明ふめいですが(さすがにViiのニセモノという説せつは考かんがえたくない)、あからさまにWiiインスパイヤだった本体ほんたいが「オリジナル」デザインになったのは劇的げきてきな進歩しんぽといえそうです(でもどことなくNES(海外かいがい版ばんファミコン)風ふう)。本体ほんたい「威力いりょく棒ぼう」ロゴ手前てまえのボタンは片方かたがたが「RESET」、もう片方かたがたが......「PORWER」？

任天堂にんてんどうのWii開発かいはつ陣じんが岩田いわた社長しゃちょうの宣言せんげんした「DVDケース2～3枚まい分ぶん」を実現じつげんするため努力どりょくを重かさねたのは有名ゆうめいですが、威力いりょく棒ぼう Viiの自由じゆうな筐体きょうたいデザインを実現じつげんする(公然こうぜんの)秘密ひみつは続つづきに掲載けいさいしたVii 分解ぶんかいビデオをどうぞ。Engadget Chineseスタッフと一緒いっしょに驚愕きょうがくと爆笑ばくしょうの瞬間しゅんかんを体験たいけんしてください。

EUとマイクロソフトといえば長年ながねんに渡わたって抗こう争そうを繰くり広ひろげてきた宿敵しゅくてき同士どうしとして知しられていますが、今度こんどはブラウザのOpera社しゃがマイクロソフトの独占どくせん行為こういを止とめさせるよう欧州おうしゅうの独占どくせん禁止きんし当局とうきょくに訴うったえています。内容ないようはもちろんWindowsとインターネットエクスプローラに関かんするもの。

Operaのプレスリリースによれば、同社どうしゃの訴うったえは： 1. マイクロソフトはWindows OSでの支配しはい的てき立場たちばを利用りようして消費しょうひ者しゃのブラウザ選択せんたくの自由じゆうを不当ふとうに奪うばっており、2. また支配しはい的てきなIEにおいてオープンなウェブ標準ひょうじゅんを守まもらないことで他社たしゃとの相互そうご運用うんよう性せいを阻害そがいしている。という内容ないよう。これを解決かいけつするため、a. WindowsとIEのバンドル中止ちゅうしまたは「代替だいたい」ブラウザをデスクトップに配置はいちすること、b. およびウェブ標準ひょうじゅんの順守じゅんしゅを命めいじるよう当局とうきょくに求もとめています。

OperaのテッツナーCEOによるコメントは「われわれは、独占どくせん企業きぎょうがユーザーに代かわって選択せんたくをすることにうんざりしたすべての消費しょうひ者しゃを代表だいひょうしてこの訴うったえを提出ていしゅつしています」。Windows Media Playerの例れいのようにアンバンドル命令めいれいが下くだされるかはともかく、「ウェブ標準ひょうじゅんを順守じゅんしゅする命令めいれい」の具体ぐたい的てき内容ないようはなかなか紛糾ふんきゅうを呼よびそうです。

マイクロソフトは各社かくしゃのポータブルプレーヤなどに付加ふかしていた互換ごかん性せいの証あかし「PlaysForSure」ロゴプログラムを廃止はいし、今後こんごは「Certified For Windows Vista」ロゴに収斂しゅうれんさせるとのこと。PlaysForSureは対応たいおうするWindows Media DRMのバージョンや転送てんそうプロトコルなどで一定いっていの基準きじゅんを満みたした機器ききあるいはサービスに対たいして与あたえられてきたロゴマーク。例たとえば日本にっぽん国外こくがいでは「OEPN！」戦略せんりゃくに転進てんしんしたソニー ウォークマンにもこのロゴが付つけられています。

おなじロゴがついていればどの会社かいしゃのプレーヤーとどの会社かいしゃのオンラインストアの組合くみあわせでも使つかえる(はず)というものでしたが、実際じっさいには多数たすうの企業きぎょうがライセンスを取得しゅとくする「開ひらかれた」DRM規格きかくに基もとづいているためか必かならずしも安心あんしん確実かくじつとはいえず「PlaysMaybe」と揶揄やゆされたり、マイクロソフト自身じしんが販売はんばいするZuneは非ひ対応たいおうだったりと微妙びみょうな扱あつかいを受うけていた経緯けいいがあります。

一方いっぽうのCertified For Windows Vistaといえばより広ひろくVistaとの互換ごかん性せいや「プレミアムVistaエクスペリエンス」を保証ほしょうするもので、DRMやメディア再生さいせいと直接ちょくせつ関係かんけいのないソフトウェアやキーボード、ルーターといった機器ききにまで貼はられているのはご存ぞんじのとおり。前述ぜんじゅつのZuneももちろんCertified For Windows Vista機器ききですが、従来じゅうらい「PlaysForSure」のついていたサードパーティーの定額ていがく制せい音楽おんがくサービスではやっぱり使つかえません。

この変更へんこうを伝つたえるmicrosoft.comのページに大おおきく書かかれているのは「PlaysForSure is growing up!」。成長せいちょう期きに混乱こんらんはつきもののようです。

Razerの復刻ふっこく版ばんゲーマーマウスBoomslang Collector's Edition 2007がようやく発売はつばいとなりました。BoomslangはRazerが前ぜん世紀せいき末まつに販売はんばいしていた「オリジナル」毒蛇どくへび ゲーマーマウス。最新さいしん技術ぎじゅつで復刻ふっこくされた2007年版ねんばんは今年ことしの六ろく月がつごろに予告よこくされていましたが、なんとか年内ねんないに間まに合あったようです。

新しんBoomslangの仕様しようは最大さいだい1800dipでオンザフライ調節ちょうせつの可能かのうな Razer Precision 3G IRセンサー、1000MHz ポーリング / 1msレスポンス、32KBオンボードメモリ、「Hyperesponse」ボタン x5、テフロン製せいの足あしにチタニウムフィニッシュの本体ほんたいなど。「コレクターズエディション」の名なのとおり世界せかいで1万まん台だい限定げんてい、価格かかくは$99.99。Razer オンラインストアでは今いまのところ在庫ざいこ切きれ、12月27日にちに再さい入荷にゅうかの予定よてい。

グリーンピースがエレクトロニクス企業きぎょうの環境かんきょうへの取とり組くみを独自どくじ指標しひょうで採点さいてんする「Guide to Greener Electronics」で0点てんを付つけられた任天堂にんてんどうがステートメントを発表はっぴょうしています。GameDailyの照会しょうかいにNintendo of Americaの広報こうほうが回答かいとうしたもので、内容ないようは「グリーンピースのリポートには驚おどろいた。環境かんきょうへはグループ全社ぜんしゃで真摯しんしに取とり組くんでいます」。

もともとグリーンピースの指標しひょうは絶対ぜったい的てきな環境かんきょう負荷ふかを測はかったわけではなく、製造せいぞう・流通りゅうつう・廃棄はいき・リサイクルの過程かていにおける環境かんきょうへの取とり組くみを(グリーンピースに分わかるようなやり方かたで)「開示かいじしているか」を採点さいてんするものでしたが、NOAのコメントは「任天堂にんてんどうは有害ゆうがい物質ぶっしつの仕様しようやリサイクルに関かんするすべての規制きせいの順守じゅんしゅに大おおきな注意ちゅういを払はらっています」。

具体ぐたい的てきにはコンポーネントの納入のうにゅう業者ぎょうしゃに対たいしても有害ゆうがい化学かがく物質ぶっしつの不ふ使用しようを要求ようきゅうするグリーン調達ちょうたつ基準きじゅんを設もうけるなど。一方いっぽう、グリーンピースの唯一ゆいいつの参照さんしょう先さきとおぼしきnintendo.com Company FAQs：「環境かんきょうについて」部分ぶぶんは今いまのところ従来じゅうらいと変かわらず、「マニュアルはすべて再生さいせい紙しを使用しようしています」「任天堂にんてんどう製品せいひんの部品ぶひんや製造せいぞう過程かていにおいて、いかなる規制きせい物質ぶっしつ(たとえば鉛なまり、水銀すいぎん)も使用しようしないことを製造せいぞう業者ぎょうしゃに義務ぎむづけています」といった表現ひょうげんのまま。

「デル Latitude XTタブレットはマルチタッチ「対応たいおう」、ドライバは後日ごじつ」の続報ぞくほう。ハードウェアとしては「Surface」やiPhone / iPod touchのようなマルチタッチに対応たいおうするもののソフトウェアは後日ごじつ改あらためて、というのがデルの回答かいとうでしたが、マイクロソフトでタブレットPC技術ぎじゅつを開発かいはつするHilton Locke氏しはmsdnの公式こうしきBlog「TabBlogger」で次世代じせだいWindowsとマルチタッチ技術ぎじゅつについてコメントしています。

いわく、「iPhoneの" タッチ機能きのう "で感心かんしんしたなら、Windows 7の(マルチタッチ)機能きのうにはぶっ飛とぶ(blown away)ことだろう」。ただ、Vistaのさらに先さきに登場とうじょうする次世代じせだいクライアントWindowsである「7」の話はなしだけに具体ぐたい的てきな情報じょうほうは非公開ひこうかいのまま。結むすびは「あとはWindows Touch Technologyが売うり上あげに貢献こうけんすることをもっと多数たすうのOEMに納得なっとくしてもらえるとよいのだが」。

[Via News.com]

NykoからPS3コントローラ充電じゅうでんステーションの新しん製品せいひんCharge Base 2が発表はっぴょうされています。プレイステーション3の発売はつばいからまもなく登場とうじょうした初代しょだいCharge Baseは4つまでのSIXAXIS / DualShock 3を充電じゅうでんできましたが、新しん製品せいひんの2はやや小型こがたになって同時どうじに2台だいまで接続せつぞく可能かのう。

PS3コントローラの充電じゅうでんクレードル製品せいひんで問題もんだいとなる「USBコネクタ(mini-B)が小ちいさくて位置いちあわせが難むずかしい」に対たいしては、コントローラ側がわにまずアダプタ(写真しゃしん右みぎ下か)を取とり付つけ、巨大きょだいな四角しかくいポートに変換へんかんすることで解決かいけつしています。

同種どうしゅの製品せいひんとしてはペリカンのCharging Station for PS3がコントローラを引ひき立たてるディスプレイスタンド的てきな優美ゆうびさでしたが、外見がいけんはあまり気きにしない、「秘密ひみつ基地きちを作つくろう」的てきなひどいランプが気きに入いったという方ほうにはこちらも良よさそうです。予価よかは$30。北米ほくべいでは来週らいしゅうから発売はつばい。