舊きゅう五ご代だい史し 　　　　　　　　　校こう對たい中なか

《舊きゅう五ご代だい史し》，北きた宋そう薛居正せい等とう撰せん。原名げんめい《梁りょう唐から晉すすむ漢かん周しゅう書しょ》，概がい稱しょう《五ご代だい史し》。宋そう太ふとし祖そ開ひらき寶たから六ろく年ねん（973年ねん）四よん月がつ詔みことのり修おさむ，至いたり翌年よくねん閏うるう十じゅう月がつ成なり書しょ。後こう因よし歐おう陽ひ修おさむ《新しん五ご代だい史し》，冠かんむり以「舊きゅう」史し。記載きさい後ご梁はり開平かいへい元年がんねん（907年ねん）至いたり周世すせ宗むね顯德けんとく七なな年ねん（960年ねん）北きた宋そう滅後めつご周しゅう。共とも150卷かん，本紀ほんぎ61卷かん，列傳れつでん77卷かん，志こころざし12卷かん，以五ご代だい斷だん代だい為ため書しょ。有ゆう《梁はり書しょ》24卷かん，《唐とう書しょ》50卷かん，《晉すすむ書しょ》24卷かん，《漢書かんしょ》11卷かん，《周しゅう書しょ》22卷かん，志こころざし12卷かん。

自じ《新しん五ご代だい史し》問とい世よ，《舊きゅう五ご代だい史し》漸やや湮失，但ただし《新しん五ご代だい史し》存在そんざい不ふ少しょう問題もんだい，就整體せいたい而論，《新しん五ご代だい史し》的てき史料しりょう價か值比《舊きゅう五ご代だい史し》要略ようりゃく遜へりくだ一籌いっちゅう，這是歐おう陽ひ修おさむ在ざい刪繁就簡時じ，將はた不ふ少しょう具體ぐたい資料しりょう也一併削去さ。至いたり清朝せいちょう邵晉涵等人じん從したがえ《永樂えいらく大典たいてん》重じゅう輯，但ただし已やめ非ひ舊きゅう貌。現存げんそん古こ籍せき中ちゅう，引有《舊きゅう五ご代だい史し》者しゃ還かえ有ゆう《冊さつ府ふ元もと龜かめ》、《太平たいへい御覽ごらん》、《新しん五ご代だい史し注ちゅう》、《資し治ち通どおり鑒考異こと》、《資し治ち通どおり鑒注》、《容齋ようさい隨筆ずいひつ》、《廣こう卓たく異こと記き》、《通つう歷れき》、《類るい要よう》、《方ほう輿こし勝しょう覽らん》、《錦にしき繡萬花谷はなたに》、《職しょく官かん分ぶん紀き》、《折おり獄ごく龜かめ鑒》、《古今ここん姓氏せいし書しょ辯べん証しょう》、《玉たま海かい》、《能のう改あらため齋とき漫錄》、《大事だいじ記き續編ぞくへん》、《天てん中ちゅう記き》等とう三さん十じゅう多種たしゅ書しょ。保存ほぞん五ご代だい文獻ぶんけん的てき兩りょう大だい功臣こうしん，還かえ是ぜ要よう算さん《永樂えいらく大典たいてん》和かず《冊さつ府ふ元もと龜かめ》。乾いぬい隆たかし四よん十じゅう年ねん（1775年ねん），定てい為ため正史せいし。

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