「真昼の花」 角田光代![真昼の花](https://web.archive.org/web/20141023084041im_/http://kbb.up.n.seesaa.net/kbb/image/BFBFC3EBA4CEB2D6.jpg?d=a1)
こんばんは。やっと
転職活動が
一段落しました。っていっても
応募していた
企業ほとんどから
残念ですがって
連絡がきただけなんですけどね。あと
一社だけ
連絡が
来ていないところがあるので、それに
賭けてみようかしらなんて
思っています。
人に
審査されるのに
疲れちゃってもう
仕事なんかしないで
全てを
投げ
捨てて
海外に
高飛びしたいなんて
思うんですけど、それもできないのが
辛いところです。
さて、
角田光代「
真昼の
花」です。
表題作と"
地上八階の
海"が
収録されています。
表題作ですが、バックパックをしょってアジア
各国を
放浪している
兄のあと
追うように
同じように
日本を
飛び
出したフリーターの
女の
子が
主人公です。
ある
島にいったら
闇両替に
騙されて
手持ちの
現金をほとんど
奪われてしまう。
日本企業の
前で
物乞いをするようにまでなる
私。
帰る
気もなく、
進む
気もない。
移動と
言う
名のモラトリアムがいつまでも
終わらない。
そんなお
話です。その
国で
出会った
男と
安宿をシェアしたり、
日本企業が
開発を
中止したビルの
中に
大勢の
現地の
人とともにすむ
日本人と
出会い
彼女はいろんなことを
考える。しかし
彼女を
変えるものはなにもない。
移動を
目的にしている
彼女とそこに
住むことを
目的にしている
日本人との
間の
会話が
興味深かった。
会話というか、
彼女の
言葉というよりも、
彼の
言葉にガツンとやられたのですけどね。
帰らないというよりも、モラトリアムも伸ばしすぎて現実へ帰れないだけなんじゃないかな。(中略)どんなに長くいたって旅は旅だ、生活じゃない。生活じゃない部分で生活の真似事ができるから魅力的なわけでしょう。(中略)人が本当に何かを得たり、見たり、あるいはわかったりするのは、生活に密着した場所でしょう
高校の
頃に
沢木耕太郎の「深夜特急」![](https://web.archive.org/web/20141023084041im_/http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=drintearandme-22&l=ur2&o=9)
を
読んで
旅にあこがれて、ヨーロッパにシベリア
鉄道で
入って
一周してなんて
計画して、それのためにいくら
必要だからといってアルバイトをはじめて、おかげで
高校を
辞める
羽目になって
社会のレールからすっぱりと
置いて
行かれた
僕ですけど、
未だにどっかいきたいなんて
思っていたんだなぁって
思い
知らされました。
さっさと
仕事を
見つけて
大きな
顔をしてみんなと
飲む
酒がおいしくなるようにしないといけませんね。なにもかも
投げ
捨ててどっかにいくのは、いつでもできることですものね。
他の方の書評を読む。
それはそれでいろいろ
あぁ、どうしよう。
こんばんは。
それはさておき、このブログも