イラク連続爆弾テロ、死者147人に
爆弾テロの発生直後にイラク司法省庁舎(中央)付近から立ち上る煙=ロイター
【カイロ支局】AP通信によると、イラクの首都バグダッド中心部の司法省庁舎前などで25日発生した連続爆弾テロは、26日までに死者が少なくとも147人、負傷者が721人に達した。
死者のうち、司法省職員は35人、市庁舎職員は25人以上に上った。
マリキ首相は25日夜、「政治的プロセスや選挙の妨害が狙いだ」と述べ、来年1月の国民議会選挙を妨げることを意図したテロとの見方を示した。
オバマ米大統領は25日、声明を発表し、テロについて「罪のない人々の殺害を目的とするだけの非道な行為だ」と非難した。
また、マリキ首相に電話し、今後もイラク政府への協力を続けていくことを約束した。
(2009年10月26日14時23分 読売新聞)