寂聴さん、故郷に活動拠点「ナルトサンガ」
「ナルトサンガ」の前で法話を行う瀬戸内さん=上田真央撮影
徳島市出身の作家、瀬戸内寂聴さん(87)が7日、徳島県鳴門市に「曼陀羅山 寂庵 ナルトサンガ」を開いた。
京都市にある自身の庵「曼陀羅山寂庵」の分院で、定期的に法話や写経の会を開いていくという。
寂聴さんが「故郷に活動拠点を」と、徳島市の近くにある鳴門市の民家と蔵を昨年夏に購入。庵として改装した。
「サンガ」は仏教用語で「道場」などを意味する。寂聴さんは開設記念の法話で、「先のことを考え過ぎず、今やりたいことを思い切ってしましょう」と集まった約1000人に語りかけた。
(2009年11月7日18時57分 読売新聞)