神奈川県横須賀市の無職、小林章浩さん(62)とみられる遺体が見つかった殺人事件で、遺体のあった小林さん方1階台所付近などから、東京都内で自殺したとみられる男性の指紋が検出されていたことが11日、県警への取材で分かった。県警浦賀署捜査本部は、この男性が事件に関与した疑いが強いとみて裏付けを進めている。
捜査関係者によると、男性の指紋は台所や居間などから複数見つかったという。県警が事情を聴くため、男性に連絡を取った直後の9日朝、東京都中央区の路上で遺体で見つかった。警視庁月島署は、近くのマンションから飛び降り自殺を図ったとみている。【吉住遊、中島和哉】