一般いっぱん的てきには　中古ちゅうこ物件ぶっけんのほうが、駅えきに近ちかく利便りべん性せいに優すぐれていたり、生活せいかつ施設しせつが充実じゅうじつして住環境じゅうかんきょうが良よいことが多おおい。ただし、最近さいきんでは駅えき周辺しゅうへんの再さい開発かいはつ・区画くかく整理せいりプロジェクトが活発かっぱつに進すすめられており、駅えき近ちかくですっきり整ととのったエリアに新築しんちくマンションなどが建たてられるケースも増ふえてきている。

マンションの場合ばあいは築ちく年数ねんすうが古ふるいほど専有せんゆう面積めんせきが狭せまくなりがち。例たとえば首都しゅと圏けんでは1980年代ねんだいには専有せんゆう面積めんせき50～60m²が多おおかったが、最近さいきんは70m²台だいが主流しゅりゅうという具合ぐあい。これに対たいして一戸建いっこだては、築ちく年数ねんすうではなく、土地とちの広ひろさと用途ようと地域ちいきなどによって広ひろさが決きまるため、新築しんちくと中古ちゅうこで建物たてもの面積めんせきが大おおきく変かわることはない。

新築しんちくマンションや新築しんちく一戸建いっこだての分譲ぶんじょう地ちでは、世代せだいの近ちかい家族かぞくがほぼ一斉いっせいに入居にゅうきょすることが多おおい。その結果けっか、子こどもはもちろん、親おやも友達ともだちをつくりやすく、安心あんしん感かんがある。一方いっぽう、中古ちゅうこは積極せっきょく的てきに新あらたな関係かんけいをつくる必要ひつようがあるが、マンションも一戸建いっこだても、隣となり近所きんじょにどんな人ひとが住すんでいるか、事前じぜんに把握はあくできる。

新築しんちくの場合ばあいは購入こうにゅうを決定けっていする次期じきによって大おおきく変かわってくる。早はやいタイミングでの申もうし込こみならオプション設備せつびやドア、壁紙かべがみのカラーなど、好このみに応おうじてセレクトするシステムがあることも多おおいが、完成かんせい後ごになると制約せいやくが多おおくなる。また、中古ちゅうこ一戸建いっこだてはリフォームなど自由じゆうにアレンジできるが、中古ちゅうこマンションは管理かんり規約きやくの範囲はんい内ないでリフォームすることになる。

マンションでも一戸建いっこだてでも、立地りっちや広ひろさでなど条件じょうけんが同おなじなら新築しんちくが高たかめに、中古ちゅうこが安やすめになるのが一般いっぱん的てき。築ちく年としが古ふるくなればなるほど、新築しんちくとの価格かかく差さが大おおきくなる。ただし、中古ちゅうこでもしっかり管理かんりされているようなら資産しさん価値かちが維持いじされ、新築しんちくとの価格かかく差さはそれほどなくなることも。また、中古ちゅうこを購入こうにゅうして抑おさえた分ぶんの予算よさんをリフォームにまわす手てもある。

購入こうにゅう時じの諸しょ費用ひようは新築しんちくが物件ぶっけん価格かかくの3％～5％が目安めやす、中古ちゅうこは5％～8％程度ていどといわれている。内訳うちわけは契約けいやく時じの印紙いんし代だいや登記とうき費用ひよう、ローン保証ほしょう料りょうなど。中古ちゅうこ物件ぶっけんについては、これに加くわえて、仲介ちゅうかい会社かいしゃに仲介ちゅうかい手数料てすうりょう（物件ぶっけん価格かかくの3％＋6万まん3000円えん）を支払しはらう必要ひつようがある。新築しんちく一戸建いっこだてでも売主うりぬし物件ぶっけんでなく仲介ちゅうかい物件ぶっけんだと、仲介ちゅうかい手数料てすうりょうがかかってくる。