連続れんぞく児童じどう殺害さつがいの畠山はたけやま鈴りん香が被告ひこく、上告じょうこく取とり下さげで無期むき懲役ちょうえきが確定かくてい

　秋田あきた県けん藤里ふじさと町まちの連続れんぞく児童じどう殺害さつがい事件じけんで殺人さつじんと死体したい遺棄いきの罪つみに問とわれ、１、２審しんで無期むき懲役ちょうえき判決はんけつを受うけ、上告じょうこくしていた無職むしょく、畠山はたけやま鈴りん香が被告ひこく（３６）が１８日にち、上告じょうこくを取とり下さげたことが分わかった。鈴すず香が被告ひこくの無期むき懲役ちょうえきが確定かくていした。

　仙台せんだい高検こうけんはすでに「憲法けんぽう違反いはん、判例はんれい違反いはんとも適法てきほうな上告じょうこく理由りゆうを見みいだせなかった」と上告じょうこくを断念だんねんしていた。検察けんさつ側がわは１、２審しんを通つうじて死刑しけいを求刑きゅうけい、弁護べんご側がわは有期ゆうき懲役ちょうえき刑けいを求もとめたが、２審しん仙台せんだい高裁こうさい秋田あきた支部しぶは今年ことし３月がつ、無期むき懲役ちょうえきとした１審しん秋田あきた地裁ちさい判決はんけつを支持しじ、検察けんさつ側がわと弁護べんご側がわ双方そうほうの公訴こうそを棄却ききゃくしていた。

　高裁こうさい判決はんけつによると、鈴すず香が被告ひこくは平成へいせい１８年ねん４月がつ９日にち、長女ちょうじょの彩香あやかちゃん＝当時とうじ（９）を橋はしの欄干らんかんから突つき落おとして殺害さつがい。同年どうねん５月がつ１７日にち、自宅じたくで近ちかくに住すむ米山よねやま豪つよし憲けん君くん＝当時とうじ（７）＝の首くびを腰こしひもで絞しめて殺害さつがい、遺体いたいを遺棄いきした。