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【初心者でもわかるFX講座・2】 会社選び6つのチェックポイント
FXの取引会社はじっくり比較検討して口座開設しましょう。
FXを始めるには、証券会社と契約し、FX専用の口座を開設する必要があります。
FX専門の証券会社は国内に数十とあり、サービス内容はさまざまです。それでは、数ある選択肢の中から、どんな基準で証券会社を選べば良いのか。失敗しない会社選びのポイントを、以下に紹介します。
すべての条件を満たした会社である必要はありません。自分自身にとって外せないサービス、優先するサービスを見極めて、より条件に合った会社を選択するようにしましょう。
1.手数料のない/少ない会社を選ぶ。
FXの取引コストには、「売買手数料」と「スプレッド」の
2種類があります。
「売買手数料」は、文字通り為替商品を購入する際に、取引会社へ支払う手数料のこと。「スプレッド」は為替商品の買値と売値の
差額のこと。よく経済ニュースで「90円50銭から55銭の間で取引されています」などと表現される、数銭の値幅を「スプレッド」と呼び、投資家にとって
はその値幅が「売買手数料」と同様に取引コストになる訳です。
FXの取引をする際は、どんな投資家も必ず証券会社所定の「売買手数料」と「スプ
レッド」を支払う必要があります。1回の売買ごとに発生する負担なので、これが少ない会社で取引をすれば、不要な支出を防ぐことが可能です。特に、取引回
数が多くなりがちな「スキャルピング」、「デイトレード」で取引を考えている方には「売買手数料」と「スプレッド」のない/少ない取引会社はオススメで
す。
近年では「売買手数料」は無料の取引会社が主流で、「スプレッド」も1銭前後とかなり割安に取引できるところが増えているようです。
2.
入出金の自由が利く会社を選ぶ。
売買資金が専用の口座に入金されていないと、FXの商品取引はできません。資金に余裕がなくなったとき、
大きな資金を動かしたいチャンスのときなど、ネットから入金手続きしたお金が即座にFX口座へと反映される、「クイック入金」、「リアルタイム入金」に対
応している取引会社は、大変便利です。
また、入金手数料や出金手数料は、本人負担の会社と、会社負担の会社があるので頻繁に入出金を行う方は、よ
く確認しておいた方が良さそうです。
3.レバレッジの高い会社を選ぶ。
「テコの作用」を意味する「レバレッジ」
を高く設定できる会社ならば、その分、少ない資金で大きな金額の取引が可能となります。高い「レバレッジ」での取引は利益を多く出す可能性が上がる反面
で、損失が膨らむ可能性も秘めています。FXの初心者の場合、「レバレッジ」を高く設定できる会社に口座を開設しても、取引の流れに慣れるまでは、低い金
額と「レバレッジ」で売買するよう心がけましょう。
4.少額の1000通貨単位から取引できる会社を選ぶ。
FX
の通貨単位は1万通貨がもっとも一般的。1ドル100円換算なら、取引初心者もいきなり1万ドル=100万円分の商品に投資することになります。大きな金
額を最初から動かすことに不安のある方なら、1/10の金額、1000通貨単位から取引できる会社をまずは選んでみましょう。
金額が低いからと言って、
サービスが制限されることもありませんので、安心してFXの世界に飛び込むことができます。
5.モバイルからの取引ができる会社
を選ぶ。
24時間値動きのあるFXの取引では、外出先でもケータイ端末から為替の値動きをチェックできる取引会社は強い味方。
NTT
docomo、au、SoftBankなど主要なケータイキャリアから取引できる会社を選んでおけば、為替の思わぬ急激な変動にいつでもどこからでも対処
することが可能です。
最近ではiPhone専用のトレードツールを提供している会社もあります。
パワフルなツールの利用を優先して口座を選ぶとい
うのも、ひとつの方法です。
6.ニュース情報が充実している会社を選ぶ。
為替が上がるか下がるか判断基準を持た
ずに取引を始めるのは、地図もコンパスも持たずに海へ出るようなもの。
投資家の役に立つ、金融ニュース提供に力を入れている会社を選んで、マグレで勝つ投
資家ではなく、確実な勝率で資産を運用できる賢い投資家を目指しましょう。
株式情報を含めた総合的な経済ニュースを配信している、「ロイター」、
「ダウ・ジョーンズ」の他、為替情報に特化した、「FX WAVE」、「Market
Win24」、「GI24」などの定番ニュースベンダーは、為替の初心者からベテランまでが、ほぼ確実にひとつかふたつ、多い人ではそれ以上、毎日必ず目
を通している為替の必須ツールです。
また、独自にカリスマ投資家や金融のスペシャリストたちのコラムを掲載している証券会社も多々あります。
この
ようなコラムには、ニュースの「正しい読み方」や「相場がなぜ動くか」、「利益を出す投資家の実例」など、特にFX初心者が参考にすべき情報分析のノウハ
ウが詰まっています。
いわば、「無料のレッスン」を提供してくれている会社は、それだけで選ぶ価値があると言えるでしょう。