将棋しょうぎ

　第だい６９期き名人めいじん戦せん・順位じゅんい戦せんＢ級きゅう１組くみ（毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ、朝日新聞社あさひしんぶんしゃ主催しゅさい）の最終さいしゅう局きょくが１１日にち、東京とうきょう・将棋しょうぎ会館かいかんなどで行おこなわれ、屋敷やしき伸之のぶゆき九きゅう段だん（３９）が初はじめてのＡ級きゅう入いりを決きめた。

　屋敷やしきは同どう星ほしだった松尾まつお歩あゆみ七なな段だん（３０）を破やぶり、８勝しょう４敗はいで昇級しょうきゅう決定けってい。札幌さっぽろ市し出身しゅっしんで、８８年ねんにプロ入いり。９０年ねん、１８歳さいで棋聖きせいを奪取だっしゅし、タイトル獲得かくとくの史上しじょう最年少さいねんしょう記録きろくを作つくった。棋聖きせい通算つうさん３期きの実績じっせきがありながら、順位じゅんい戦せんでは昇級しょうきゅうに手間取てまどり、トップクラスに到達とうたつするまで２２期きを要ようした。

　もう一人ひとりの昇級しょうきゅう者しゃは佐藤さとう康光やすみつ九きゅう段だん（４１）で１月がつに決きまっていた。