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ソニー、PSN / Qriocity の復旧状況を更新。「今しばらく」


不正アクセスと7700万件の個人情報漏洩事件から停止しているプレイステーション・ネットワーク / Qriocity について、ソニーがサービス再開への進捗状況を更新しました。内容は1日の会見で語られた「地域ごとに、段階的に」再開する方針を繰り返したのち、復旧に向けた作業としてサーバの移設完了や暗号化の強化、FW増設、攻撃の警告システムやモニタリング、システムのアップグレードなどを挙げ、「お客様の大切な個人情報を守るために情報管理を徹底するための体制を整えております」。

米国・欧州向けの10日付け更新では「未定。少なくともあと数日」との表現でしたが、今回の国内向け発表には具体的な復旧予定や見通しついては言及がなく、「今しばらくの時間をいただくことになりますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます」のみ。

なお発表の内容とは直接関係ありませんが、この12日付け発表が掲載されているのは現時点で国内向け障害情報ページだけ。一連の PSN / Qriocity / SOE 漏洩事件をめぐる情報公開はこれまで速度も内容も米・欧向けが国内向けを上回っており、日本語では一部の情報がやや遅れて掲載される状況が続いていました。1日会見の質疑ではこの点を改善してゆく回答があったことから、今回の国内向け状況報告はその現れとも考えられます。あるいは、すでに発表された内容を繰り返した文面からして、経産省に13日までの再提出を要求された報告を消費者向けに再編集したのかもしれません。

Android au 向け「かんたんメニュー」をKDDIが無償提供、フリックや長押しを排除


拡大するスマートフォン人気を前に、そろそろ「かんたんスマートフォン」が出てもおかしくないのではなどと揶揄する声もありましたが、KDDIの方策はさらに大胆なものでした。KDDI / au はすでに発売中のAndroidスマートフォン IS03 / IS05 向けに、「かんたんメニュー」を提供すると発表しました。かんたんメニューを利用することによる変化は、掲載した画像のとおり。スマートフォンの操作性にまだ改善の余地があるというのはおそらく多くの人が共感するところで、ユーザにあわせて分かりやすいインタフェースも提供するというのは、Android auをうたうKDDIならでは丁寧な試みです。あえて言うならば、もうすこしデザイン性にも気を配れたような気がしないでもありませんが、プレスリリースには「色のコントラストをはっきり」とか「長押しやフリック操作をあえて排除」とか強気な文面が並んでいるので、おそらくいろいろ検討の末にここに辿りついたはず。ちなみに下部の(1)(2)(3)はメニューの切り替えなどではなく、登録相手を呼び出すためのワンタッチキー。業界最高水準の高精細具合で知られるIS03のNewモバイルASV液晶(960 x 640解像度)を、なかなか贅沢に使いこなしています。

「かんたんメニュー」はau one Marketにて6月1日より提供開始。無料です。KDDIは今後さらに対応端末を拡大させていく予定。続きには、急にアプリ画面に切り替わるのがシュールなイメージ画像をもう一枚掲載。「便利」の中身を知りたい方はどうぞ。Windows初期に国内メーカー各社のPCにプリインストールされていた「ランチャー」を彷彿とさせます。

紀伊国屋 BookWebPlus が Android に対応、PC版と電子書籍を共有可


去年が日本の電子書籍元年なら、いまは電子書籍2年を謳歌しているはずの今日このごろ。各社いろいろな取り組みはあれど、アマゾン Kindle のようなエコシステムは描けずにいますが、そんな中で紀伊國屋書店が地道にサービスを拡充させています。紀伊国屋の電子書籍ストア BookWebPlus は昨年12月に開店し、PC向けに1100タイトルを展開していましたが、このたび5月20日よりAndroidにも対応することが発表されました。Androidマーケットで配信される「紀伊國屋書店Kinoppy」アプリを利用して、書籍を購入・閲覧できるという仕組み。IDはBookWebPlusで統合されるため、PCで購入した書籍をAndroidで読むといったことも可能です。アプリはAndroid 2.2以降に対応するスマートフォン版だけでなく、6月初旬にはAndroid 3.0以降に対応するタブレット版もリリース予定。さらにSony Reader向けサービスも計画中とのこと。肝心の電子書籍タイトル数も5000に拡大されます。

また、紙書籍が欲しい場合はアプリ内から同社のネット書店 BookWeb を通じて購入することも可能。リアル書店、ネット書店BookWeb、電子書籍ストアBookWebPlusで紀伊國屋ポイントを共有できるというウリもあります。日本を代表する書店として、次はなんとか、紙を買ったら電子書籍も手に入るというのを実現して欲しいところです。

さて、日本には珍しいマルチプラットフォーム型の電子書籍サービスとして期待されるBookWebPlusですが、気になるのはiPhone / iPad対応の不在です。Kinoppy for iOSはすでに完成しているそうですが、同社いわく「Apple 社の承認の要件が厳格化されたため承認を得るのに予想以上に時間を要しております」。ちなみに、この「Kinoppy for iOS 公開遅延のお詫びとお知らせ」は1月27日付け。昨年2月に話題となった、アプリ内ストアのあつかいが制限された件が直撃しているようです。

Android版開始のプレスリリース

iOS版遅延のお詫び

ニンテンドー3DSのストア・ブラウザ追加アップデート延期、6月7日提供へ


任天堂が5月末ごろの提供を予告していたニンテンドー3DS 本体ソフトウェアアップデートの延期を発表しました。「ニンテンドー3DSの本体の更新についてのお知らせ」によれば、新たな提供日は6月7日。つまりゲーム業界の一大イベント E3 に合わせてリリースされることになります。従来から予告されているアップデート内容は、NetFront ベースの「インターネットブラウザー」、ゲームやアプリなどのコンテンツをダウンロード購入できる「ニンテンドー eショップ」、DSi ウェアの引っ越し対応など。

アップルよろしくイベントでのキーノートプレゼンと同時期に「本日から」と提供するのはいかにも最近の任天堂的ではありますが、お知らせの文面には延期という言葉もなく「6月7日に行うことになりましたのでお知らせいたします」だけ。3DS発売前からの予告は「5月末頃予定」だったため、前後1週間程度はもともと「ごろ」に含まれるということかもしれません。

Android @ Home で家電ネットワークもAndroid化


携帯電話、タブレット、テレビと確実に地球環境における侵略を続けている Android が、次に狙うのは「家」です。Googleは開発者イベント Google I/O で Android @ Homeを発表しました。簡単にいえば、長年議論されながらなかなか実現しないホームオートメーション分野に、Androidを利用するという取り組み。たとえばスケジュールにあわせた照明の明るさ調整、洗濯機を操作するアプリ、ゲームに対応して雰囲気を盛り上げる照明など、誰もが夢見るIT機器と家電の結びつきにAndroid君が奔走することになります。

コンセプト例としては、RFIDスキャナを備えたデバイス Project Tungsten で、CDにとりつけたタグを読み取ることにより、Music Betaに登録してある対応する楽曲を再生するデモが披露されました。なんだか何年も前にそっくり同じようなものを見た記憶もありますが(高林, 2002。よく考えればGooglerでした)、ようやく未来が追いついてきたということかもしれません。もっとも、詳細はまだまだ不明。いずぜによせ規格乱立、バージョン違いで分断というようながないよう願いたいものです。

Google Chromebook の月額プラン詳細、価格チャート

Google I/O のキーノートで発表された Chrome OS ノート Chromebook は一般向けの通常販売のほか、法人向けの月額プランが特徴です。プレス向けのセッションでは、企業や教育機関を対象にノート本体とサポート込みで月20ドルからという提供形態の詳細が明らかになりました。

まず、「教育機関は月20ドル、企業は月28ドルから」という価格について。ハードウェア本体とそのほか保守・保証を含んだ価格ですが、当然ながら1か月分だけ支払ってハードウェアを20ドルで手に入れられるわけではなく、最低導入台数10台以上で、Googleとの36か月契約が必要となります。また20ドル / 28ドルはWiFi版の価格。3G版は各地域によって異なるものの、米国ではキャリア Verizon の100MB / 月までのデータ通信が「プラス3ドル程度」で付属します。

次に、月額に含まれるサービスについて。36か月分の総費用は月20ドルで計720ドル、28ドルなら約1000ドルと買い切り価格の約2倍から2.5倍程度になりますが、これにはGoogleによる3年分の直接サポートとハードウェア・ソフトウェアのアップデート、管理ツールなどを含めた保守費用が含まれます。

Chromebook は起動時にシステムの署名を確認する Verified Boot などローレベルのセキュリティ機構や、同梱の Flash や PDFビューアを含む Chrome ブラウザの自動アップデート、タブごとに独立したサンドボックス、ローカルデータの自動暗号化、データのクラウド保存などを標準でサポートします。このため一般的なエンタープライズ向けPCでは必須となる定期的なアップデートやパッチ、アプリの管理、イメージ化やバックアップ、暗号化、マルウェア対策やアンチウィルスソフトウェアのライセンスなどが不要になり、保守費用を大幅に削減できるというのが Google の主張です。(下に続きます)

パイオニアから「ディスカッションテーブル」ディスプレイ、iPhoneも接続可

Pioneer Discussion Table

スカウター付きカーナビの興奮も記憶に新しいパイオニアが、今度は「ディスカッションテーブル」なるテーブル型ディスプレイを発表しました。型番はWWS-DT101。ディスプレイサイズは52V型で、1920x1080解像度、最大10点のマルチタッチに対応。コントローラ部分にはインテル Core i7プロセッサを採用し、6GBメモリ、Windows 7という仕様になっています。

同種の製品としてはマイクロソフトのSurfaceが有名で、さまざまなアプリでの活用が検討されていますが、こちらはオフィス用途が中心のデザイン。PC、スキャナ、デジカメ、iPadなどを接続し、静止画や動画、オフィスファイルなどを読み込んだ同時に複数表示したり、読み込んだコンテンツをタッチ操作で拡大縮小したり、書き込みを加えたりすることができます。具体的には、Windows PC用には専用ソフトを利用してネットワークディスプレイ機能を利用するかたち。デジカメなどの機器向けにはUSB x2を備えるほか、TrasferJetにも対応しています。さらにスキャナとしてPFUのScan Snap S1100も付属。iPhoneなどのiOS端末用にはコンテンツを連携させるアプリが用意されています。また反対に、ディスプレイ出力も備えているため、サブディスプレイを接続することもできます。別売の「サイバーカンファレンスシステム」を利用すれば、遠隔地のPCへコンテンツを送ることも可能です。

大きさは1600 x 902 x 1000mm、重さは160kg。受注開始は7月下旬の予定で、価格はオープン。それで、カタンはできないものでしょうか。

動画:ジェダイ産業ロボ vs シス産業ロボ

Yasakawa robots perform lightsaber duel

上海で開催中のIEEE International Conference on Robotics and Automation(ICRA) 2011より。ジェダイの産業用アームロボと、シスの産業用アームロボのはげしいたたかいです。背後で暗躍するのは両ロボットを製造する日本の安川電機。産業用ロボット生産台数で世界一を誇れば、銀河の国々から目を向けられるのも当然のことです。

Akihabara News

Google TV が "Honeycomb" UIを採用へ、Androidマーケットにも対応


ソニーとLogitechによる第一弾製品は大きな成功とならなかった Google TV が、ソフトウェア面の刷新により巻き返しを狙います。Googleは今夏に予定しているGoogle TVアップデートで、タブレット向け Android "Honeycomb" をベースとしたインタフェースを採用することを明らかにしました。検索操作などをふくめ、全体的にシンプル化を進めることで操作性向上をはかるもようです。また"Honeycomb"化されることにより、タブレットと同様、USBコントローラなどに対応するのもポイント。テレビ + Google TV + コントローラでAndroidゲームを大画面で遊ぶことができます。やるやる状態が続いているAndroidマーケットの対応も"Honeycomb"化と同じタイミングで行われるとのこと。

以上はユーザー視点のお話でしたが、アーリーな開発者向け情報として興味深いものをもうひとつ。Android用に提供されていたGoogle TVリモコンアプリが、オープンソースとして公開されました。あわせてGoogle TVのリモコンプロトコルであるAnymote Protocolの情報も公開。これらを利用すれば、新しいリモコンアプリはもちろん、そのほかのアプリにGoogle TV連携機能を組み込むこともできます。Vizioやサムスンといったパートナーも加え、逆襲となるでしょうか。

source Google I/O livestream, Remote source code, Anymote

Chrome Web Store がアプリ内決済に対応、手数料は5%


Chrome OSノートの本格展開とあわせて、Googleがウェブアプリストア Chrome Web Store の提供拡大も発表しました。昨年末の開店以降、基本的には米国向けの提供となっていましたが、本日から41言語で利用が可能になります。もちろん日本語もサポート。また、大きな新機能として、Chrome Web Storeの決済機能をウェブアプリ内でも利用できるようになりました。たとえば Chrome Web Store でコミックを無料配布し、途中で決済画面をポップアップ表示して残りを売るとか。Googleいわく、決済機能はJavaScriptを1行追加するだけで利用できるとのこと。決済手数料は5%。各種アプリストアで一般的な30%ルールに比べると、ずいぶん気前の良いシステムです。登録料やチャージ料金の類もいっさいなしの明朗会計。一気にウェブ決済の主役になるかもしれません。

なお、キーノートで新装 Chrome Web Store の目玉アプリとして紹介されたのは、ここでも Rovio の鳥ぶつけゲー Angry Birds。WebGLを利用し、モダンPCであればHD画質 & 60fpsで遊ぶことができます。


ギャラリー: Angry Birds for Chrome



サムスンの Chrome OS ノートはSeries 5、429ドルから


Google I/O イベント二日目の Chrome OS キーノートでは、 Acer製と並んでサムスン製の Chromebook Series 5 も公開されています。こちらの仕様は 12.1インチ1280 x 800 SuperBright LEDバックライト液晶 (「一般的なディスプレイより36%明るい」300 cd/m^2)、Atom N570 (2コア4スレッド 1.66GHz)、16GB mSATA SSD、SDXC 対応 4 in 1 カードスロット、USB 2.0 x 2、デュアルバンド対応 WiFi、オプションで3G、ミニVGA出力、1MPウェブカメラとノイズキャンセルマイク、フルサイズキーボード、マルチタッチ対応の大型タッチパッドなど。厚さ約2cm ・重さ1.48kg で最大8.5時間駆動。

こちらも Acer 製のChromebook と同じく、米国Best Buy と Amazonおよび欧州6か国で6月15日から販売予定。価格はWiFiモデルが429ドル、3Gモデルが499ドル。米国版の3Gモデルは Verizonのネットワークで、契約なし月100MBまでの通信プラン2年分が含まれています。画面サイズや一部の I / O (Acer製はHDMI搭載) といった違いを除いて、Chromebook としての基本仕様は Acer 製とほぼおなじ。ただしサムスンの Series 5 は、一般的なノートPCの3倍という1000回の充電サイクルに耐える長寿命リチウムイオンバッテリーを採用しています。

Chromebook は「シンプル・高速・セキュア」を売りにするウェブ特化仕様から法人・教育向け用途をアピールしていますが、手動のアップデートやマルウェア対策・ウィルス対策が不要、ネイティブアプリのインストールも不要(というより不可能)、とりあえずFlash も PDF も意識せずウェブが見られる、アカウント切り替えを使えば共用してもプライベートデータが隠せるといった仕様は、家族向けPCの管理者として日々想定外の保守作業に追われる層にも魅力的かもしれません。


Acer の Chrome OS ノート 発表、349ドルで6月15日発売

Google が Acer 製の Chrome OS ノート Chromebook を公開しました。基本的にはSSD搭載のAtomネットブックで、起動プロセスからセキュリティとChromeブラウザ動作に最適化された Chrome OS を採用します。仕様は Atom N570 (2コアHT、1.66GHz)、11.6インチ 1368 x 768 CineCrystal LEDバックライト液晶、16GB SSD、デュアルバンド WiFi 、オプションで3G、4 in 1 メモリカードスロット、1.3MP HDウェブカメラ + ノイズキャンセルマイク、USB 2.0 x 2、HDMI出力、フルサイズキーボードに大型のクリック可能タッチパッドなど。重量は1.34kg、6.5時間駆動。

価格はWiFi モデルが349ドル、米国の3G版は399ドル。6月15日から米Best Buy と Amazon、および欧州6か国で販売予定。またGoogle はビジネス向けや教育機関向けに、サポート込みの定額制 Chromebook パッケージも発表しています。こちらはリモート管理ツールやソフトウェアおよびハードウェアのアップデート、保守交換とワンストップサポート込みで月20ドル (学校)または28ドル(会社)。

ギャラリー: Acer Chromebook


Google、製品版 Chrome OSノートの詳細を発表。法人・教育用は月20ドルから


Google I/O 二日目のキーノートで、Google が Chrome OS ノートの製品展開について発表しました。Chrome OS ノート は開発者向けのリファレンス機 Cr-48 が昨年から提供されていますが、今回は正式な立ち上げに向けてサムスンと Acer から一般向け " Chromebook " 2モデルが登場すること、法人・教育機関向けの月額制パッケージ展開、および Netflix や Hulu 、Angry BirdsなどChrome向けサービス・アプリの強化が発表となりました。

まず 市販版「Chromeブック」としては、サムスンの12.1型モデル Series 5、Acer の 11.6型モデルの2機種が正式発表されています。中身はいずれもデュアルコアの Atom N570ベース。ストレージが標準でSSDであることを除いて、カタログスペック的には一般的な薄型ネットブックと同等です。米国および欧州6か国での発売は6月15日、価格は349~429ドルから。両機種とも月100MBまでの通信料金を含む3Gモデルがオプションで用意されます。各機種の詳細は別記事を参照。

またいわゆる「シンクライアント」的な性質から相性が良い法人・教育機関向けには、1台につき28ドル / 月 (ビジネス) または20ドル / 月 (教育機関) の定額制パッケージが用意されます。こちらは Chromebook ハードウェアに加えて、リモートから各マシンへのアプリ導入やポリシー設定が可能な管理コンソール、ソフトウェアおよびハードウェアのアップデート、修理や交換、Google による直接サポートまでが含まれます。

Chrome OS は組み込みのFlashやPDFビューアを含めた自動アップデートや、タブごとに独立したプロセスが動くサンドボックスなどChrome ブラウザのセキュリティ機能をそのまま備えます。専用ハードウェアのChromebook ではさらにBIOSやカーネルのレベルから「ブラウザだけ」に最適化したことで、起動8秒・レジューム瞬時の高速性と、起動時にOSの署名を確認しマルウェアやウィルスを阻止する Verified Boot など高度なセキュリティを謳っています。Googleの表現では「使い続けることで速くなる」ノート。

またユーザーデータは原則的にクラウドに保存されること、キャッシュとして使われるローカルデータはデフォルトで暗号化されることから、紛失時のデータ流出の危険が少ない、再セットアップが不必要 (ログインすれば自動同期される)、ハードウェアの複数ユーザーでの共用がしやすいことも利点。Google は Chromebook の導入によりハードウェア・ソフトウェア・保守運用サポートを含めた総費用 (TCO) を「最大70%」削減することが可能としています。

そのほか Chrome OS のアップデート点としては、Gmail や カレンダー、Google Docs などのGoogleアプリに加えてChrome Web Store で販売されるサードパーティーのゲームやアプリでもオフラインモードが提供されること、米国で人気の Netflix や Hulu、Pandora といったサービスへの標準対応、改良されたローカルファイルブラウザ (SDカードや外部機器のファイルも含む)、Box.net などクラウドストレージサービスの統合機能などが発表されています。続きはGoogle による Chromebook 早わかり動画。



ツインカメラ & 3D液晶搭載 Android 端末 AQUOS PHONE SH-12C、テザリングも可


来週16日
の新製品発表会を前に、ドコモがまた新しいAndroidスマートフォンを発表しました。AQUOS PHONE SH-12Cという名前で、ブランドからも型番からも分かるとおりシャープ製です。目玉は800万画素のカメラをふたつ備えていることで、静止画・動画ともに3D撮影に対応します。また4.2型・540x960解像度の高精細NEWモバイルASV液晶が3D表示に対応しているので、撮影した3Dデータはそのまま見ることができます。自分撮り用のインカメラも備え、合計でカメラを3台内蔵していることに。映像に応じてバックライトを制御する高画質エンジンなるものも備えています。プラットフォームはAndroid 2.3。

そのほかにもテレビのAQUOSと連携できるHDMI端子や、DLNA機器との接続機能、「タッチするたびに賢くなる」という独自インタフェースのTapFlow UI、さらにワンセグ、おサイフ、赤外線通信、覗き見防止のカラーベールビューといたれりつくせり。ホーム画面の半角と全角の混在ぶりもますます顕著になりそうです。さらに最大で5台まで接続できるWi-Fiテザリング機能も搭載。当然ながら、利用時はパケット定額プランの上限が変更になります。

大きさは127 x 64 x 11.9mm、重さ138g。カラーはホワイトとブラック。予約開始は5月14日(土)、発売は5月20日(金)の予定です。

ドコモプレスリリース
シャーププレスリリース

未利用 iPhone のパケット問題、総務省実験では4台中3台が上限に到達

iPhoneがなにもせずともソフトバンクのパケット定額プラン下限を突破する件、事態はもっと深刻でした。NHKニュースによれば、総務省が用意した4台のiPhoneのうち、3台が「インターネットをまったく使っていないのに」パケット定額の「上限」にまで達したとのこと。この検証が正しければ、パケット定額プランの描く二段階のラインはほとんど有名無実だったことになります。ちなみに「パケットし放題 for スマートフォン / 標準プライスプラン」の上限である4410円に達するのは5万2500パケット利用時。ざっくり6.5MBぶんくらい。

スマートフォン利用にパケット額がすぐ上限に達することについては、他のキャリアにおいてや、ソフトバンクの中でもAndroidについては契約時などに説明が行われていますが、そもそもこのような仕様であるのに「二段階定額」を謳うのはどうなのという根本的な問題も(いまさらながら)浮上しそうです。





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