富久とみひさむすめ酒造しゅぞう神戸こうべなだ)が国税庁こくぜいちょうさだめた表示ひょうじ基準きじゅん違反いはんし、醸造じょうぞうアルコールを混入こんにゅうしたさけじゅんべいしゅなどと表示ひょうじしたり、規格きかくがいこめ原材料げんざいりょうにした日本酒にほんしゅ吟醸ぎんじょうしゅとしたりしていたことがわかった。同社どうしゃ商品しょうひん回収かいしゅうして返金へんきんするとしている。

 同社どうしゃによると、国税庁こくぜいちょう基準きじゅんべいべいこうじを使用しよう原料げんりょうさだめるじゅんべいしゅ醸造じょうぞうアルコールを混入こんにゅう。「べいだけのさけ」と表示ひょうじした日本酒にほんしゅにも、醸造じょうぞうアルコールを混入こんにゅうしていたという。混入こんにゅう割合わりあい時期じき不明ふめいとしている。また、材料ざいりょうについて「3とう以上いじょう格付かくづけされたべい」とさだめる吟醸ぎんじょうしゅじゅんべいしゅほん醸造じょうぞうしゅ規格きかくがいべいじっていた。同社どうしゃすくなくとも4、5ねんまえから使用しようしていた、としている。

 大阪おおさか国税局こくぜいきょく指摘してきけて調査ちょうさ混入こんにゅうがあった商品しょうひんは49品目ひんもくぜん対象たいしょう商品しょうひん回収かいしゅうする。1~10がつ出荷しゅっかりょう一升瓶いっしょうびん換算かんさんやく25まんほんぶんにあたるという。小島こじまひさけい社長しゃちょうは「管理かんり不備ふびでお客様きゃくさまをだますことになりもうわけない。再発さいはつ防止ぼうしつとめる」としている。