中国ちゅうごく国家こっか主席しゅせき、国境警備隊こっきょうけいびたいに「鉄壁てっぺきの警備けいび」指示しじ

　【北京ぺきん＝竹内たけうち誠一郎せいいちろう】中国共産党ちゅうごくきょうさんとう機関きかん紙し・人民日報じんみんにっぽうによると、習近平ひらた（シージンピン）国家こっか主席しゅせきは２７日にち、北京ぺきんで開ひらかれた陸海りくかいの国境警備隊こっきょうけいびたい責任せきにん者しゃの全国ぜんこく会議かいぎで演説えんぜつし、日本にっぽんなどを念頭ねんとうに「領土りょうどと主権しゅけん、海洋かいよう権益けんえきを断固だんことして守まもり抜ぬき、鉄壁てっぺきの警備けいび隊たいをき上ずきあげよ」と指示しじした。

　習氏は「国境こっきょう警備けいびと言いえば、中国ちゅうごく近代きんだい史しを思おもい起おこさざるを得えない」と切きり出だし、「あの頃ころ、中国ちゅうごくは長年ながねんにわたって貧弱ひんじゃくで、外敵がいてきは我わが国くにの陸地りくちと海上かいじょうに数すう百ひゃく回かいにわたって侵入しんにゅうしてきた。この屈辱くつじょくの歴史れきしを我々われわれは心しんに刻きざんで永遠えいえんに忘わすれてはならない」と語かたった。東シナ海ひがししなかいや南シナ海みなみしなかいなどで日本にっぽんなどとの緊張きんちょう状態じょうたいが続つづく中なか、愛国あいこく主義しゅぎを強調きょうちょうすることで警備けいび隊たいの引ひき締しめを図はかったとみられる。