「核かくなき世界せかいを目指めざすことに協力きょうりょくすることこそ日本にっぽん政府せいふがとるべき態度たいど」岡田おかだ代表だいひょう

岡田おかだ克也かつや代表だいひょうは１８日にち午後ごご、定例ていれい記者きしゃ会見かいけんを党とう本部ほんぶで開ひらき、（１）米国べいこくのオバマ大統領だいとうりょうの核兵器かくへいき先制せんせい不ふ使用しよう検討けんとうへの安倍あべ総理そうりの対応たいおう（２）シールズの解散かいさん（３）リオ・オリンピック――について発言はつげんした。

　オバマ大統領だいとうりょうが核かく先制せんせい不ふ使用しようを検討けんとうしていることに対たいし安倍あべ総理そうりが反対はんたいの意向いこうを示しめしたという米国べいこく内ないでの報道ほうどうについて、「政府せいふとしてそういう事実じじつがあるのかどうかを、国民こくみんに対たいして明確めいかくにする責任せきにんがある」「オバマ大統領だいとうりょうが広島ひろしまを訪おとずれ、核かくなき世界せかいを目指めざしてさらに努力どりょくすると発言はつげんした。それに協力きょうりょくをしていくことが日本国にっぽんこく政府せいふの取とるべき態度たいどではないか」と述のべた上うえで、「核かくの先制せんせい使用しようが出来できるということが、かえって核兵器かくへいき使用しようの可能かのう性せいを大おおきくするという議論ぎろんも考かんがえられる。核かく抑止よくしは、核かく攻撃こうげきを受うけた場合ばあいに核兵器かくへいきをもって反撃はんげきするということで十分じゅうぶんに担保たんぽされているという議論ぎろんに対たいし、どういう考かんがえ方かたなのかを安倍あべ総理そうりから意見いけんを聞ききたい。核かくなき世界せかいに向むけてリーダーシップを発揮はっきすると言いうのであれば、そういう疑問ぎもんに対たいして情報じょうほう公開こうかいをしっかりとやってもらいたい」と、安倍あべ総理そうりの見解けんかいをただす考かんがえを表明ひょうめいした。

　シールズの解散かいさんについては、「果はたした役割やくわりは非常ひじょうに大おおきい。若わかい世代せだいが政治せいじに対たいしてしっかりと声こえを上あげていくということは、非常ひじょうに健全けんぜんな民主みんしゅ主義しゅぎの一ひとつの表あらわれだ」と話はなし、今後こんごも民進党みんしんとうとして若わかい世代せだいと協力きょうりょくしていきたい旨むねを述のべた。

　リオ・オリンピックについては、「女性じょせいの活躍かつやくが目立めだっていることを心強こころづよく思おもっている。これからも見守みまもって行いきたい」と感想かんそうを述のべた。

　バイデン米まい副ふく大統領だいとうりょうが日本国にっぽんこく憲法けんぽうについて、「日本にっぽんが核保有かくほゆう国こくになれない憲法けんぽうを私わたしたちが書かいた」と発言はつげんしたことについて受うけ止とめを問とわれた岡田おかだ代表だいひょうは、「この発言はつげんには分わからないところがある。私わたしは基本きほん的てきには核兵器かくへいきを持もつべきではないと思おもっているが、現行げんこう憲法けんぽうに明確めいかくに書かいているわけでは必かならずしもない。日本国にっぽんこく憲法けんぽうの条文じょうぶんをきちんと踏ふまえた発言はつげんではないと思おもう。副ふく大統領だいとうりょうとして不適切ふてきせつな発言はつげんではないか」と指摘してきした上うえで、「憲法けんぽうの草案そうあんを（誰だれが）書かいたかどうかよりも、それが日本国にっぽんこく憲法けんぽうになったプロセス、あるいはその後ご７０年間ねんかん、日本国にっぽんこく憲法けんぽうを日本にっぽん国民こくみんが育はぐくんできたという事実じじつの方ほうがずっと重要じゅうようなことだと思おもっている」と述のべた。

　天皇陛下てんのうへいかのお気持きもち表明ひょうめい後ごに、「国会こっかいで静しずかな形かたちで議論ぎろんをすることが重要じゅうようだ」と岡田おかだ代表だいひょうが発言はつげんした意図いとを問とわれると、「最終さいしゅう的てきには立法りっぽう的てきな措置そちが必要ひつようになる可能かのう性せいが高たかい。特別とくべつ立法りっぽうなり皇室こうしつ典範てんぱんの改正かいせいのいずれも国会こっかいの議決ぎけつを要ようする話はなしだ。国会こっかいが全まったく無関係むかんけいと言いうことはあり得えない。政府せいふ任まかせではなく、立法府りっぽうふたる国会こっかいが関与かんよしてやって行いく必要ひつようがある」と答こたえた。