「岡田おかだ代表だいひょうが大好だいすきです。ただ一緒いっしょにいて、"つまらない男おとこ"だと思おもいます（笑）」〜民進党みんしんとう代表だいひょう選せん出馬しゅつばの蓮舫れんほう氏しが会見かいけん

23日にち、民進党みんしんとうの蓮舫れんほう代表だいひょう代行だいこうが日本にっぽん外国がいこく特派とくは員いん協会きょうかいで会見かいけんを開ひらいた。蓮舫れんほう氏しは、岡田おかだ克也かつや代表だいひょうの任期にんき満了まんりょうに伴ともなう党とう代表だいひょう選挙せんきょ（９月がつ２日にち告示こくじ、９月くがつ15日にち投開票とうかいひょう）への立候補りっこうほをすでに表明ひょうめいしている。

■時間じかんがかかっても信頼しんらいを取とり戻もどす

蓮舫れんほう氏しは下野げやして以降いこう６年間ねんかんの自身じしんの変化へんかについて「人ひとの話はなしに耳みみを傾かたむけるようになりました（笑）」とし、「民進党みんしんとうのイメージを変かえたいと思おもいます。ここが大事だいじなのでぜひ編集へんしゅうしないでいただきたいのですが、私わたしは岡田おかだ克也かつや代表だいひょうが大好だいすきです。ただ、１年ねん半はん一緒いっしょにいて、本当ほんとうに"つまらない男おとこ"だと思おもいます。人間にんげんは"ユニーク"が大事だいじです。私わたしにはそれがあると思おもいます（笑）」と笑顔えがおでアピール、会場かいじょうを爆笑ばくしょうさせた。

女性じょせいで、父親ちちおやが外国がいこく人じんというバックグラウンドを持もつ政治せいじ家かがトップを目指めざすことが持もつ意味いみについて「私わたしがトップを目指めざす、トップに立たつ時とき、それは日本にっぽんが大おおきく変かわったというメッセージになると思おもう」、「女性じょせいが立候補りっこうほしても剥はがしてしまう自民党じみんとうとは違ちがう」とコメント。

また、民進党みんしんとうが支持しじを広ひろげられていない現状げんじょうについては「代表だいひょう選せんを政権せいけん選択せんたく、二に大だい政党せいとう制せいのスタートにしたいと思おもってはいるが、まず私わたしたちは身みの丈たけを知しらなければいけない」「民進党みんしんとうには多様たような人材じんざいがいる、そして政策せいさくもある、残念ざんねんながら無ないのは信頼しんらい。政権せいけんの問題もんだい点てんしか言いっていない、非難ひなんしかしていない政党せいとうだと言いわれるが、それは全まったく違ちがうとはっきり申もうし上あげる」述のべ、党内とうないはまとまってきているとの認識にんしきを示しめし、「どんなに時間じかんがかかっても信頼しんらいを取とり戻もどす。そして選えらんでいただける政党せいとうにする」とした。

■「脱だつ昭和しょうわ」

安倍あべ政権せいけんが進すすめるアベノミクスについては「素晴すばらしい」「我々われわれができないことを全部ぜんぶやった。こういうことがちゃんとできる安倍あべ総理そうりをリーダーだと尊敬そんけいしている」、また同どう一いち労働ろうどう同どう一いち賃金ちんぎんについても「大だい賛成さんせい。是非ぜひ一緒いっしょにやらせていただきたい」としながらも、「我々われわれの政権せいけんの同どう時期じきと比くらべたら、GDPの実質じっしつ成長せいちょう率りつは半分はんぶん。結果けっかが出でていない」「この３年ねん半はんで安倍あべ総理そうりは見事みごとに実験じっけんとして"結果けっか"を出だしてくれた。アベノミクスで景気けいきの好こう循環じゅんかんを生うみ出だすことができるのは"昭和しょうわの時代じだい"だけ」と批判ひはん、少子しょうし高齢こうれい化かが進すすむ中なか、民進党みんしんとうによる対案たいあんとして"脱だつ昭和しょうわ"の経済けいざい政策せいさく、財源ざいげんの使つかい途みちを変かえることが必要ひつようとの認識にんしきを示しめした。

さらに「企業きぎょうの内部ないぶ留保りゅうほは許ゆるせないと批判ひはんしていたが、その考かんがえ方かたを改あらためたい。むしろ優秀ゆうしゅうな経営けいえい者しゃだったら内部ないぶ留保りゅうほに回まわすと思おもう。だったらそのお金かねを使つかいたくなるような政策せいさくをやっていく」とも述のべ、その上うえで「現実げんじつ的てきに予算よさんの組くみ換かえが可能かのうな15兆ちょう円えん、加くわえて所得しょとく税ぜいの累進るいしん課税かぜい強化きょうか、金融きんゆう所得しょとく課税かぜい強化きょうか、配偶はいぐう者しゃ控除こうじょの見直みなおしなどの税制ぜいせい改革かいかく」による財源ざいげんをもとに、「人ひとへの投資とうし」を強化きょうかするとした。

■「人ひとへの投資とうし」

この「人ひとへの投資とうし」について蓮舫れんほう氏しは「子こどもを産うむ時ときにお金かねがかからないように、生うまれてからは子こども手当てあて、高校こうこうは無償むしょう化か、その先さきに給付きゅうふ型がたの奨学しょうがく金きんと、子こどもが生うまれてから大学だいがくを出でるまでに親おやの可か処分しょぶん所得しょとくを増ふやして、子育こそだてに使つかってもらう」という、民主党みんしゅとう時代じだいに掲かかげていたコンセプト「コンクリートから人ひとへ」の目的もくてきをクリアにしたものだと説明せつめい。

「頑張がんばっても格差かくさで落おちて行いってしまう子こともだち、学まなびたいけれど諦あきらめる子こどもたち、自分じぶんの能力のうりょくが発揮はっきされずに埋うずもれていく子こどもたちを無なくしたい」と述のべ、「国家こっかとして、教育きょういく費ひ、職業しょくぎょう訓練くんれんなど、教育きょういくにしっかり軸じくを通とおすことで、次世代じせだいの納税のうぜい者しゃ、消費しょうひ者しゃを育そだて、優秀ゆうしゅうな人ひとたちを支ささえていく」「このことでこの国くには絶対ぜったいに良よくなる、未来みらいは作つくれる」と支持しじを訴うったえた。