捜査2課によると、小松容疑者らは今年5月ごろからファクス代行業者を利用し、中小企業などに虚偽の融資の申し込み案内を月に10万件程度送り付け、返信があった相手から現金を詐取していたという。
逮捕容疑は9月上旬、大阪府枚方市の会社経営の男性(66)宅に案内をファクスで送り、200万円を融資する手数料として現金約26万円を詐取した疑い。実際に融資はしていなかった。
3人は、電話で申し込み手続きなどの対応をする「かけ子」だったとみられる。捜査2課は3人に手口を指南した指示役がいるとみており、グループの全容解明を急ぎ、被害実態についても捜査を進める。