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デジナタ連載 羽多野渉インタビュー - コミックナタリー 特集・インタビュー
The Wayback Machine - https://web.archive.org/web/20191024184438/https://natalie.mu/comic/pp/diginata_hatano

Panasonic「HD610N」 PR

デジナタ連載 羽多野渉×HD610N|“未来すぎる”ヘッドフォンを味わいつくす

数々かずかずのアニメやゲームなどで声優せいゆうとして活躍かつやくしながら、あまなか低音ていおんボイスをかした歌手かしゅ活動かつどうでもたか評価ひょうかけているはね多野たのわたる。2011ねんのCDデビュー以来いらい、ジャンルをわず多種たしゅ多様たよう楽曲がっきょく変幻へんげん自在じざいうたいこなし、聴衆ちょうしゅう魅了みりょうつづけている。

コミックナタリーでは、そんなはね多野たのにPanasonicのワイヤレスステレオヘッドフォン「HD610N」を体験たいけんしてもらう企画きかく実施じっし熱心ねっしんなオーディオ愛好あいこうでもあるかれは、たしてそのおとをどういたのか。サウンドにかんするこだわりについてはもちろん、声優せいゆうとしての音楽おんがく活動かつどうとのかた、さらに11月にリリースされる新曲しんきょく構想こうそういたるまで、たっぷりとかたってもらった。

取材しゅざいぶん / ナカニシキュウ 撮影さつえい / 石橋いしばし雅人まさと

Panasonic「HD610N」

ノイズキャンセリング機能きのうきワイヤレスステレオヘッドフォン。ワイヤレスでもハイレゾ相当そうとうこうかいぞうサウンドで音楽おんがくたのしむことができる。連続れんぞくやく24あいだ再生さいせい可能かのうなほか、周囲しゅうい環境かんきょうにあわせてノイズキャンセリングモードを3バージョンからえらぶことが可能かのう。ワンタッチ操作そうさ周囲しゅういおとこえるボイススルー機能きのう、ハンズフリーでさまざまな操作そうさができるGoogle アシスタントも搭載とうさいされている。

Panasonic「HD610N」

オーディオ製品せいひんかなら自分じぶんみみえら

──普段ふだんはどんなふうに音楽おんがくかれています?

いえにいるときはCDプレイヤーをアンプにつないで、スピーカーでおとらしてたのしんでいます。とはっても、いわゆるピュアオーディオの領域りょういきまではいかないくらいのかんじですけど。そと場合ばあいは、ポータブルプレイヤーとイヤフォンですね。

──ハイレゾはかれますか?

羽多野渉

大好だいすきなんです。ハイレゾ音源おんげんというものがチラホラはじめた初期しょきころ興味きょうみちまして、いろんな楽器がっきおと明瞭めいりょうこえてくる面白おもしろさにすっかりハマってしまいました。再生さいせいもいろんな機種きしゅ転々てんてんとしてきたんですけど、ればるほど、いいとかわるいとかいうはなしじゃなくて結局けっきょくこのみだなって(笑)。“正解せいかい”はたぶんないとおもうんですよ。「どういうところにとくした製品せいひんなのかな?」っていうかたをするのがたのしいです。

──オーディオ製品せいひんうときはどのようにえらばれるんでしょう。

やっぱり自分じぶんみみでしっかりいてえらぶっていうことですね。店頭てんとうのポップや宣伝せんでんコピーのような情報じょうほうだけでは判断はんだんしないです。だいたいくおみせまっていて、なかのいい店員てんいんさんもいたりするので、そういうひと情報じょうほう交換こうかんしたりしながら。もちろん友人ゆうじんやネットからも情報じょうほうあつめますし、しん製品せいひん試聴しちょうかいひらいているおみせなんかもあるので、タイミングがえばそういうところにあしはこんでためさせてもらうこともあります。

多彩たさいはね多野たのサウンドをあまさず再現さいげん

──今回こんかいは「HD610N」を1週間しゅうかんほどおためしいただきました。最初さいしょおといたときの率直そっちょく感想かんそうおしえてください。

ぼく普段ふだん使つかっているイヤフォンもとく低音ていおんびがあるんですけど、こちらも低音ていおん表現ひょうげんりょくたかいなとかんじました。バスドラムやベースがけっこうガツンとっていたので、最初さいしょはイントロをきながら「これ、もしかしてボーカルがおくのほうにんじゃうんじゃないかな」って心配しんぱいしたんですけど、いざうたはじまるとボーカルもちゃんとまえる。すごい表現ひょうげんりょくだなっておもいましたね。

──低音ていおんりを重視じゅうしされるほうですか?

羽多野渉

そうですね、きです。あと、みみおおわれるので、おとだけじゃなくて振動しんどうでも低音ていおんたのしめるところがヘッドフォンならではのよさだなと。これまでプライベートでヘッドフォンを使つか機会きかいがほとんどなかったので新鮮しんせんでした。

──ご自身じしん楽曲がっきょくいていただきましたが、制作せいさくにこだわった部分ぶぶん再現さいげんなどはいかがでしょう。

ぼくきょくはジャンルが本当ほんとうにさまざまで、オーガニックなサウンドのミディアムバラードもあればヘヴィなロック調ちょうきょくもあるし、クラブっぽいおとにも挑戦ちょうせんしたりしているんです。そうしたなかで、なま楽器がっきひびきも繊細せんさいたのしめましたし、ロックナンバーの迫力はくりょくもすごい。EDMてきなサウンドでは、緻密ちみつおとじゅうなりを明瞭めいりょうけられるくらいこまかいところまで表現ひょうげんされていました。自分じぶんきょくなのに「あっ、こんなおんはいってたんだ」っていまさら気付きづいたりとか(笑)。どのタイプの楽曲がっきょく非常ひじょうたのしくけたので、ぼく音楽おんがく用途ようとにはけっこうオススメかもしれないです。

これ本当ほんとう無線むせんか?

──さきほど、取材しゅざいまえ雑談ざつだんなかで「Bluetoothにアレルギーがあった」というようなことをおっしゃっていましたが。

そうなんですよ。音響おんきょうきでアナログからはいった人間にんげんなので、ケーブルがない状態じょうたいおとがきれいに送受信そうじゅしんされるはずがないとしんってしまっていたところがあって。実際じっさい、ちょっとまえまではBluetoothでハイレゾをいても、おと輪郭りんかくがぼやける印象いんしょうがあったんです。

──おっしゃるとおり、従来じゅうらい規格きかくではBluetoothでハイレゾデータを伝送でんそうするさい情報じょうほう欠落けつらくけられませんでした。今回こんかいためしいただいた「HD610N」はLDACやaptX HDといったあたらしいコーデックの両方りょうほう対応たいおうしているので、再生さいせいがわがそれに対応たいおうしていればワイヤレスでもハイレゾ相当そうとうこう解像度かいぞうどたのしめるようになっています。

羽多野渉

そういうことなんだ! 有線ゆうせんいたときとくらべてほとんど遜色そんしょくなかったというか、自分じぶんみみうたがいましたからね。「これ本当ほんとう無線むせんか?」っておもわずケーブルをさがしちゃったくらい(笑)。いままで先入観せんにゅうかん固定こてい観念かんねんにとらわれて、有線ゆうせん至上しじょう主義しゅぎみたいになっていた自分じぶんがちょっとずかしいです。

──今後こんごはワイヤレスでくのもありですか?

全然ぜんぜんありですね。それに、有線ゆうせんだとカバンにしまうときケーブルをぐるぐるいたほうがいいのか、しばったら断線だんせんしちゃうかなとか、いろいろかんがえちゃうじゃないですか。そのてんワイヤレスだとなやまなくてみますし、なんて便利べんりなんだと。