つばきファクトリーの単独たんどくコンサート「CAMELLIA ～日本武道館にほんぶどうかんスッペシャル～」が、10月18日にちに東京とうきょう・日本武道館にほんぶどうかんで開催かいさいされた。

今年ことし7月がつに新しんメンバーの河西かさい結ゆい心しん、八木やぎ栞しおり、福田ふくだ真しん琳、豫よ風ふう瑠乃の4名めいを迎むかえたつばきファクトリー。「CAMELLIA ～日本武道館にほんぶどうかんスッペシャル～」はグループ史上しじょう初はつの武道館ぶどうかん単独たんどく公演こうえんで、新しん体制たいせいでライブパフォーマンスを行おこなうのもこの日ひが初はじめて。ライブ当日とうじつは公演こうえんの模様もようがCSテレ朝てれあさチャンネル1 / スカパー！オンデマンドで生なま中継ちゅうけいされた。

キラキラと輝かがやく真まっ赤かな衣装いしょうに身みを包つつんだ彼女かのじょたちは、まず最初さいしょにグループのメジャーデビュー曲きょく「初恋はつこいサンライズ」を歌唱かしょう。サビ前まえにはこの日ひ17歳さいの誕生たんじょう日びを迎むかえた福田ふくだの口くちから、「こんな気持きもち初はじめて」というセリフが飛とび出だした。新曲しんきょく「ガラクタDIAMOND」では先輩せんぱいメンバーと新人しんじんたちによる鮮あざやかなマイクリレー、「低温ていおん火傷かしょう」ではセンターステージを生いかしたダイナミックなフォーメーションダンスと、ライブ序盤じょばんから12人にんによる一体いったい感かんのあるパフォーマンスが届とどけられた。

リーダーの山岸やまぎし理子さとこは、2015年ねんのグループ結成けっせい以降いこうずっと目標もくひょうにしてきた武道館ぶどうかん公演こうえんを迎むかえられたことに感謝かんしゃを述のべ、「今日きょうは6年ねん分ぶんの思おもいをすべて表現ひょうげんしたいと思おもいます」と宣言せんげん。浅倉あさくら樹いつき々は「ロックの聖地せいちである武道ぶどう館かんに立たててうれしいです」と喜よろこびをにじませた。続つづいては、新しんメンバーを除のぞいたオリジナルメンバー8人にんがグループにとって大切たいせつな曲きょくを披露ひろうするコーナーへ。近年きんねんのライブでもおなじみの「春はる恋歌こいうた」「意識いしき高たかい乙女おとめのジレンマ」のほか、「青春せいしゅんまんまんなか！」「気高けだかく咲さき誇ほこれ！」「笑わらって」「就活しゅうかつセンセーション」といった初期しょき曲きょくが盛もり込こまれたメドレーが届とどけられた。

中盤ちゅうばんに差さしかかると、ステージ上じょうには緊張きんちょうの面持おももちでMCを行おこなう新しんメンバー4人にんの姿すがたが。1人ひとりひとり好すきな花はなとその花言葉はなことばについて紹介しょうかいすることになり、八木はちぼくは「幸福こうふくを告つげる」という花言葉はなことばのカランコエ、福田ふくだは「みんなを惹ひきつける魅力みりょく」が花言葉はなことばのスノーフレーク、豫よ風ふうは「常つねに前進ぜんしん」が花言葉はなことばのガーベラ、葛西かさいは「乙女おとめの恋心こいごころ」という花言葉はなことばのコスモスが好すきなことを発表はっぴょうし笑顔えがおを見みせた。その後ご4人にんは「初恋はつこいサンライズ」と同おなじくグループのメジャーデビュー曲きょくである「うるわしのカメリア」を初々ういういしく歌唱かしょうし、次つぎ曲きょく「愛あいは今いま、愛あいを求もとめてる」では先輩せんぱいメンバーと合流ごうりゅう。続つづいてオリジナルメンバー8人にんが新しんメンバー4人にんのバトンを受うけ取とるように、キュートな振ふり付つけが印象いんしょう的てきな「恋こいのUFOキャッチャー」、最新さいしんアルバム「2nd STEP」収録しゅうろくのバラードナンバー「光ひかりのカーテン」を披露ひろうし、情感じょうかん豊ゆたかな歌声うたごえを会場かいじょういっぱいに響ひびかせた。

後半こうはん戦せんでは、12人にん全員ぜんいんでの切せつない表情ひょうじょうと歌声うたごえが映はえる新曲しんきょく「約束やくそく・連絡れんらく・記念きねん日び」、秋山あきやま眞しん緒いとぐちと山岸やまぎしのパワフルなダンスが光ひかる「断だん捨ISM」、ハンドクラップでオーディエンスと一体化いったいかする「表面張力ひょうめんちょうりょく～Surface Tension～」を次々つぎつぎとパフォーマンス。そして最新さいしんアルバム曲きょくの「足たりないもの埋うめてゆく旅たび」ではステージ中央ちゅうおうでメンバーが輪わになって歌唱かしょうしたり、感極かんきわまった秋山あきやまが涙なみだを流ながしたりと、エモーショナルなシーンが舞台ぶたい上部じょうぶのスクリーンに映うつし出だされた。

アンコールでは、彼女かのじょたちは赤あか、青あお、黄きに色分いろわけされた花はな柄がらワンピース姿すがたで新曲しんきょく「涙なみだのヒロイン降板こうばん劇げき」を披露ひろう。ギターのカッティングが心地ここちよいサウンドに岸本きしもとゆめののソウルフルなフェイクが重かさなり、ダンサブルで勢いきおいのあるステージが展開てんかいされた。1人ひとりひとりが感想かんそうを述のべていく中なか、秋山あきやまはグループへの愛あいを、小野おの瑞みずほ歩ふは出会であえた人ひとたちへの感謝かんしゃを語かたった。岸本きしもとは「私わたしたちが皆みなさんをここに連つれてきたんじゃないし、連つれてきてもらったのでもない。皆みなさんと私わたしたちで一緒いっしょに来きたられたんだと思おもっています。これからも一緒いっしょにいろんな景色けしきを見みに行いきましょう！」と声こえを震ふるわせ、山岸やまぎしはこれからもつばきファクトリーが歩あゆみを止とめず、大おおきく成長せいちょうしていくことを高たからかに宣誓せんせい。そして12人にんで人気にんき曲きょく「今夜こんやだけ浮うかれたかった」、疾走しっそう感かんのある「マサユメ」を勢いきおいよくパフォーマンスし、大おおきな拍手はくしゅに包つつまれながら笑顔えがおでステージをあとにした。