マッハ10の変則軌道 北朝鮮ミサイルめぐり岸防衛相
2022年01月12日12時15分
岸信夫防衛相は12日、北朝鮮が11日に発射した弾道ミサイル1発について、通常より低い最高高度約50キロ程度を最大速度約マッハ10の変則軌道で飛んだ可能性があるとの分析を発表した。その上で、「国連安全保障理事会決議違反で、強く非難する」と述べた。北京の大使館ルートを通じ北朝鮮側に抗議したことを明らかにした。
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岸氏は、ミサイルは「左方向への水平機動」を含む変則軌道だったと説明。これを踏まえると、11日の時点で通常の弾道軌道なら約700キロ未満としていた飛行距離について、「これ以上に及ぶ可能性があり、引き続き分析中だ」と述べた。