インタビュー
[インタビュー]あんスタアイドルの魅力を伝える配信番組「ドキドキ!あんスタゼミナール」最終回! “卒業”を迎えたキャスト&制作陣の心境は?
Happy Elementsがおくる
「あんさんぶるスターズ!!」(
以下,「あんスタ!!」)の
配信番組「ドキドキ!あんスタゼミナール」(
以下,「ドキスタ」)
第23
回が,2023
年11月16
日に
公開された。
「あんスタ!!」
初心者やあんスタアイドルが
気になる
人のために,
授業形式でキャラクターの
魅力を
届けてきた「ドキスタ」は,このたび
第24
回をもって
全アイドルの
授業が
終了となった。これを
記念して,
本稿では
塾長兼MCであるハライチの
岩井勇気さん,
受講生であるWエンジンの
チャンカワイさんと「あんスタ!!」
出演声優の
永塚拓馬さん(
黒根ひつぎ
役),そして
番組の
制作を
務めた
スタッフへのインタビューをお
伝えしよう。
最終回お疲れ様でした!
岩井塾長,チャンさん,永塚さん収録後インタビュー
4Gamer:
最終回の
収録お
疲れ
様でした! まずは
感想を
聞かせてください。
岩井勇気さん(以下,岩井さん):
僕は“
塾長”という
形で
番組に
出演させていただきましたが,
2人に
教える
立場でありながら,
僕自身もキャラクターのことをいろいろ
知ることができました。
一人ひとりを
掘り
下げていくなかでキャラクター
同士の
横のつながりも
感じられ,「あんスタ!!」ってすごいなと
思いましたね。やっぱり,そこに
作品の
魅力が
詰まっているなと。
チャンカワイさん(以下,チャンさん):
“
初心者”という
立場で,「
何も(
作品のことを)
知らなくて
結構ですよ」と
言われて
出演できる
番組なんてないですよね。
文字通りまっさらな
僕が
知識を
得ていく
様子を,
視聴者の
方が「そうそう!」って
見て
楽しんでくださる
感動がありました。すごく
新鮮で,ほかのテレビ
番組などではない
感覚でしたね。
楽しかったです!
永塚拓馬さん(以下,永塚さん):
「あんスタ!!」はすごくシナリオの
数が
多い
作品です。こうして
制作者の
方が“
推しポイント”を
紹介していただけると,なんとなく
感覚で
把握していたキャラクターの
良いところを,
明確に
理解できるなと
思いました。それをこの3
人でお
話することによって,より
愛が
深まりましたね。
元々「あんスタ!!」を
知っている
人にとっても,
彼らへの
愛がどんどん
深くなる
番組にできたんじゃないかと
思っています。
塾長の岩井勇気さん
![画像集 No.002のサムネイル画像 / [インタビュー]あんスタアイドルの魅力を伝える配信番組「ドキドキ!あんスタゼミナール」最終回! “卒業”を迎えたキャスト&制作陣の心境は?](https://www.4gamer.net/games/440/G044054/20231006014/TN/002.jpg) |
受講生のチャンカワイさん
![画像集 No.003のサムネイル画像 / [インタビュー]あんスタアイドルの魅力を伝える配信番組「ドキドキ!あんスタゼミナール」最終回! “卒業”を迎えたキャスト&制作陣の心境は?](https://www.4gamer.net/games/440/G044054/20231006014/TN/003.jpg) |
受講生の永塚拓馬さん(黒根ひつぎ役)
![画像集 No.004のサムネイル画像 / [インタビュー]あんスタアイドルの魅力を伝える配信番組「ドキドキ!あんスタゼミナール」最終回! “卒業”を迎えたキャスト&制作陣の心境は?](https://www.4gamer.net/games/440/G044054/20231006014/TN/004.jpg) |
4Gamer:
ありがとうございます。
今だから
言える
裏話や
思い
出のエピソードはありますか?
永塚さん:
「3
大『ここ
惚れ』ポイント」のフリップの,
穴埋めの
紙がなかなか
剥がれなかったりとか……。
岩井さん:
穴埋めと
言えば,その
単語をチャンさんが
当てようとする
頑張りですかね。
面白くしようと
思ってわざと
外していたのかもしれませんが……。
最終回も,
本当は
当ててほしかったです……。
チャンさん:
いやいや,ファンの
方は
分かっていたかもしれませんけど,
僕みたいな
初心者には
当てられるわけない
感じでしたよね!?(笑)
4Gamer:
最終回も
惜しかったですね……! では
逆に,チャンさんからは
何かありますか。
チャンさん:
僕が
言いたいのは,
塾長がアイドルの
露出の
激しいカットを
鑑賞する
時間はオンエアの3
倍はあったということです。「この
鎖骨の
部分が……」とか
言って。あと,
永塚さんもチラ
見せ
筋肉が
大好物なので,
実はけっこう
時間をかけて
筋肉を
楽しんでいらっしゃったんです。
永塚さん:
そうですね……(笑)。
岩井さん:
そういうところは「あんスタ!!」の
魅力でもありますね。
服の
隙間とか。
チャンさん:
あははは! じゃあそれはぜひ,「ムラムラゼミナール」の
時に……(笑)。
4Gamer:
期待しています。ちなみに
皆さんも
番組をとおして“
一推し”は
決まりましたか? ぜひ,
最終的に
心に
決めた
推しがいれば
教えてください。
岩井さん:
僕はもうずっと(
月永)レオですね。でもレオ
以外で
言うなら……(
仙石)
忍と(
礼瀬)マヨイが
良いなと
思ってます。
今日収録したマヨイなんかゾクゾクしましたね(笑)。
忍くんを
紹介したときも「いいな」と
思っていたので,この
2人の
絡みが
好きだなと。
4Gamer:
忍者同好会ですね。では,
永塚さんはいかがですか。
永塚さん:
基本的には
箱推しなんですが,「ドキスタ」の
授業を
受けて
瀬名 泉くんが
気になったのはありますね。
第一印象だと
毒舌で
接しにくそうなイメージもあるキャラですが,
面倒見が
良いところやプロ
意識がすごいところに
惹かれました。
本当の
意味で
優しい
人なのと,
歌声が
唯一無二でもっと
聴きたくなるところも
魅力的だなと。
チャンさん:
僕はずっと(
乙狩)アドニスくんが
気になると
言ってました。あと,あらためて
全員を
振り
返ってみたら(
春川)
宙くんが
一推しになったかもしれません。
共感覚の
持ち
主というところで,
彼がステージからお
客さんの
感情が
変わる
色を
感じているところを,プロデューサーとして
舞台袖から
見守りたいなと。
4Gamer:
なるほど……! あと,「MaM」の
三毛縞 斑も
気になるとおっしゃっていましたね。
チャンさん:
そうなんです。この
番組のコメントなどを
拝見していて,ファンの
方から「チャン,(キャラのことを)よく
分かってるじゃん」とおっしゃっていただいたことに
喜んでいたら,「MaM」はまったく
掴みどころのない
人で……。「
分からないのに
惹かれる」っていうところがすごいし,それが
魅力だというのが
面白かったです。でも
本当に,
選ぶのが
難しいなんて
生意気なことを
思ってます。
初心者やのに。
4Gamer:
いえいえ,だからこそ
選ぶ
楽しさがありますよね。では
最後に,「あんスタ!!」を
始めようか
迷っている
人の
背中を
押す
一言を
絡めつつ,
読者に
向けてメッセージをお
願いいたします。
岩井さん:
「ドキスタ」を
見ていただければ,「『あんスタ!!』はチャンカワイですらハマる」ということがよく
分かっていただけると
思います(笑)。
チャンさん:
いや,
本当にそう……!
岩井さん:
すごく
易しく
説明している
番組なので,まずはどの
回でも
構いませんので
見ていただきたいですね。そこから
入っていきやすいですし,
楽しんでいただけると
思います。
チャンさん:
本当に,よく(
出演者に)
僕を
選んでいただいたなと
思っています。こんな
僕がどんどんのめり
込んで,ダウンロードするのを
我慢するまでになるっていう(笑)。まだ「あんスタ!!」をプレイしていない
方にはぜひ,
初心者であることを
誇りに
思ってほしいですね。「
知らないことが
宝」っていうのは,プレイしている
人たちがすごくうらやましがっていることですから。この「ドキスタ」にはそういった
文化もありますし,ぜひ
一緒に
初心者を
楽しんでもらえたらと
思います!
永塚さん:
「あんスタ!!」はすごく
歴史の
長いコンテンツなので,そういう
意味で
今から
始めるのを
躊躇している
方がいらっしゃるかもしれません。でも
自分が
感じるのは,「あんスタ!!」って
変わり
続けているんだなっていうことなんですよ。
昔から
知っている
人でも,
常に
新しい
方向へついていっているわけです。だから,どのタイミングで
入ったとしても
最新のところで
始められるので,いつスタートしても
良いコンテンツだと
思います。
岩井さん:
うんうん。
永塚さん:
あと
番組をとおして
思ったのは,アイドル
一人ひとりに
対するスタッフさんの
愛が
強いことです。ただのコンテンツで
終わらせないぞというか,
本当にアイドルが
生きていて,ちゃんとして
物語があるという。
皆さんの
心に
訴えかける
作品を
作っていらっしゃるので,
今からでも
始めて
後悔はありません! ぜひ
一緒に,これからも
楽しんでいただけるとうれしいです。
4Gamer:
本日はありがとうございました!
制作陣の執念と愛で作られた「ドキスタ」。
ここだけのエピソードを制作陣に聞く
“手作り感”が満載だった「ドキスタ」制作現場
4Gamer:
1
年間,
本当にお
疲れ
様でした。まずは
番組の
制作にあたり,
初期のエピソードを
教えていただけますか。
「あんスタ」チーム 外部施策ディレクター/HA氏(以下,HA氏):
確か1
年半くらい
前,「あんスタ!!」が7
周年を
迎える
年の
始めですかね。もっと
新規プレイヤーの
皆さんにアプローチをしていこうという
話になり,
何か
番組でフォローできることはないかと
考えたのが
始まりでした。
まずは
自分のほうで
番組の
形を
作るところ「fine」や「Trickstar」まで
担当して,
以降は「ウキスタ」(「ウキウキ♪ あんスタ
情報局」)を
担当していたスタッフにバトンタッチする
予定だったんですが,ウキスタ
担当のライフイベント
的な
事情もあり,なんだかんだ
結局最後まで
自分で
続けることになりました(笑)。
4Gamer:
HAさん
自らずっと,
番組の
内容制作まで
関わっているんですね! では,
実際の
制作の
流れとしてはどのような
感じだったのでしょうか。
HA氏:
まずは
各アイドルに
対してテーマを3つ
設定して,
次にNA(「あんスタ」チーム コンテンツプランナー)がそのテーマに
沿って,
各ストーリーやスチルのどこからピックアップしていくかを
考えました。
それができたら
今度はまた
自分のほうで,
映像で
紹介していくシーンを
決めて,その
後に
台本を
作って……という
流れでした。NAが
担当した「テーマに
沿ったシーンを
選ぶ
仕事」が
一番重要で
大変な
部分だったのですが,
毎回バッチリ
候補を
出してくれたので,そこは
適材適所うまく
分業ができて
良かったですね。
4Gamer:
NAさんは
普段,シナリオや
世界観の
監修などを
行われていますよね。
「あんスタ」チーム コンテンツプランナー/NA氏(以下,NA氏):
そうなんです。
本業の
仕事をしながらなので,この
番組の
制作で
夜遅くまで
作業しているようなこともありましたね。
最初は
月に1
日くらいの
作業という
話だったんですが,それでは
済まなかったですね(笑)。
私がこだわりすぎたのもありますが……。
HA氏:
いざスタートしたら
結構ハイカロリーで,
自分もNAも
通常業務を
手放すことはできないし,そもそも
引き
継いでいく
前提でスタートした
番組だったので,こうして
無事に
完走できたのでひとまず
安心しました。
4Gamer:
いや,あれだけの
情報をあの
短時間にまとめるのは
本当に
大変だったと
思います。
一人ひとりに
莫大なストーリーや
背景があって,
人数も50
人近くいるわけですから。
HA氏:
もちろん
社内にサポートしてくれるスタッフはいたんですが,
実際に
画面のスクショを
撮ったりするような
地道な
作業も
膨大でしたし,どうしても
制作がギリギリになってしまうため,
収録時に
使うインサート
映像なども
自分で
作ったりしていました。
そんなこんなで
現場的にはかなり“
手作り
感”の
強い
制作になりました。
4Gamer:
それを1
年と
少し
続けてきたと……。いや,
本当にかなりの
作業量だったと
思います。
NA氏:
かなり
力技でやっていたところもあって,
言ってみれば“
執念”みたいな
感じでしたね。
始まったら
止まれないから
走り
続けるしかない! っていうような(笑)。
相関図や早口解説の誕生秘話について
4Gamer:
おそらく,
視聴者の
想像以上の
作業量だったのではないかと
思います。では,
番組制作の
裏話はありますか。
HA氏:
実は「ユニット」ごとの
相関図はNAの
手書きなんです。あらためて
振り
返ってみると,
結構丁寧に
書かれていますよね。
NA氏:
相関図に
関しては
主観ではなく,
作中で
表現されている
客観的な
事実しか
書かないようにしていました。でも
本当に
手書きのまま
出すとは
思っていなかったので(笑),
最初の
頃と
最後の
相関図では,
少し
書き
方やテイストが
違っていたりします。
HA氏:
あそこは
絶対に
手書きがよかったんですよ。フォントでやってしまうと
無機質な
表になってしまうし,
勉強というテーマでやるからにはノートに
書かれたもののように
手書き
資料にしたかったんですね。
加えて,
地味なこだわりなんですが,ああいった
資料は
絶対にクラウドストレージサービスなどで
配布したかったんです。
勉強のための
教材なので,
生徒=
視聴者の
方々に
配ってこそかなという。
4Gamer:
確かに
本物感がありました。アンサンブルスクエアの
社員から
配布された
資料,といった
感じで。
NA氏:
ファイル
名もこだわりましたよね。あえて
本物の
資料っぽくしようみたいな。ファンの
皆さんにも
楽しんでいただけたようですし,
結果として
配布して
良かったと
思います。あと,
録り
下ろしのボイスも
喜んでいただけました。
HA氏:
最初は
録り
下ろしにする
予定はなかったんですよね。
誰か1
人でも
録り
下ろしをしたら,
全員分収録したくなりますし。でも,NAから「
絶対にやったほうがいい」という
提案があったのと,あったほうが
確実に
喜んでもらえることは
分かりきっていたので,じゃあ
頑張るか……! みたいな。
NA氏:
イベントストーリーはフルボイス
化する
可能性はありますが,スカウトはまずなくて……
自分自身も「これは
絶対にボイスで
聴きたい」みたいなところがあったんですよ。
私は
音声収録担当でもあるのですが,
本当にキャストの
皆さんが
頑張って
協力してくださいました。
実際に
番組を
見てくださっていたキャストさんもいらっしゃってうれしかったです。
4Gamer:
では,
番組を
作るうえで
工夫されたことはありますか。
NA氏:
工夫という
意味では,
早口解説がそうかもしれません。それぞれワンシーンしかピックアップできないから,
前後のつながりが
分からないなと。
HA氏:
あれも
工夫ではありつつ
執念でもありましたね。やっぱりあの
尺で
収めようとするとなると,
大事なところでも
説明しきるのって
無理なんですよね。ただ,
拾いきれなくても,
誤解されたくないし
正しく
伝えなきゃいけないわけで……。ということで,
配信媒体の
利点である「
見返せる」というところを
活かして,
読めなくてもいいから
詰め
込んでみようということで
入れてみました。
4Gamer:
すると,あれはHAさんが
書いていたということですか?
HA氏:
はい。
本来であればコンテンツチームの
人間に
書いてもらうのが
良いんですが,
僕がこの
番組に
求めている“よく
分からない
熱量”みたいなニュアンスを
出してもらうのは
難しかったし,
何よりほかの
人に
振っている
時間もなかったし(笑)。
4Gamer:
確かに
毎回,
生の
声っぽい
内容にはなってましたよね。
HA氏:
実際にもあまり
推敲せずにとにかく
文字数やバランスなどは
考えず
書き
殴って,
最後にほんの
少しだけ
整理したくらいです。だから「てにをは」などおかしいところもたくさんあるんですが,それも
含めて「オタクの
早口だから!」みたいな。とにかくパッションをぶつけているという
演出でありつつ,
実際に
本物の
情熱でもあります。
4Gamer:
ほかに
工夫などはありましたか?
NA氏:
あと
変則的だったのは,「
流星隊」
回で
年表を
差し
込んだことでしょうか。
HA氏:
ちょうど「
流星隊」がパワーアップしたタイミングだったこともあり,そのあたりの
内容をどうお
伝えすれば
一番語弊がなく,
伝えたいように
伝えられるかな……というところで,「NAさん
年表いけますかね」みたいなオーダーがありました。
結局,これも
工夫というか
力技でしたね(笑)。でもこの
番組については「
収録日が
近いから
絶対に
資料を
完成させないと」という
感じで,
毎日の
作業の1つのようになっていました。
数々の名言も飛び出した,
キャスト陣の起用について
4Gamer:
「ドキスタ」に
岩井さん,チャンさん,
永塚さんをキャスティングした
理由をあらためてお
聞きしたいです。そもそも
最初から,キャスト
以外の
方も
起用しようと
考えていたのでしょうか。
HA氏:
はい,
自分のなかではそう
決めていました。
初心者向けの
番組ということもあって,ほかのメディアにもよく
出ているような
顔なじみのある
方にお
願いしたいと
考えていました。
岩井さんに
関してはやっぱりアニメやゲーム
系の
仕事を
多くされていましたし,そもそも
以前「あんスタ」でもお
仕事をご
一緒していたこともあって,
満場一致ですぐに
決まりましたね。
4Gamer:
チャンカワイさんについてはいかがですか?
HA氏:
ただ
解説をして
終わりということではなく,キャラクターを
紹介していく
番組としてのゴールが
必要だなと
思ったんです。
観終わったとき,「
推しにしたい」とか「
魅力的だ」と
思ってほしいなと
考えて……ワンアイデアではありますが,「
惚れてもらいたい」と。
4Gamer:
なるほど!(笑)
HA氏:
そのため,どうしてもチャンさんが
良いという
話をさせていただきました。
4Gamer:
「あんスタ!!」を
好きないち
視聴者として,チャンさんは
本当に
素晴らしいキャスティングだったと
思います。コンテンツやキャラのことをまったくご
存じないにもかかわらず,リスペクトと
愛情を
持って
取り
組んでくださっているのがすごく
伝わってきました。
HA氏:
我々制作陣としても,
本当にそう
思っています。そもそも
普段あまりゲームなどをされる
方ではないと
聞いていたので,
実際どういう
反応をしてくださるんだろうなと。……ご
一緒してみて,
惚れる,
惚れないとかはもはや
関係ないくらい,
毎回すてきなコメントをしてくださいましたね。「
実は(もうすでにストーリーを)
読んでいるんじゃ?」というくらいに
鋭い
考察があったり,
本当にすごいなと
思いました。
4Gamer:
キャラクターときちんと
向き
合って,
良いところをたくさん
拾い
上げてくださってましたよね。
NA氏:
そうですね。あとは
岩井さんもですが,やっぱり
芸能界にいらっしゃる
方の
視点があったのも
大きくて。それこそ「MaM」の
回のお
祭りの
仕事の
楽しさや
苦労の
話とか……。
(
乙狩)アドニスのときにファイヤーダンスの
話(「UNDEAD」
後編)も
出ましたよね。
HA氏:
普通は「これ(ファイヤーダンス)って
本当に
熱いんだよ!」なんてコメント
出てこないですよね(笑)。ご
自身の
多種多様な
体験を
紐づけた
発言をしてくださって,
珍しい
視点で
物事を
語ってくれたのも
最高でした。
4Gamer:
では,
永塚さんについてはいかがですか。
HA氏:
まず,やっぱり
声優さん
側の
視点も
欲しかったのはありました。ただ
既存のキャストさんはすでにキャラのことをご
存じなので,
新鮮なリアクションを
取りにくいかなと。また
黒根ひつぎの
役どころがプロデューサーということもあったので,
各キャラを
平等に
語るのであれば
永塚さんしかないなと。それにしても,
永塚さんもすごく
勉強熱心に
取り
組んでくださいましたね!
塾としての
視点でいうと
最高の
優等生でした。
NA氏:
芸人さんと
一緒に,あそこまでのレベルで
穴埋めクイズに
挑戦してくださったのもすごかったですよね。
4Gamer:
本当ですね(笑)。この
番組はキャスティングによって
面白さがかなり
変わったのではと
思いますが,ベストなメンバーだったんじゃないかと
感じました。
HA氏:
そうですね,
結果的にすごく
良いバランスだったと
思います。
NA氏:
この
番組はちゃんと
筋書きや
台本があって……と
思っている
視聴者の
方もいらっしゃると
思いますが,
完全にぶっつけ
本番だったのはあらためて
言っておきたいです(笑)。
本当に,キャラに
対する
生の
反応や
感想だったという。
4Gamer:
確かにそう
感じる
方もいるかもしれません。「3
大『ここ
惚れ』ポイント」もガチの
回答でしたよね。
現場で
拝見していると,カメラマンやスタッフの
方も
思わず
笑いをこらえている
場面がよくありました。
HA氏:
台本を
見せたいくらいです(笑)。
ということで,台本の一部を入手!
![画像集 No.013のサムネイル画像 / [インタビュー]あんスタアイドルの魅力を伝える配信番組「ドキドキ!あんスタゼミナール」最終回! “卒業”を迎えたキャスト&制作陣の心境は?](https://www.4gamer.net/games/440/G044054/20231006014/TN/013.jpg) |
NA氏:
一番「あんスタ!!」
初心者であるチャンさんは,
本番ギリギリまで
資料(
番組で
使われていたもの)をじっくり
見てくださって,
本当にありがたかったです。
4Gamer:
生の
反応のなかで
印象に
残っているものなどはありますでしょうか?
HA氏:
生の
反応といえば,「MaM」の
回は
焦りました。ご
視聴してくださった
方は
分かるかと
思うのですが,
本当に
最後まで「
一体この
人は
何なんだ!?」という
感じで
終わったんですよ。
4Gamer:
はい,そうなっていましたね(笑)。
HA氏:
どう
編集しようかな……とNAとも
話しましたね。ただ,
実際に
斑って
掴みどころがない
人物なのは
間違いがなくて,そのミステリアスさ
自体が
本質というか,
魅力ではあったんですよね。そういう
意味では
本質を
一番ちゃんと
説明できた
形なのかなとは
思ってます。
中途半端に
分かりやすい
切り
取りをしてしまってもダメですし。なんにせよ
一番印象に
残る
回になりました。
4Gamer:
チャンさんもインタビューで
言及されていました。では,NAさんはいかがですか?
思い
出深い
回があればぜひ。
NA氏:
面白いコメントが
印象に
残っています。
腹筋のラインを「ありがとうの
線」と
仰っていたのは,しばらく
引きずって
思い
出し
笑いしました。
4Gamer:
“
語録”がたくさん
生まれましたよね。さすが
芸人さんという
感じでした。
HA氏:
そうですね。
先ほども
話しましたが,
芸人さん……
芸能界の
方だからこそのコメントが
本当に
素晴らしかったです。「『2wink』が
前座を
務めたのは
誇らしいこと」とか,
気づきを
得るところもありましたね。
4Gamer:
今回の
番組を
制作して,
感じたことなどがあればお
聞かせください。
HA氏:
少し
大きい
話になりますが,「あんスタ!!」って
何か
新しいことをやろうとすると,「ちゃんと
全キャラをフォローできるか」を
一番最初に
考えなければいけないんです。
平等に
展開してあげたいですし。
例えパッと
見で
良い
案件があったとしても,
全体を
俯瞰して
横並びで
考えたとき,
見送らなければいけなくなることもありますし。
そういう
意味で,
何かをスタートするときには
相応の
覚悟をして
臨まなければいけないんです。だから
覚悟をして
臨んだつもりではあったのですが「ドキスタ」は
思った
以上に
大変でしたし,あらためて「あんスタ!!」ってすごいなって(笑)。
4Gamer:
それでもやり
遂げられました。
NA氏:
最初の
収録が
昨年の
夏ごろだったので,1
年と
少しですね。そこからどんどん
忙しくなっていきました。これは
本当に,コンテンツやキャラを
好きじゃなければできなかったと
思います。
HA氏:
それは
本当にそうです。この
番組を
作ったことで,アイドルたちのことをもう
一度ちゃんと
好きになりましたね。ああ,この
子ってこういうところがあったよなみたいな,あらためてキャラや
過去を
見返す
良いタイミングになりました。
NA氏:
映像を
見ていても,
数々の
思い
出が
走馬灯みたいに
蘇って
涙が
出てきますよね。
4Gamer:
分かります……。
NA氏:
推しポイントも3つに
絞っていたので,まだ
紹介しろって
言われたら
全然できますよ(笑)。
4Gamer:
それでは,
最後に
一言いただけますか。
HA氏:
見ているプロデューサーの
方々があらためて「そうそう!」と
共感することはもちろん,
新しい
気づきを
与えてくれた
番組になったと
思います。
初心者向けに
作った
番組でしたが,ずっとプレイしている
方にとっても
新しい
発見の
機会になったんじゃないかなと。
4Gamer:
そのとおりだと
思います。
HA氏:
もしかしたら,キャラについて
自分の
好きな
部分とは
違うものをピックアップされていたところもあったかもしれません。でもこの
番組の
内容も
見解の1つではあるので,そういうことがあっても
良いと
思っています。たくさんの
方が
見てくださって,コメントをくださって
本当にうれしかったです。
大変な
作業ではありましたが,そうしたメッセージに「
次も
頑張ろう」と
思えました。
制作さんもそうですが,
本当にみんなで
作ってきた
番組だったなと
感じています。ここまでご
視聴いただき,
本当にありがとうございました。
4Gamer:
本日はありがとうございました!
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