［TGS 2020］「EDENS ZERO」のゲーム化かは，家庭かてい用ようゲーム機きとモバイルの2本立ほんだて。「エデンズゼロ　ゲーム化か＆アニメ情報じょうほう発表はっぴょう」レポート

　2020年ねん9月がつ26日にち，東京とうきょうゲームショウ2020 オンラインにて，KONAMIの公式こうしき放送ほうそう「エデンズゼロ　ゲーム化か＆アニメ情報じょうほう発表はっぴょう」が配信はいしんされた。この配信はいしんでは人気にんきコミック「EDENS ZERO」を原作げんさくとしたゲーム2タイトルと，アニメの情報じょうほうが公開こうかいされたので，その様子ようすをお伝つたえしていこう。


　「EDENS ZERO」は，真島まじまヒロ氏しが2018年ねんから週刊しゅうかん少年しょうねんマガジン連載れんさい中ちゅうのSF冒険ぼうけんコミックだ。熱血漢ねっけつかんの主人公しゅじんこう・シキが，動画どうが配信はいしん者しゃのレベッカや，機械きかいの身体しんたいを持もつネコ・ハッピーをはじめとする仲間なかま達たちと出会であい，桜さくら宇宙うちゅう（サクラコスモス）を旅たびしていくという物語ものがたりが展開てんかいされる。
　冒険ぼうけんのロマンと，身体しんたいのエーテルを操あやつって特殊とくしゅ能力のうりょくを発揮はっきする「エーテルギア」による熱あついバトルで人気にんきを博はくし，6月がつにはテレビアニメ化かが，そして9月がつ16日にちにゲーム化かが発表はっぴょうされていたが，今回こんかいの配信はいしんではその詳細しょうさいが明あかされた。

※画像がぞうは配信はいしん映像えいぞうをキャプチャしたものです。

前列ぜんれつ左ひだりから，KONAMI 宣伝せんでん担当たんとうの近藤こんどう利弘としひろ氏し，同どうプロデューサーの村むら戸ど 信しん氏し，原作げんさく者しゃの真島まじまヒロ氏し，司会しかいを担当たんとうした日本にほんテレビアナウンサーの伊藤いとう 燎氏。後列こうれつの石平いしだいら信しん司つかさ氏し（アニメ「EDENS ZERO」総そう監督かんとく）はリモートでの出演しゅつえんとなっていた

「EDENS ZERO」プロジェクト公式こうしきサイト

ゲーム版ばんはアクションRPGと見下みおろし型がたアクションRPGの2本ほんが登場とうじょう

　KONAMIから発売はつばい予定よていのゲーム版ばん2タイトルは，家庭かてい用ようゲーム機き向むけのものとモバイル向むけのもの2本ほんが予定よていされている。家庭かてい用ようゲーム機き用ようは「アクションRPG」，モバイル用ようは「見下みおろし型がたアクションRPG」とのことで，どちらも現時点げんじてんでのリリース時期じきは「未定みてい」となっている。

主人公しゅじんこうのシキ（左ひだり）と，動画どうが配信はいしん者しゃのレベッカ（右みぎ）

シキの仲間なかまで機械きかいを改造かいぞうして戦たたかうワイズ（左ひだり）と女性じょせい剣士けんしホムラ（右みぎ）

　家庭かてい用ようゲーム機き向むけのものは，シキがエーテルギアで重力じゅうりょくを操あやつる様ようを再現さいげん。広大こうだいなフィールドを自由じゆうに飛とび回まわり，ビルの壁面へきめんや天井てんじょうを走はしるといったアクションを楽たのしめるという。バトルは爽快そうかいなアクションで，シキやレベッカだけでなく，ワイズやホムラといったキャラクターを操作そうさして暴あばれ回まわれるとのことだ。

シキのエーテルギアが持もつ能力のうりょくを再現さいげん。空そらを飛とび回まわったり（左ひだり），ビルの壁面へきめんを走はしったりできる（右みぎ）

バトルはアクション（左ひだり）で，シキ以外いがいのキャラクターも操作そうさできる（右みぎ）

　モバイル向むけは見下みおろし型がたの画面がめんによる，ハックアンドスラッシュ系けいゲームになるという。エーテルギアをどのように組くみ合あわせるかという戦略せんりゃくが楽たのしめるほか，その戦略せんりゃくにあった装備そうびを集あつめることによるキャラクター強化きょうかの要素ようそも重要じゅうようになる。頻繁ひんぱんに服装ふくそうを変かえる原作げんさくにちなみ，本ほん作さくにはさまざまな装備そうびが用意よういされており，エーテルギアとのシナジーをいかに構築こうちくするかがポイントというわけだ。
　またフィールドは「地上ちじょう」と「空中くうちゅう」の2層そう構造こうぞうになっており，“空中くうちゅうの敵てきを叩たたき落おとし，地上ちじょうの敵てきにぶつけるとダメージを与あたえられる”という，真島まじま氏し考案こうあんのシステムも取とり入いれられている。

モバイル用ようは見下みおろし型がた画面がめんのハックアンドスラッシュだ

空中くうちゅうに飛とび上あがることもできる

　ゲーム好すきな真島まじま氏しは，2本ほんの作品さくひんについて「カッコイイ」「早はやくプレイしたい」と大だい喜よろこび。そして「ゲームで使つかって欲ほしい」ということでシキ，レベッカ，ワイズ，ホムラ，ウィッチ，シスター，ハーミットのオリジナル衣装いしょうを描えがき下おろしてきたのだから，ノリノリだ。真島まじま氏しの「（これらの衣装いしょうを）実装じっそうしてください！」というラブコールに，村むら戸ど氏しも「実装じっそうします！」と2つ返事へんじで快諾かいだく。家庭かてい用ようゲーム機き向むけとモバイル向むけ，どちらに実装じっそうされるかは定さだかではないが，これらの衣装いしょうを着きて活躍かつやくするシキ達たちを楽たのしみに待まちたいところだ。

真島まじま氏しがゲームのために描えがき下おろしたオリジナル衣装いしょうのシキ

「ギャングスタ」のワイズ。真島まじま氏しお気きに入いりのデザインとのこと

こちらは「カウガール」衣装いしょうのレベッカ

ホムラは普段ふだんが和風わふうなので，一風いっぷう違ちがったイメージということで「エーテルメイド」	黒くろ服ふくが多おおいウィッチは白しろベースの「スノー」
シスターの「ポリス」衣装いしょう	ハーミットは「ドール」衣装いしょうで，可愛かわいいもの好すきという本編ほんぺんの設定せっていを反映はんえい

アニメ「EDENS ZERO」は2021年ねん4月がつから放映ほうえい予定よてい

　続つづいてはアニメの放映ほうえい時期じきやスタッフ，キャストといった情報じょうほうが公開こうかいされた。
　アニメ「EDENS ZERO」は，2021年ねん4月がつから日本にほんテレビ系けいでの全国ぜんこく放送ほうそうが予定よていされている。総そう監督かんとくには，真島まじま氏しの前作ぜんさく「FAIRY TAIL」のアニメで監督かんとくを担当たんとうした石平いしだいら信しん司つかさ氏しを起用きよう。そして，作品さくひんに新あたらしい魅力みりょくを取とり入いれたいという石平いしだいら氏しの意向いこうで，鈴木すずき勇いさむ士し氏しが監督かんとくを務つとめるとのこと。

　そして声優せいゆう陣じんにはシキ役やくを寺島てらしま拓たく篤あつしさん，レベッカ役やくを小松こまつ未み可か子こさんが担当たんとう。またスターシステムにより「FAIRY TAIL」からの登場とうじょうとなるハッピー役やくは，「FAIRY TAIL」と同おなじく釘宮くぎみや理恵りえさんが担当たんとうすることが明あかされた。
　石原いしはら氏しによると，キャストを決きめるには3か月げつほどかかり，その間あいだには「バトル」ともいえる激はげしいやり取とりが交かわされたそうだ。寺島てらしまさんと小松こまつさんは，幅はばの広ひろい演技えんぎ力りょくが登用とうようの決きめ手てになったとのこと。そして，ハッピー役やくについて石原いしはら氏しは，当初とうしょは変かえることも考かんがえたものの，やはりハッピーといえばこの人ひとしかいないだろうということで，釘宮くぎみやさんに決きまったそうだ。

アニメ版ばんの設定せってい資料しりょうも公開こうかいされた。こちらはシキ

アニメ版ばんのレベッカ

アニメ版ばんのハッピー

　なおゲームとアニメに先駆さきがけ，夢ゆめ企画きかく「エーテルギア大だい募集ぼしゅう」もスタートしている。これはオリジナルのエーテルギア，そしてその能力のうりょくを使つかうオリジナルキャラクターのアイデアを募集ぼしゅうするというもの。応募おうぼは，2020年ねん10月がつ31日にち 23時じ59分ふんまでにEDENS ZEROプロジェクト公式こうしきアカウント「@EDENSZERO_PJ」をフォローし，ハッシュタグ「#オリジナルエーテルギア」を付つけてアイデアを投稿とうこうすればOKとのこと。優秀ゆうしゅう作さくは作中さくちゅうに登場とうじょうするそうだ。


　この企画きかくを受うけて石平いしだいら氏しが「エーテルギアの力ちからを，別べつの技術ぎじゅつで妨害ぼうがいする敵てきが見みたい」と発言はつげんすると，真島まじま氏しは「これは自分じぶんでやりたい」と名乗なのりを上あげていた。告知こくちだけでこの盛もり上あがりなのだから，今後こんごどのようなアイデアが出でてくるかが楽たのしみなところだ。

「EDENS ZERO」プロジェクト公式こうしきサイト