NOSTALGIC TRAIN

＜以下いか，配信はいしん元もとの紹介しょうかい文ぶんをそのまま掲載けいさいしています＞

• 旅たびの終おわりに二ふたつのゆらめき-

ノスタルジックトレインは日本にっぽんの田園でんえん風景ふうけいの中なかで、消きえた「夏なつ霧きり」の人々ひとびとと「私わたし」の謎なぞを解とき明あかしていく、少すこし切せつなく幻想げんそう的てきな一人称いちにんしょう視点してんのアドベンチャー/ウォーキングシミュレーター。
ストーリーモード「旅たびの終おわりに二ふたつのゆらめき」と夏なつ霧きりの世界せかいを自由じゆうに歩あるき回まわることができるフリーモードを収録しゅうろく。
日本にっぽんのインディーゲームクリエイター「畳たたみ部屋へや」がおくる「切せつない物語ものがたり」と「懐なつかしくも美うつくしい景色けしき」の織おり成なす幻想げんそう世界せかいにゆったりと浸ひたってみませんか。

※第だい22回かい文化庁ぶんかちょうメディア芸術げいじゅつ審査しんさ委員いいん会かい推薦すいせん作品さくひん※

【ストーリー】
眩まぶしくて目めが開あけられない。 セミの声こえと湿度しつどの高たかい空気くうきに全身ぜんしんが包つつまれる。微かすかに混こんじる潮風しおかぜの匂におい。
古ふるい駅舎えきしゃの木きのベンチに座すわっている。
ここはどこだろう、何なにをしていたのだろう……。

懐なつかしいような田舎いなかの風景ふうけい。
「夏なつ霧きり」と書かかれた駅えき。
単線たんせんの鉄道てつどう。
光ひかりの中なかから放ほうり出だされたように目めを覚さました私わたしは、記憶きおくを失うしなっていた。
不思議ふしぎなことに、この見知みしらぬ土地とちには誰だれの姿すがたも見当みあたらないのだった……。