初代しょだい「Wizardry」のフルリメイクタイトル「Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord」，制作せいさく発表はっぴょうと同時どうじにアーリーアクセス版ばんをリリース

　Digital Eclipseは2023年ねん9月がつ15日にち，「Wizardry」（ウィザードリィ）シリーズの第だい1弾だんとして1981年ねんにリリースされた「Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord」（邦題ほうだい「ウィザードリィ 狂きょう王おうの試練しれん場じょう」）のフルリメイク版ばんを発表はっぴょうしローンチトレイラーを公開こうかいした。発表はっぴょうと同時どうじに，SteamとGOG.comではアーリーアクセス版ばんの販売はんばいが始はじまっており，Steamでの価格かかくは3400円えん（税込ぜいこみ）となっている。

「Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord」公式こうしきサイト

　開発かいはつ・販売はんばいは，1992年ねんに設立せつりつされたDigital Eclipseが行おこなっている。さまざまなタイトルを開発かいはつしてきたスタジオだが，Blizzard Entertainmentと共同きょうどう開発かいはつした「Blizzard Arcade Collection」（2021年ねん）をはじめ，「ロックマン クラシックス コレクション」（2015年ねん），「Street Fighter 30th Anniversary Collection」（2018年ねん），「Atari 50: The Anniversary Celebration」（2022年ねん）など，最近さいきんはレトロゲームの復刻ふっこくに力ちからを入いれている印象いんしょうだ。


　オリジナル版ばん「Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord」は，初はじめてコンピュータ向むけに制作せいさくされたRPG作品さくひんの1つで，世界せかい初はつとなるパーティ制せいの採用さいようやカラーグラフィックスなど，日本にっぽんを含ふくめて，のちのRPGジャンルに大おおきな影響えいきょうを与あたえたタイトルとして知しられている。史上しじょう最高さいこうのゲームの1つに挙あげるメディアも多おおい。


　発表はっぴょうによれば，復刻ふっこく版ばん「Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord」は，そんなオリジナル版ばんの雰囲気ふんいきを残のこしつつ，現在げんざいのプレイヤーもストレスなくプレイできるための改良かいりょうが施ほどこされているという。グラフィックスは3Dになり，見みた目めこそ新あたらしいが，Sir-Tech Softwareが書かいたオリジナル版ばんのプログラムが流用りゅうようされている。開発かいはつには2年ねんかかっており，今後こんご，1年間ねんかんのアーリーアクセス期間きかんを通つうじてバグフィックスや新しんフィーチャーの導入どうにゅうなどを行おこない，2024年ねんの終おわりには製品せいひん版ばんに移行いこうする予定よていだ。現げん段階だんかいでは英語えいごのみだが，今後こんご，日本語にほんごにも対応たいおうすると述のべられているので，ファンは期待きたいしてほしい。