【11月7日にち AFP】米べい俳優はいゆうジョニー・デップ（Johnny Depp）さん（57）は6日にち、元もと妻つまアンバー・ハード（Amber Heard）さんに暴力ぼうりょくを振ふるっていたことを英えい裁判所さいばんしょが認みとめる判決はんけつを下くだしたことを受うけ、上訴じょうそする考かんがえを明あきらかにした。また、映画えいが「ファンタスティック・ビースト（Fantastic Beasts）」シリーズから降板こうばんすることも発表はっぴょうした。

　映画えいが「パイレーツ・オブ・カリビアン（Pirates of the Caribbean）」シリーズ主演しゅえんのデップさんは、6日にち付づけで「ロンドンから」と表記ひょうきされたインスタグラム（Instagram）の投稿とうこうで、「英国えいこくの裁判所さいばんしょの現実離げんじつばなれした判決はんけつによって、真実しんじつを語かたるための闘たたかいが変かわることはない。私わたしは上訴じょうそする考かんがえを固かためている」と表明ひょうめいした。

　デップさんは2日にち、自身じしんを「ワイフビーター（妻つま虐待ぎゃくたい者しゃ）」と報ほうじた英えい大衆たいしゅう紙しサン（Sun）を相手取あいてどって起おこした名誉めいよ毀損きそん（きそん）訴訟そしょうで敗訴はいそ。3週間しゅうかんにわたった訴訟そしょうでは、デップさんとハードさんの間あいだで争あらそいが絶たえなかったことが明あきらかにされ、アンドルー・ニコル（Andrew Nicol）判事はんじは、サン紙しの記事きじは「おおむね真実しんじつ」であることが証明しょうめいされたとし、デップさんの訴うったえを棄却ききゃくした。

　デップさんは今回こんかい、米べい映画えいが大手おおてワーナー・ブラザース（Warner Bros）の要請ようせいを受うけて映画えいが「ハリー・ポッター（Harry Potter）」のスピンオフ作品さくひん「ファンタスティック・ビースト」シリーズのゲラート・グリンデルバルド（Gellert Grindelwald）役やくから降板こうばんすることに同意どういしたと発表はっぴょう。「要請ようせいを尊重そんちょうし、同意どういした」としている。

　ワーナー・ブラザースもデップさんの降板こうばんについて認みとめ、現在げんざい製作せいさく中ちゅうの『ファンタスティック・ビースト3（仮題かだい）』について、「ゲラート・グリンデルバルドの配役はいやくを変かえる。映画えいがは2022年ねん夏なつに全ぜん世界せかいで公開こうかい予定よていだ」と発表はっぴょうした。(c)AFP