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地下 室 の手記 (まんがで読破 ) (まんがで読破 92) 文庫 – 2011/9/30
ドストエフスキー
(著 )
19世紀 ロシア・ペテルブルクに、ある男 が住 んでいた。 男 は過剰 ともいえる自意識 から「心 の地下 室 」へ閉 じこもり、社会 と断絶 した生活 を送 っていた。 あるとき男 は、自身 の過去 の回想 を記 すことで、「人間 の本質 の非合理 性 」を明 かしていくことを試 みる。
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本 の長 さ181ページ -
言語 日本語 -
出版 社 イースト・プレス -
発売 日 2011/9/30 -
寸法 10.8 x 1.1 x 15.2 cm - ISBN-104781606687
- ISBN-13978-4781606682
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登録 情報
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出版 社 : イースト・プレス (2011/9/30) -
発売 日 : 2011/9/30 -
言語 : 日本語 -
文庫 : 181ページ - ISBN-10 : 4781606687
- ISBN-13 : 978-4781606682
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寸法 : 10.8 x 1.1 x 15.2 cm
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売 れ筋 ランキング: - 329,746位 本 (本 の売 れ筋 ランキングを見 る)- - 151
位 まんがで読破 - - 14,187
位 評論 ・文学 研究 (本 ) - - 78,250
位 文庫
- - 151
- カスタマーレビュー:
著者 について
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トップレビュー
上位 レビュー、対象 国 : 日本
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2019年 10月 10日 に日本 でレビュー済 み
Amazonで購入
マンガで読 む「地下 室 の手記 」。主人公 の肥大 した自意識 を軸 に繰 り広 げられる場面場面 が、分 かりやすく漫画 化 されていて、滑稽 に見 えるようで、身 につまされるような感想 もあります。40年 も心 の地下 室 に閉 じこもり、自分 の事 を書 き続 ける物語 。読 み返 すたびに、違 う気 付 きがあります。
2017年 10月 21日 に日本 でレビュー済 み
主人公 の独白 が他人 言 とは思 えなかった。
周囲 に対 して敵愾心 があるものの、一方 では分 かって欲 しい、自分 を受 け入 れて欲 しいと願 う青年 の苦痛 。
それが容易 に叶 わないから理論 武装 し、さらなる堅 い殻 をまとい、滑稽 に振舞 い、雄弁 で、孤独 である。
吉行 淳之介 の言葉 を借 りれば
「青年 は蟹 に似 ている。外見 は硬 い甲羅 に覆 われていても、中身 はぶよぶよで柔 らかい」
その言葉 を体現 するかのようである。
完璧 主義 がもたらす弊害 。
望 むことと現実 が釣 り合 わないので青年 は地下 室 にこもり、手記 をしたためる。
この自意識 過剰 っぷりが痛々 しく、それでいて自戒 の言葉 のように胸 に迫 る。
中 二 病 やモラトリアムを患 っている人 には、ぜひ読 んでもらいたい作品 です。
それが
「
その
この
2012年 8月 24日 に日本 でレビュー済 み
心 の複雑 さ、自意識 過剰 、理屈 っぽさもここまでいくとかえって可笑 しくなり読 み進 めながらクスクスと笑 いながら読 んだ。本 を読 んでいない時 でさえ、この主人公 を思 い出 してクスクスと笑 ってしまう程 だ。
現在 の精神 医学 でなら色々 な病名 を付 けられそうだ。主人公 の脳 内 はネガティブな感情 で100パーセント占 められている。こういう思考 の持 ち主 はひと時 も心 の平安 は得 られないだろう。お疲 れ様 ですと言 いたい。
もうほんの少 しで良 いから物事 の明 るい面 も見 ては?とアドバイスしてあげたくなる程 に屈折 している。
理屈 っぽい文章 は普通 退屈 なものだが、これは理屈 っぽさも半端 ではないので逆 に笑 ってしまうという不思議 な
内容 である。でも、もしかしたら笑 いを誘 う理由 はこの漫画 の絵 が原因 かもしれない。
主人公 以外 はみんなまともに描 かれているのに、何故 か主人公 だけ、あり得 ないような容姿 ( 特 に髪型 )で描 かれている。この内容 とこの主人公 の描写 は見 ものだ。下手 なジョーク集 より笑 えるぞ。
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もうほんの
2013年 12月23日 に日本 でレビュー済 み
実 のところ自分 も昔 でいう神経 衰弱 、今風 にソフトに言 えば心 の風邪 。うつ病 で今 現在 休職 療養 中 です。
でもこの主人公 のように、自我 が肥大 していません。
病名 は強迫 性 障害 、いや強迫 性 パーソナリティ障害 も合併 しているように見 えます。
でもロシア文学 の多 くは向 こうの世界 に逝 っている人 が多 いので、案外 向 こうでは傑作 なのかも?
日本 純文学 の中 にも精神 病 んでいる方 がそこそこいますから
拘 りとか、躁状態 時 に創作 活動 が進 むという一 面 も否定 はできないですが
これは酷 い。漫画 だから、異常 性 が拡大 されているのかも知 れませんけど。
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でもこの
でもロシア
これは
2020年 5月 19日 に日本 でレビュー済 み
多額 の相続 を受 け、収入 のため他人 のために働 くという目的 を失 った人 のつらさが、綴 られている。
何 もしない時間 、ずっと自分 と向 き合 わなければならない。
その間 、学校 時代 の友達 や他人 と比 べるが、結局 、彼 自身 、自分 から見 ても何 ら価値 を生 み出 していない。
そんな自分 に気 づくばかり。
何 でも良 いから、他人 のため、社会 のために小 さな目的 でも良 い。そのために働 くことが、人生 を充実 させてくれるのではないか。
Amazonで購入
その
そんな
2013年 10月 12日 に日本 でレビュー済 み
原作 では主人公 は本当 に深 く悩 み苦 しみもがく人間 として描 かれていますが、
このマンガではただの滑稽 で頭 のおかしい男 、という印象 を受 けてしまいます。
原作 の世界 を完璧 に忠実 に再現 できているとは思 いません。
まあマンガで純文学 を(しかもドストエフスキーの描 く深層 心理 の世界 を)完璧 に描 き出 すのは
難 しいでしょうけど・・・
原作 の世界 を大 まかにつかみたいという人 にならお勧 めです。
マンガですから読 みやすいですし。
原作 の世界 を深 くどっぷり堪能 したいという人 には原作 を薦 めたいです。
Amazonで購入
このマンガではただの
まあマンガで
マンガですから
2012年 6月 16日 に日本 でレビュー済 み
「まんがで読破 」版 についてのレビューです。
原作 は高校生 の時 に角川 文庫 版 で読 んだ。確 かタイトルが『地下 生活 者 の手記 』になっていて、解説 の部分 で翻訳 者 が、原文 に「(主人公 が自室 に)上 って行 った」という表現 があるので、主人公 の住 まいは地下 室 ではない故 にこのタイトルにした、っていう説明 があったということくらいしか記憶 に無 かった。
数 十 年 ぶりに再読 してみると、意外 にも現在 の日本 の状況 にそっくりではないか。自意識 の肥大 しすぎた対人 不適 応 の男 が、世間 への呪詛 をつらつら書 き連 ねては、怒 ったり嗤ったり泣 き喚 いたりする。ただ現在 の日本 では、その表現 手段 がネットやブログになっただけだろう。やはり昔 からこんな奴 は居 たんだ。
漫画 化 の出来 としては「まんがで読破 」シリーズでもかなり上位 の部類 ではなかろうか。原作 が薄 めの一 冊 本 なので無理 なダイジェストも無 く、例 のこってりとした画風 もストーリーにマッチしている。ただ主人公 の髪型 がまるでドラゴンボールのスーパーサイヤ人 悟空 みたいなかぶりモノ的 な金髪 である点 に大 いに違和感 を感 じた。