注記一覧
ここでは、テキスト版に用いる注記のうち、書式の定めのあるものを一覧にしています。
青空文庫では、テキスト版をプログラムで変換して、XHTML 版を作っています。そのプログラムは、ここにまとめた書き方を前提に動作します。
各種の青空文庫ファイル表示ソフトにも、この書式への対応を期待できます。望ましい、安定した変換結果や表示を得るため、これに従ってください。
青空文庫に収録されたテキストのうち、古い時点で作成されたものには、過去に推奨されていた古い記法が残っている可能性があります。また、テキスト点検の過程で、暫定的な新規注記が採用されている場合もあります。基本的には、本文書を優先してください。
その上で、2015年以降のタイムスタンプがあるファイルで、ここにない注記を見つけた際は、まだ暫定的なものだと理解した上で、各自で導入を判断してください。
※ここでは、基本的に縦組の底本を念頭に置いて、説明します。
レイアウト
- ページや段をあらためる処理
- ページがあらたまり、次の左ページから新しい内容が始まっている場合 改丁
- ページがあらたまり、左右を問わず、次のページから新しい内容が始まっている場合 改ページ
- ページがあらたまり、次の右ページから新しい内容が始まっている場合 改見開き
- 段があらたまっている場合 改段
- 字下げ
- 1行だけの字下げ
- ブロックでの字下げ
- 凹凸の複雑な字下げ
- さまざまな書き方ができる場合の選択
- 署名、年月日などが地(ページの下)にぴったり付いている場合 地付き
- 署名、年月日などが何字分かあけて、地に寄せてある場合 地寄せ
- ページの左右中央に組んである処理
- 左右中央
- 通常の見出し
- 同行見出し
- 窓見出し
- 見出しの形式とレベル
- 目次
- 第1第2水準にない漢字
- 特殊な仮名や記号
- アクセント符号付きのラテン・アルファベット
- 返り点
- 訓点送り仮名
- 返り点と訓点送り仮名の混在
- 再読文字
- 傍点
- 傍線
- 太字(ゴシック)と斜体(イタリック)
- 写真や図版、挿絵などの画像
- キャプション
- 訂正と「ママ」
- ルビとルビのように付く文字
- 縦組み中で横に並んだ文字
- 割り注
- 行右小書き、行左小書き文字(縦組み)
- 上付き小文字、下付き小文字(横組み)
- 字詰め
- 罫囲み
- 横組み
- 横組みの底本
- 縦組み本文中の横組み
- 文字サイズ
- ルビや強調の注記などが重複してかかる場合
- 本文終わり
- 空白ページの挿入
- 青空文庫ファイルで使えなかった文字
- ルビ記号など、特別な役割を与えられた文字
- 外字注記形式による代替表現
修正履歴
2010.4.5
- 「●見出し」「同行見出し」の記入例で、期待通りに変換されていなかったタグを差し替え。
2010.6.26
- 「●見出し」に「同行見出し」と「窓見出し」に大中小の階層を設定。
- 「●見出し」に「見出しの形式とレベル」の項目を新設。
- 「●見出し」に「目次」の項目を新設。
- 「●外字」「アクセント符号付きのラテン・アルファベット」で、範囲指定用の「〔 〕」は、必ず行ごとに、始めと終わりを完結させることを規定。一般括弧として底本が用いている「〔 〕」は、一部の例外をのぞいて、そのまま入力して良いことを明記。
- 「●その他」「ルビとルビのように付く文字」で、平仮名と片仮名は異なった文字種とみなすことを明記。
- 注記対処に外字注記が含まれる場合は、前方参照型ではなく、開始/終了型で注記することを、関連するすべての項目に記載。前方参照型注記には、すべて開始/終了型も用意してあることを、明記。
- 記入例が変更点を含むものの、XHTML 変換ソースを差し替え。
- 多数の、微細な表現の変更。
2012.4.14
2022.1.1
- クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを「表示 4.0 国際 ライセンス」に更新。
- レイアウトと文字コードの更新。
- 目次ページの文言の修正。
- 各ページのリンク切れなどの修正。
- 「青空文庫をこえた利用(番外)」を、現在では当該ページの各種注記を採用している点から、「青空文庫をこえた利用から」とあらため、記述を現状に沿ったものに更新しました。
- 「●その他」の「縦組み本文中の横組み」に、キリル文字やギリシア文字などの2バイト文字からなる文でも2バイトのクォート類を用いる点を追記しました。
- 「●レイアウト 2」に、参照リンクを追加しました。
更新履歴:「
青空文庫」
2010(
平成22)
年4
月1
日
2012(
平成24)
年4
月14
日修正
2022(
令和4)
年1
月1
日修正
この「
注記一覧」は「
クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンス」の
下に
提供されています。
2022
年1
月1
日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの
図書館、
青空文庫(https://www.aozora.gr.jp/)で
作られました。
制作にあたったのは、ボランティアの
皆さんです。