いまも多おおくの人ひとに愛あいされる「ドラゴンボール」や「Dr.スランプ」を生うんだ漫画まんが家かの鳥山とりやま明あきらさん。歴代れきだいのアシスタントは2人ふたりだけだ。

　初代しょだいアシスタントで「ひすゎし」として知しられる漫画まんが家か・田中たなか久志ひさしさんに、鳥山とりやまさんの作品さくひんの魅力みりょくを聞きいた。田中たなかさんは大垣女子短期大学おおがきじょしたんきだいがくデザイン美術びじゅつ科かの教授きょうじゅも務つとめている。

　週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプの「Dr.スランプ」の連載れんさい第だい1週しゅうを読よんで、「とてつもない人ひとが出でてきたぞ、とびっくりした」という。

　「絵えが圧倒的あっとうてきでした。キャラクターが立体りったい的てきで、ポンと立たっているだけで存在そんざい感かんがある」

　「鳥山とりやまさんのキャラは物語ものがたりの内容ないようを知しらなくても人気にんきになる。キャラデザインしたゲーム『ドラゴンクエスト』のキャラクターたちが好例こうれいだと思おもいます」

　田中たなかさんがジャンプでの連載れんさいが決きまり、アシスタントを卒業そつぎょうすることとなった。その後ごも鳥山とりやまさんとの交流こうりゅうは続つづいた。

　「本当ほんとうに優やさしくて、お兄にいちゃんみたいな人ひとでした。いつ訪たずねても、何なにもずっと変かわらなかった」