「生きて戻ってきた」団結高まるトランプ氏陣営、守勢のバイデン氏
15日の共和党全国大会は、暗殺未遂の危機をくぐり抜けた強い指導者、というトランプ前米大統領(78)のイメージを強く印象づける演出で始まった。11月の大統領選に向けて共和党が団結を強める一方、バイデン大統領(81)を擁する民主党は当面の攻め手を失い、内部の動揺も続いている。
最終盤の午後9時すぎ、党大会会場のスクリーンに突如、トランプ氏が映し出された。白いガーゼのようなものに覆われた右耳が、直ちに事件を想起させる。
「トランプ! トランプ!」
会場の代議員ら数千人が総立ちになり、この日一番の地鳴りのような歓声が会場に響いた。
トランプ氏が入場して着席す…
この
記事は
有料記事です。
残り1748文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
この記事を書いた人
- 榊原謙
- アメリカ総局|米国経済担当
- 専門・関心分野
- 米国経済、世界経済
- 清宮涼
- アメリカ総局
- 専門・関心分野
- 外交、安全保障、国際政治