8月がつ 16, 2024

資料しりょうは語かたる2024―文学ぶんがくと美術びじゅつの交響こうきょう

bungakukan 講座こうざ・講演こうえん会かい 資料しりょうは語かたる

後期こうき：9月21日にち・10月19日にち・11月16日にち

2024年度ねんどの講座こうざ「資料しりょうは語かたる」を4月がつより開講かいこういたします（後期こうき：9月開講かいこう）。
今年度こんねんどは「文学ぶんがくと美術びじゅつの交響こうきょう」というテーマで、文学ぶんがく者しゃ自身じしんの描えがいた絵えや文学ぶんがく作品さくひんに関連かんれんする絵画かいが、装幀そうていにこだわった作家さっかたちなどについてとりあげます。
前期ぜんき・後期こうき各かく３回かいで、それぞれのテーマに造詣ぞうけいや関心かんしんの深ふかい研究けんきゅう者しゃの先生せんせいをお招まねきします。会場かいじょうには各回かくかいの内容ないように関連かんれんする貴重きちょう資料しりょうを展示てんじし、講師こうしの先生せんせい方かたにはこれらの資料しりょうを用もちいながらお話はなしをしていただきます。

会場かいじょう：日本にっぽん近代きんだい文学ぶんがく館たてホール

 

前期ぜんき

口絵くちえ・挿絵さしえから名作めいさくを読よむ

日時にちじ:2024年ねん4月がつ20日はつか（土ど）
講師こうし:出口いでぐち智之としゆき　東京大学とうきょうだいがく准じゅん教授きょうじゅ
近代きんだいの作家さっかも江戸えどの戯作げさく者しゃと同様どうよう、口絵くちえや挿絵さしえに詳細しょうさいな指示しじを与あたえていました。文章ぶんしょうだけではわからない、絵えに込こめられた作意さくいや効果こうかから、主おもに明治めいじの名作めいさくを捉とらえなおします。

画が文ぶん共同きょうどう　―　江戸えどから近代きんだいへ

日時にちじ:2024年ねん5月がつ18日にち（土ど）
講師こうし:伊藤いとう一郎いちろう　東海大学とうかいだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ
画ががことばからの独立どくりつを宣言せんげんしたのは、西洋せいようの近代きんだい的てき芸術げいじゅつ観かんが招来しょうらいした最近さいきんの出来事できごとにしか過すぎない。東洋とうよう（日本にっぽん）にあった画が文ぶん共同きょうどうの豊ゆたかな世界せかいを、もう一度いちど振ふり返かえってみよう。

小村こむら雪岱せつたいと大正たいしょう期き〈九きゅう九きゅう九きゅう会かい〉

日時にちじ:2024年ねん6月がつ8日にち（土ど）
講師こうし:真田さなだ幸治こうじ　装幀そうてい家か、小村こむら雪岱せつたい研究けんきゅう家か、大阪芸術大学おおさかげいじゅつだいがく客員きゃくいん教授きょうじゅ
小村こむら雪岱せつたいを世よに送おくり出だした泉いずみ鏡花きょうか、その鏡かがみ花はなを中心ちゅうしんとした会合かいごう〈九きゅう九きゅう九きゅう（きゅうきゅうきゅう）会かい〉。雪岱せつたいの初期しょきの仕事しごとを支ささえ、実じつは大正たいしょう期きから開催かいさいされていた〈九きゅう九きゅう九きゅう会かい〉が果はたした役割やくわりを資料しりょうから可視かし化かします。

後期こうき

高見たかみ順じゅんと朝井あさい閑右衛門えもん──『いやな感かんじ』を中心ちゅうしんに

日時にちじ:2024年ねん9月がつ21日にち（土ど）
講師こうし:松本まつもと和也かずや　神奈川大学かながわだいがく教授きょうじゅ
昭和しょうわ戦せん前期ぜんきから戦後せんごまで活躍かつやくした、文学ぶんがく者しゃ・高見たかみ順じゅん（1907～1965）と洋画ようが家か・朝井あさい閑右衛門えもん（1901～1983／本名ほんみょう＝浅井あさい實みのる）の「交響こうきょう」を、高見たかみ順じゅん『いやな感かんじ』（1963）を中心ちゅうしんに考かんがえます。

福永ふくなが武彦たけひこ『玩草亭てい百ひゃく花はな譜ふ』と花はなのスケッチ

日時にちじ:2024年ねん10月がつ19日にち（土ど）　※定員ていいんに達たっしたため、申込もうしこみ受付うけつけを終了しゅうりょうしました（2024.9.16）
講師こうし:田中たなか淑恵よしえ　装丁そうてい家か
大学だいがく二に年ねんの夏休なつやすみ、立原たちはら道造みちぞうの詩しに登場とうじょうするゆうすげの花はなを探さがして、信濃追分しなのおいわけの墓地ぼちをさまよっていました。そこで偶々知しり合あった人ひとに、村むらの名所めいしょと「福永ふくなが武彦たけひこの山荘さんそう」を教おしえられ、たわむれに作つくった「信濃追分しなのおいわけの小ちいさな本ほん」が縁えんで、思おもいがけずその山荘さんそうを訪たずねることになりました。私わたしのスケッチブックをご覧らんになった三さん日にち後ごに、先生せんせいは最初さいしょの野のアザミの花はなを描えがかれたのです。旧ふるいスケッチブックや頂戴ちょうだいした絵えはがき、手描てがきのメモ、そして文学ぶんがく館かん所蔵しょぞうの資料しりょうを提示ていじしながら、味あじわい深ぶかい「文士ぶんしのスケッチ」についてお話はなしします。

余技よぎの愉たのしみ　1935年ねんの「余技よぎ展てん」を中心ちゅうしんに

日時にちじ:2024年ねん11月16日にち（土ど）
講師こうし:前田まえだ恭二きょうじ　武蔵野美術大学むさしのびじゅつだいがく教授きょうじゅ
文学ぶんがく者しゃの絵えはいわば余技よぎ。プロの画家がかほどうまくはない。なのに魅力みりょく的てきなのはなぜなのか？　林はやし芙美子ふみこ、岡本おかもとかの子こほかが出品しゅっぴんした「余技よぎ展てん」を中心ちゅうしんに、美術びじゅつとアマチュアリズムの関係かんけいを探さぐります。

※開催かいさい時間じかんはすべて14：00～15：30

受講じゅこう料りょう・申込もうしこみ方法ほうほう

受講じゅこう料りょう

各回かくかい2,200円えん(会員かいいん2,000円えん)

全ぜん期間きかん券けん・３回かい券けんの販売はんばいはおこないません。

申込もうしこみ方法ほうほう

メール・おはがきで下記かきの宛先あてさきへ
①お名前なまえ　②郵便ゆうびん番号ばんごう・ご住所じゅうしょ　③電話でんわ番号ばんごう　④受講じゅこう希望きぼう回かい
を明記めいきの上うえ、講座こうざ前日ぜんじつまでにお申もうし込こみください。
定員ていいんに達たっした場合ばあいは、当館とうかんホームページでお知しらせいたします。

受講じゅこう料りょうは講座こうざ当日とうじつに正面しょうめん受付うけつけでお支払しはらいください。

・メール
kataru☆bungakukan.or.jp
☆を@に代かえてください

・おはがき
〒153-0041
東京とうきょう都と目黒めぐろ区く駒場こまんば4-3-55
日本にっぽん近代文学館きんだいぶんがくかん　「資料しりょうは語かたる」係がかり

また、お電話でんわ（03-3468-4181）でもお申込もうしこみを受うけ付つけます。

 

下記かきフォームから資料しりょう請求せいきゅうが可能かのうです。講座こうざチラシをお届とどけいたします。