東京ドーム、ホテルとスパの利用券をNFTで発行──三菱UFJの技術を採用

東京とうきょうドームが、ブロックチェーンを基盤きばんにしたデジタルトークン技術ぎじゅつを活用かつようして、ホテルとスパの宿泊しゅくはく券けんと利用りよう券けんを初はじめてNFT（非ひ代替だいたい性せいトークン）として発行はっこうする。三菱みつびしUFJ信託しんたく銀行ぎんこうが開発かいはつしてきたトークン発行はっこう・管理かんりプラットフォームを採用さいようする。

東京とうきょうドームは7月がつ29日にち、三菱みつびしUFJ信託しんたくのプラットフォーム「Progmat UT」を活用かつようして、「東京とうきょうドームホテル」と「東京とうきょうドーム天然てんねん温泉おんせんスパ ラクーア」で利用りようできるNFTの発行はっこうを開始かいしした。2社しゃが同日どうじつ、共同きょうどう文書ぶんしょで発表はっぴょうした。

Progmat UTで発行はっこうできるNFTは、機能きのう型がたNFTやユーティリティトークン（UT）と呼よばれ、暗号あんごう資産しさん（仮想かそう通貨つうか）やセキュリティトークンとは異ことなる。不動産ふどうさんや社債しゃさい、企業きぎょうなどが保有ほゆうする動産どうさんなどを裏付うらづけるセキュリティトークン（ST＝デジタル証券しょうけん）に対たいして、UTは優待ゆうたい券けんや会員かいいん権けん、イベントなどへの参加さんかチケットなどをトークン化かしたもの。

また、三菱みつびしUFJ信託しんたくのウォレットシステムは、事業じぎょう会社かいしゃがSTとUTの発行はっこう・管理かんりを行おこなえる「トークンマネージャー」機能きのうを持もつ。一方いっぽうの個人こじんユーザーは、ウォレットを使つかって様々さまざまなSTやUTを一元いちげん管理かんりできる。

発表はっぴょうによると、今回こんかい発行はっこうするトークンは2種類しゅるい。1つ目めが、東京とうきょうドームホテルのスイートルームに宿泊しゅくはくできるプランで、ディナーとルームサービスでの朝食ちょうしょくが含ふくまれる。2つ目めは、東京とうきょうドーム天然てんねん温泉おんせんスパ ラクーアに購入こうにゅうから60日間にちかん何なん回かいでも入館にゅうかんできる特別とくべつパス。今回こんかいのトークン発行はっこうに合あわせ、2種類しゅるい共どもに通常つうじょうの値段ねだんから大幅おおはばに値引ねびきされた価格かかくを設定せっていした。

東京とうきょうドームシティは、デジタル技術でじたるぎじゅつを活用かつようした認知にんち拡大かくだいや魅力みりょくの向上こうじょうと、ファ
ンエンゲージメントの強化きょうかに向むけた取とり組くみを推進すいしんするとしている。

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｜編集へんしゅう：佐藤さとう茂しげる
｜トップ画像がぞう：東京とうきょうドームシティ（Shutterstock.com）