コインベースは単なる暗号資産取引所ではない：JMP証券 | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

コインベースは単たんなる暗号あんごう資産しさん取引とりひき所しょではない：JMP証券しょうけん

By Will Canny

2024年ねん 3月がつ 24日にち 16:55 2024年ねん 3月がつ 24日にち 16:55

JMP証券しょうけんによると、コインベースの取引とりひき高だかは第だい1四半期しはんきに急増きゅうぞうしている。
JMP証券しょうけんは、コインベースの付随ふずい事業じぎょうからも同様どうように大おおきなチャンスが生うまれると見みている。
JMP証券しょうけんは、コインベースの目標もくひょう株価かぶかを300ドルとし、アウトパフォーム格付かくづけとしている。

コインベース（Coinbase）は単たんなる暗号あんごう資産しさん取引とりひき所しょではなく、その付随ふずい的てきなビジネスでも勢いきおいが増まし続つづけているとJMP証券しょうけんは21日にちの調査ちょうさレポートで述のべた。

デビン・ライアン（Devin Ryan）氏し率ひきいるアナリストらは、「当社とうしゃは依然いぜんとして、市場いちばが成熟せいじゅくするにつれて取引とりひき所しょビジネスに重要じゅうような成長せいちょうの機会きかいがあると見積みつもっている。価格かかくの上昇じょうしょうは一般いっぱん的てきに活動かつどうと相関そうかんしている」と述のべた。

JMP証券しょうけんは、コインベースの第だい1四半期しはんきの1日にちあたりの現物げんぶつ取引とりひき高だかは平均へいきん約やく33億おくドル（約やく4950億おく円えん、1ドル150円えん換算かんさん）で、昨年さくねん第だい4四半期しはんきから2倍ばい以上いじょうに増加ぞうかしたと指摘してきした。新あたらしく立たち上あげられたデリバティブプラットフォームも「驚異きょうい的てきなペースで拡大かくだいしている」という。

「それでも、取引とりひき所しょとカストディのサービスにおける成長せいちょうの機会きかいと比較ひかくして、我々われわれは今日きょうのブロックチェーンのユースケース開発かいはつにも同様どうようにエキサイティングな機会きかいがあると考かんがえており、コインベースがその継続けいぞく的てきな進化しんかの多おおくの部分ぶぶんに参加さんかすることを期待きたいしている」とレポートの著者ちょしゃらは書かいている。

こうした機会きかいには、最近さいきん発表はっぴょうされたブラックロック（Blackrock）との提携ていけいなどの現実げんじつ資産しさん（RWA）トークン化か、ステーブルコイン発行はっこう会社かいしゃサークル（Circle）とのベンチャーなどの決済けっさい分野ぶんやの活動かつどう、Web3開発かいはつと分散ぶんさん型がたアプリケーション（Dapps）への参加さんかに加くわえて、ステーキングへの参加さんかが含ふくまれるとレポートでは説明せつめいされた。

コインベースは、デジタル資産しさんと競合きょうごうするのではなく関与かんよしようとしている伝統でんとう的てき金融きんゆう（TradFi）企業きぎょうと協力きょうりょくすることで、この分野ぶんやの将来しょうらいの成長せいちょうとイノベーションの多おおくに参加さんかできるとレポートは指摘してきした。

JMP証券しょうけんは引ひき続つづき現物げんぶつビットコインETF（上場じょうじょう投資とうし信託しんたく）の普及ふきゅうが市場いちばにとって重要じゅうような材料ざいりょうとなると見みているが、「特とくにGBTCに関連かんれんした一時いちじ的てきな売うりが発生はっせいするため、ETFの資金しきんの流ながれはスムーズにはいかないだろう」としている。