暗号資産市場の第2四半期の見通しは明るい：コインベース | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

暗号あんごう資産しさん市場いちばの第だい2四半期しはんきの見通みとおしは明あかるい：コインベース

By Will Canny

2024年ねん 4月がつ 3日にち 06:00

4月がつ中旬ちゅうじゅんに予想よそうされるビットコインの半減はんげんは、供給きょうきゅうサイドの大おおきなイベントだ。
投資とうし会社かいしゃはビットコインスポットETFの採用さいように近ちかづいている可能かのう性せいがあるという。
コインベースによると、機関きかん投資とうし家かの暗号あんごう資産しさんへの関心かんしんは依然いぜんとして高たかい。

コインベース（Coinbase）は3月がつ29日にちの調査ちょうさ報告ほうこくで、暗号あんごう資産しさん（仮想かそう通貨つうか）市場いちばは第だい2四半期しはんきにプラスに転てんじ、以前いぜんから指摘してきされていた逆風ぎゃくふうは後退こうたいすると述のべた。

コインベースは、これらのプラス要因よういんは「4月がつ後半こうはんからより明確めいかくに顕在けんざい化かする」と述のべた。

4月がつ16日にちから20日はつかにかけて予想よそうされるビットコイン（BTC）の報酬ほうしゅう半減はんげんは、依然いぜんとして供給きょうきゅうサイドの主要しゅようなイベントだと報告ほうこく書しょは述のべている。4年ねんに1度どの半減はんげんは、マイナーの報酬ほうしゅうが50％削減さくげんされることで、ビットコインの供給きょうきゅうを低下ていかさせる。

「需要じゅよう側がわでは、ビットコインの上場じょうじょう投資とうし信託しんたく（ETF）のような新あたらしい金融きんゆう商品しょうひんのデューデリジェンスを行おこなう際さいに、多おおくの投資とうし会社かいしゃが採用さいようしている90日間にちかんの審査しんさ期間きかんが、早はやければ4月がつ10日とおかに終了しゅうりょうする可能かのう性せいがある」とアナリストのデビッド・デュオン（David Duong）氏しとデビッド・ハン（David Han）氏しは書かいている。

コインベースは、モルガン・スタンレー（Morgan Stanley）、バンク・オブ・アメリカ（Bank of America）、UBS、ゴールドマン・サックス（Goldman Sachs）のような企業きぎょうだけが「富とみの門番もんばん」ではなく、アメリカの主要しゅようなウェルス・マネジメント・プラットフォームのいくつかは、これらの大手おおて金融きんゆう機関きかん以外いがいで運営うんえいされていると指摘してきしている。

LPL Financialのような大だい規模きぼなマネーマネージャーの一部いちぶでは、3カ月かげつが通常つうじょうの観察かんさつ期間きかんであり、コインベースは、これらが「中期ちゅうき的てきにはまだアメリカのスポットビットコインETFに大おおきな資本しほんを解放かいほうする可能かのう性せいがある」と述のべた。

報告ほうこく書しょによると、機関きかん投資とうし家かの暗号あんごう資産しさんへの関心かんしんは依然いぜんとして高たかく、シカゴ・マしかごまーカンタイル取引所かんたいるとりひきしょ（CME）のビットコイン先物さきものにおけるレバレッジド・ショート・ポジションの水準すいじゅんが3月19日にちに過去かこ最高さいこうまで上昇じょうしょうしたことを挙あげている。

もう一ひとつのポジティブな兆候ちょうこうとして、より広範こうはんな分散ぶんさん型がた金融きんゆう（DeFi）の預あずかり総そう資産しさん（TVL）は前ぜんサイクルの最さい高値たかねから約やく50%下落げらくしているが、オンチェーンデリバティブのTVLが34億おくドル（約やく5100億おく円えん、1ドル=150円えん換算かんさん）と史上しじょう最高さいこうを記録きろくした。

BTCを購入こうにゅうするという戦略せんりゃく的てき決定けっていを下くだしたソフトウェア開発かいはつ会社かいしゃのマイクロストラテジー（MicroStrategy）の株式かぶしきをショートしている投資とうし家かとビットコインをロングしている投資とうし家かが最近さいきんの市場いちばのボラティリティの一因いちいんになっている可能かのう性せいがあるとコインベースは述のべている。