大宮おおみや南みなみ高等こうとう学校がっこう1年生ねんせいの男女だんじょ計けい352名めいが参加さんか。授業じゅぎょうは3つの構成こうせいで行おこなわれました。

＜導入どうにゅう・アイスブレイク＞

同どう高校こうこうの事前じぜんアンケート結果けっかや全国ぜんこく高校生こうこうせい調査ちょうさの結果けっかで、「学校がっこう生活せいかつに支障ししょうをきたしながらも生理せいり痛つうを我慢がまんしている生徒せいとがいる」という実態じったいを共有きょうゆうし、その理由りゆうについてグループで話はなし合あいました。

＜学まなぶ＞

続つづいて、産婦人科さんふじんか医い・高尾たかお美穂みほ先生せんせいにファシリテーターとの対談たいだん形式けいしきで生理せいり・生理せいり痛つうの仕組しくみや生理せいり痛つうの対処たいしょ法ほうについて講義こうぎをいただき、生理せいり痛つうは個人こじん差さがあることや、我慢がまんせずに自分じぶんにあった対処たいしょ法ほうを見みつけることの大切たいせつさを学まなびました。

＜考かんがえる＞

次つぎに、講義こうぎを踏ふまえ、「仲なかの良よい友人ゆうじんがつらそうにしながら教室きょうしつにいたら、あなたならどうしますか？」というシナリオについてグループで話はなし合あいました。人ひとによってとられたい対応たいおうは様々さまざまであることを共有きょうゆうしながら、つらそうにしている具体ぐたい的てきな理由りゆうには触ふれずに「体調たいちょうが悪わるそうに見みえるけど大丈夫だいじょうぶ？」といった声せいかけをするアプローチもあることを学まなびました。

最後さいごに、「生理せいり・生理せいり痛つうで困こまっている人ひとがいたら、周まわりの人ひとはどういったことができると思おもうか」について各自かくじで考かんがえてもらい、生理せいり痛つうに限かぎらず体調たいちょうが悪わるい人ひとに対たいして思おもいやりを持もつことの大切たいせつさを学まなび、授業じゅぎょうは終了しゅうりょうしました。

生理せいり・生理せいり痛つうの当事とうじ者しゃである女子じょし生徒せいとからは「生理せいりについて知しらなかったことも今回こんかいの授業じゅぎょうを通とおして学まなぶことができた」、「これまであまり相談そうだんできなかったけど相談そうだんしてみようと思おもうきっかけができた」といった声こえが寄よせられました。また、非ひ当事とうじ者しゃの男子だんし生徒せいとからは「生理せいり痛つうを体験たいけんしていない身みとして、女性じょせいしか体験たいけんしない生理せいり痛つうについて、自分じぶんなりに考かんがえ、理解りかいを深ふかめることができた」「男女だんじょの体からだの違ちがいについて知しれてよかった」などの声こえが寄よせられ、生徒せいとの皆みなさんが生理せいりや生理せいり痛つうについて学まなび、考かんがえるきっかけとなりました。

◇第だい1学年がくねん担当たんとう　国語こくご科か教員きょういん　井戸いど洋子ようこ氏し

10代の今いまだからこそ向むき合あってほしい「生理せいり痛つう」について、男女だんじょで学まなぶ機会きかいが実現じつげんしました。授業じゅぎょうに積極せっきょく的てきに参加さんかする生徒せいとの姿すがたから、自分じぶんも他人たにんも大切たいせつする社会しゃかいは作つくっていけると確信かくしんできました。本校ほんこうの実践じっせんが、多おおくの人ひとに届とどき、生理せいり痛つうに向むき合あうきっかけになることを願ねがっています。

◇fermata株式会社かぶしきがいしゃ　カマーゴ リア氏し　本山もとやま未奈みな海うみ氏し

プログラムを提供ていきょうする側がわのつもりで参加さんかした私わたしたちフェルマータですが、実際じっさいには、高校生こうこうせいの皆みなさんの言葉ことば一ひとつひとつが新鮮しんせんに感かんじられ、自分じぶんたちの固定こてい観念かんねんを見みつめるきっかけと、多おおくの刺激しげきをいただきました。「教おしえる側がわ」と「学まなぶ側がわ」を固定こていするのではなく、異ことなる世代せだいが、お互たがいの価値かち観かんを交換こうかんし合あうことで、誰だれもが少すこしだけ生いきやすくなる世界せかいに近ちかづけるのではないかと思おもいます。

◇ロキソニン内服薬ないふくやくシリーズ　ブランドマネジャー　土合どあい桃子ももこ

生徒せいとの皆みなさんが講義こうぎや話はなし合あいに積極せっきょく的てきに参加さんかされている様子ようすから、生理せいり・生理せいり痛つうについて考かんがえるひとつのきっかけにつながったことがわかり、大変たいへん嬉うれしく思おもいました。これからも「FIRST STEP ACTION」を通つうじ、なるべく早はやい段階だんかいで、性別せいべつに関係かんけいなく生理せいり痛つうと向むき合あう機会きかいを提供ていきょうすることで、生理せいり痛つうへの理解りかいと思おもいやりのある社会しゃかいの実現じつげんを目指めざしていきます。