「120X年とし、すべてが終おわる」

ゼムリア大陸たいりくの終焉しゅうえんを予言よげんした
導しるべ力りょく革命かくめいの父ちち、Ｃ・エプスタイン――

その“Xデイ”が差さし迫せまるなか、
崑こん崙こんろんの地ちに築きずかれた巨大きょだい基地きちから一いち基きの導しるべ力りょくロケットが打うち上あげられようとしていた。

人ひとは大気圏たいきけん外がいへと辿たどり着つけるのか？

大陸たいりくの果はてには、何なにが在あるのか？

人類じんるいは“世界せかい”の真実しんじつを識ることはできるのか？

有史ゆうし以来いらいの大だい事業じぎょうを見届みとどけようと全ぜん世界せかいが注目ちゅうもくするなか、
技術ぎじゅつ的てき特異とくい点てんシンギュラリティともいうべきオレド自治じち州しゅうのとある場所ばしょに
《裏うら解決かいけつ屋やスプリガン》の青年せいねんをはじめ
各地かくちからの勢力せいりょくが集結しゅうけつしようとしていた――。

果はたして、
遥はるかなる天てんを目指めざす一筋ひとすじの軌跡きせきはゼムリアに未来みらいをもたらすのだろうか……

それとも――