話はなしていると楽たのしい人ひと　しんどい人ひと

【必読ひつどくポイント!】 誰だれからも好すかれる人ひとの話はなし方かた

「話はなし上手じょうず」と「話はなし自慢じまん」の根本こんぽん的てきな違ちがい

世間せけんでは誤解ごかいされがちだが、「話はなし上手じょうず」とは止とめどなく話はなし続つづけられる人ひとのことではない。乗のり気きではない相手あいてに話はなし続つづける人ひとは「話はなし上手じょうず」ではなく「話はなし自慢じまん」だ。話はなし自慢じまんは、口下手くちべたな人ひとの何なん十じゅう倍ばいもき手きてを疲つかれさせる。

本物ほんものの話はなし上手じょうずは、周囲しゅういを楽たのしく愉快ゆかいな気持きもちにさせる人ひとだ。話はなし自慢じまんが自己じこ顕示けんじ欲よくを満みたすために話はなすのに対たいして、話はなし上手じょうずはみんなの笑顔えがおを見みるために話はなす。また、話はなしを独占どくせんせず、その場ばにいる人ひとすべてに話はなしを振ふったり、難むずかしい話題わだいやマニアックな話題わだいでもみんなが興味きょうみを持もてるように工夫くふうしたりするのも、話はなし上手じょうずの特徴とくちょうだ。

相手あいてのしぐさや表情ひょうじょうを観察かんさつする

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話はなしをする時ときは、相手あいてをよく見みて話はなす。これは話はなし方かたのセオリーであり、実践じっせんしている人ひとも多おおいだろう。

話はなし自慢じまんも、相手あいてをじっと見みて話はなしをしている。ただ不思議ふしぎなことに、その人ひとが笑わらっていないことや目めが死しんでいること、うなずきが小ちいさいこと、質問しつもんが少すくないことなどに気きづかない。その場ばを独占どくせんしていることに酔よいしれているからかもしれない。

一方いっぽう、話はなし上手じょうずは、相手あいての表情ひょうじょうやしぐさをよく観察かんさつしている。「この話題わだいで相手あいては楽たのしんでくれているだろうか」「内容ないようがよく伝つたわっているだろうか」「相手あいてにも話はなしたいことがあるのではないだろうか」と考かんがえつつ話はなし、時ときには「こんな話ばなしだけど続つづけてもいい?」と問といかけもする。相手あいてが楽たのしんでいないように感かんじたら、話はなしの途中とちゅうで切きり上あげて、「あなたは最近さいきんどうなの?」と相手あいてに譲ゆずる潔いさぎよさもある。

会話かいわは全員ぜんいんで楽たのしむもの。この姿勢しせいこそ、話はなし上手じょうずが誰だれからも愛あいされる理由りゆうの一ひとつだ。

相手あいての「映像えいぞう化か」をサポートする

話はなし自慢じまんの人ひとと一緒いっしょにいると、なぜ疲つかれてしまうのか。それは、私わたしたちが人ひとの話はなしを聞きく時とき、頭あたまの中なかで「映像えいぞう化か」していることと関係かんけいがある。