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変なドメイン取るな.net

このサイト is なに

ドメインの取得しゅとく運用うんよう慎重しんちょうったほうがいいということををもってつたえるためにまれたサイトです。

へんなドメインるなとは

インターネットじょうのドメインは、未登録みとうろくであれば、おおくは簡単かんたん操作そうさですぐにることができます。
費用ひようについても、(ものにもよりますが) 企業きぎょう自治体じちたいなどの団体だんたいからすればたいした金額きんがくではありません。
そのため、一時いちじてきなキャンペーンなどのために気軽きがるにドメインを取得しゅとく運用うんようするれいあとちません。

取得しゅとくするのはいいのですが、問題もんだいこるのはそのドメインを使つかって運営うんえいしていた Web サイトが役目やくめえたときです。
ドメインの取得しゅとくはやいものちなので、だれかが取得しゅとくずみのドメインをることは基本きほんてきにできません。
しかし、もとぬし手放てばなしたドメインはべつです。
いったん放出ほうしゅつされたドメインは、だれわたるかわかりません。
そのドメインで運用うんようされる Web サイトがどんなものになるかは、あらたにそのドメインを取得しゅとくしたひと勝手かってです。

その結果けっか、「企業きぎょうのキャンペーンサイトのリンクにんだら、そこはアダルトサイトだった」というような現象げんしょうこるようになります。
いや、アダルトサイトならまだいいです。
マルウェアやフィッシングサイトのような本気ほんきほうれる悪質あくしつなサイトにまれわる危険きけんもあるのです。
御社おんしゃのサイトとしんじてアクセスした善良ぜんりょうひとがマルウェアに感染かんせんしたり、フィッシングにだまされて機密きみつ情報じょうほう詐取さしゅされたりしたら、いったいだれ責任せきにんることになるのでしょうか。

放出ほうしゅつしたドメインが悪用あくようされるのをふせぐには、自分じぶん保持ほじつづけることが有効ゆうこうです。
自分じぶん管理かんりつづけるかぎりは第三者だいさんしゃ悪用あくようされる心配しんぱいがないからです。
とはいえ、ドメインの維持いじにはおかねがかかります。
たとえとしすうせんえんといえど、すでに存在そんざい意義いぎうしなったドメインのために支出ししゅつつづけるのはムダではないでしょうか。
かね問題もんだいだけでなく、管理かんり手間てま問題もんだいもあります。おもいつきでドメインをっていると、面倒めんどうなければいけないドメインがどんどんえていくことになります。
いちったドメインについて、はかまでうつもりで維持いじすることができますか?

そのドメインで運用うんようする Web サイトの性質せいしつによっては、ドメインが第三者だいさんしゃ取得しゅとくされる以外いがいにも問題もんだい発生はっせいすることがあります。
たとえばある自治体じちたいが「へんなドメインるな」というキャンペーンを実施じっしし、そのための特設とくせつサイトの URL が henna-domain-toruna.net だったとしましょう。
このとき、利用りようしゃはどうやって「henna-domain-toruna.net で運営うんえいされている Web サイトが正規せいき自治体じちたい特設とくせつサイトである」ことを確認かくにんするのでしょうか。
かりわるひとが、たとえば hennna-domain-toruna.net (n が1個いっこおおい) や henna-domain-toruna.xyz (トップレベルドメインがちがう) といったドメインを取得しゅとくして悪性あくしょうサイトをげた場合ばあい、それと区別くべつする簡易かんい手段しゅだんはあるでしょうか。

このような問題もんだい原因げんいんになるので、なくてもいいドメインは最初さいしょかららないほうがいいのです。
とりわけまった期間きかんしか使つかわないとわかっているキャンペーンや記念きねん・アニバーサリー関連かんれん新規しんきるのは本当ほんとうにやめたほうがいいです。
どうしてもるなら、永遠えいえんにコストをかけて保持ほじするつもりでらなければいけません。
へんなドメインるな」これだけおぼえていっていただければとおもいます。

では、どうするか

できればつぎのいずれかで運用うんようすることがのぞましいです。
さらにえば、政府せいふ機関きかん自治体じちたいなどの場合ばあい第三者だいさんしゃ取得しゅとくしにくいドメインのほうがいいです。
たとえば日本にっぽん政府せいふ機関きかん場合ばあい go.jp、自治体じちたい場合ばあい lg.jp が専用せんようドメインとなっており、無関係むかんけい団体だんたい個人こじんには取得しゅとくできなくなっています。
これらのドメインのもとで運用うんようすれば、政府せいふ機関きかん自治体じちたい公式こうしきサイトであることを確認かくにんしやすくなります。
かり偽物にせもの出現しゅつげんしても、それとのちがいを納得なっとくしてもらいやすくなります。

また、とくに根拠こんきょはありませんが、これほど「一時いちじてきなキャンペーンなどのために新規しんきにドメイン取得しゅとくする」ことが横行おうこうしている原因げんいん一端いったんは、Web サイトの構築こうちく運用うんようをベンダー・インテグレーターにまるげする組織そしき体質たいしつにあるようながしています。
組織そしきのために運用うんようするサイトであれば、じつ作業さぎょう委託いたくするにしても、きちんとどうすべきか指定していすべきですし、そのための知識ちしきにつける必要ひつようがあります。
委託いたくさきがやったことだからといって、きちんと仕様しよう監督かんとくしなかったもの責任せきにんがなくなるわけではないと、わたしおもいます。

まえのドメインこそへんなドメインではないか。けしからん

そうなのです。
このへんなドメインのために、わたし延々えんえん更新こうしんりょうはらつづけなければいけなくなってしまったのです。
滅入めいりますが、ドメインをるということはそういうことなのです。

参考さんこう (とうサイトより有用ゆうよう)

2020ねん 東京とうきょう都知事とちじせん
とうサイトの記述きじゅつよりよほど正確せいかくです。ぜひご一読いちどくを。

運営うんえい (?) しゃ

業界ぎょうかい片隅かたすみ細々こまごまいつないでいるセキュリティ・ヒラ社員しゃいんです。
ブログ: 午前ごぜんのしなもんぶろぐ
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