バンダイネットが営業えいぎょう減益げんえき　携帯けいたいコンテンツ開発かいはつ費ひ増ぞうで

[ITmedia]

　バンダイネットワークスが5月9日にち発表はっぴょうした2005年ねん3月がつ期き決算けっさん（単体たんたい）によると、売上うりあげ高だかは101億おく3600万まん円えんと前期ぜんき比ひ1.8％の増収ぞうしゅうだったが、営業えいぎょう利益りえきは前期ぜんき比ひ10.5％減げんの16億おく9500万まん円えん。携帯けいたい電話でんわの高機能こうきのう化かに伴ともなうコンテンツ開発かいはつ・運用うんよう費ひ増ぞうが響ひびいた。

　経常けいじょう利益りえきは同どう9.8％減げんの16億おく7000万まん円えん。有価ゆうか証券しょうけん売却ばいきゃく益えきの発生はっせいなどにより、純じゅん利益りえきは同どう75％増ぞうの18億おく3700万まん円えん。

　携帯けいたい電話でんわ向むけコンテンツ事業じぎょうは、コンテンツの高こう付加ふか価値かち化かなどで平均へいきん利用りよう料りょうが上昇じょうしょうし、前期ぜんき比ひ1.4％増ぞうの77億おく6000万まん円えんを売うり上あげた。しかし会員かいいん数すうは415万まん人にんと同どう1.4％減げん。ゲームコンテンツの会員かいいん数すうは伸のびたが、着ちゃくうたなどに押おされて着ちゃくメロサービスが会員かいいんを減へらしたほか、カメラ付つき携帯けいたい電話でんわの普及ふきゅうなどで待まち受うけ画面がめんサービスの会員かいいん数すうも減少げんしょうした。

　今期こんきは、グループ内ないのリソースを活用かつようしてゲーム開発かいはつ費ひの高騰こうとうを抑おさえつつ、高こう付加ふか価値かちゲームを投入とうにゅう。着ちゃくうたへの対応たいおうも進すすめる。今期こんきの業績ぎょうせきは、売上うりあげ高だか110億おく円えん、経常けいじょう利益りえき17億おく5000万まん円えん。4月1日にち付づけで子会社こがいしゃ化かしたVIBEののれん代だい償却しょうきゃくで16億おく円えんの特別とくべつ損失そんしつを計上けいじょうするため、純じゅん利益りえきは5億おく7000万まん円えんの損失そんしつを見込みこむ。