N906iL onefone
NTTドコモは6月16日、ブロードバンド回線と無線LANルーターを利用して下り最大54Mbpsでのパケット通信やIP電話の発着信ができる新サービス「ホームU」を6月19日から提供すると発表した。合わせてホームUに対応した無線LANとFOMAのデュアル端末「N906iL onefone」を6月19日から全国で販売する。
ホームUは、月額1029円で利用できる無線LAN搭載端末用のサービスだ。対応機種はN906iL onefoneで、利用するにはマルチセッションに対応したブロードバンド回線(フレッツ・ADSL/Bフレッツ)と、ホームUに対応した無線QoSをサポートする無線LANルータが別途必要になる。
ホームU経由でインターネットに接続すると、上り・下りとも最大54Mbpsでのパケット通信が無料で利用でき、接続環境はPCとほとんど変わらなくなる。また他のホームUエリア内の端末への通話料が24時間無料になる。ビジネスmoperaIPセントレックスへの通話も無料だ。ホームU以外の電話への通話料は、通常のFOMAの通話料と比べると約3割安くなる。例えばタイプSSでは30秒あたり21円が30秒あたり14.7円に割引される。
ホームUのサービスイメージ
ホームUの通話料とFOMAの通話料(30秒あたり)
料金プラン |
ホームU向け通話 |
ホームU以外への通話 |
FOMA通話料 |
タイプSS |
無料 |
14.7円 |
21円 |
タイプS |
無料 |
13.125円 |
18.9円 |
タイプM |
無料 |
9.975円 |
14.7円 |
タイプL |
無料 |
7.35円 |
10.5円 |
タイプLL |
無料 |
5.25円 |
7.875円 |
タイプリミット |
無料 |
14.7円 |
21円 |
ファミリーワイド |
無料 |
18.375円 |
26.25円 |
ファミリーワイドリミット |
無料 |
18.375円 |
26.25円 |
|
なおホームUを利用するためには、単に必要な機器を用意するだけでなく、携帯電話およびPCによる無線LANルータへの設定(ブロードバンド回線接続設定、無線LAN設定)が必要となるため、これを代行する有料サービスも用意する。ホームU対応携帯電話1台とホームU対応無線LANルータ1台を設定する場合、訪問基本料が5250円と作業料4725円の計1万円で必要な設定が依頼できる。ホームU対応携帯を2台以上設定する場合は、1台あたり525円の追加料金がかかる。後日ホームU対応携帯を追加する場合は、再度訪問基本料と作業料が必要だ。
「N906iL onefone」の主なスペック
機種名 |
N906iL onefone |
サイズ(幅×高さ×厚さ) |
49×109×19.6ミリ |
重さ |
約127グラム |
連続通話時間 |
3G:約220分(テレビ電話:約100分)、GSM:約190分 |
連続待受時間 |
3G:約600時間(静止時)、GSM:約290時間(静止時) |
アウトカメラ |
AF付き有効約200万画素CMOS |
インカメラ |
有効約33万画素CMOS |
外部メモリ |
microSD(別売、2Gバイトまで対応) |
メインディスプレイ |
約3インチフルワイドVGA(480×854ピクセル) 26万2144色表示 LTPS_TFT液晶 |
サブディスプレイ |
0.9インチ(96×64ピクセル) 白色有機EL |
ボディカラー |
BROWN、SILVER |
主な機能 |
ホームU、WMV再生(フルブラウザ)、国際ローミング(3G+GSM)、FOMAハイスピード(3.6Mbps)、Music&Videoチャネル、フルブラウザ、おサイフケータイほか |
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