iPhoneでもEdyが使つかえるようになる？　新しん「楽天らくてんペイ」アプリで変かわること

[田中たなか聡さとし，ITmedia]

　楽天らくてんが、2019年ねん3月がつ18日にちに「楽天らくてんペイ」アプリをバージョンアップする。現在げんざい、コード決済けっさいの楽天らくてんペイ、非ひ接触せっしょく決済けっさいの楽天らくてんEdy、同社どうしゃの楽天らくてんスーパーポイントは、個別こべつにアプリを提供ていきょうしているが、3つのアプリで利用りようできる機能きのうが、楽天らくてんペイアプリに集約しゅうやくされる。

　楽天らくてんスーパーポイントをためるためのバーコードは、既すでに楽天らくてんペイアプリからも表示ひょうじ可能かのうなので、楽天らくてんEdyの機能きのうを楽天らくてんペイアプリから使つかえるようになる方ほうがインパクトは大おおきそう。楽天らくてんEdyと楽天らくてんペイの両方りょうほうを使つかい分わけているAndroidユーザーなら、3月18日にち以降いこうは楽天らくてんペイアプリからEdyにチャージをすることも可能かのうになる。

【訂正ていせい：2019年ねん2月がつ15日にち22時じ7分ふん 初出しょしゅつ時じに、現状げんじょうの楽天らくてんペイアプリからは楽天らくてんスーパーポイントをためられない旨むねの記述きじゅつがありましたが、誤あやまりでした。おわびして訂正ていせい致いたします。】

　一方いっぽうで不明瞭ふめいりょうな点てんもある。例たとえば、楽天らくてんペイと楽天らくてんEdyにたまった残高ざんだかは、ペイとEdyで横断おうだんして使つかえるようになるのだろうか。楽天らくてん広報こうほう部ぶに確認かくにんしたところ、「『Edy、ポイント、ペイを統合とうごう』が意味いみするのは、単一たんいつのアプリで、それぞれの決済けっさいサービスの機能きのうを簡単かんたんに利用りようできるということです。各かくサービスの残高ざんだかが使つかえる場所ばしょについては、変更へんこうはありません」とのこと。

　つまりこれまで通とおり、楽天らくてんEdyにたまった残高ざんだかはEdyで、楽天らくてんペイにたまった残高ざんだかはペイでしか使つかえない。楽天らくてんスーパーポイントの使つかい道みちも変かわらず、楽天らくてんペイ（アプリ決済けっさい）加盟かめい店てんや、楽天らくてんポイントカード加盟かめい店てん、オンラインの楽天らくてん各種かくしゅサービスで利用りようできる。

　なお新しんアプリでは、楽天らくてんペイに電子でんしマネー「楽天らくてんキャッシュ」をチャージできるようになる。使つかいすぎ防止ぼうしのため、事前じぜんにチャージした金額きんがくのみ使つかうという運用うんようをしたい人ひとには朗報ろうほうだ。これまで通とおり、クレジットカードや楽天らくてんスーパーポイントでの支払しはらいもできる。チャージした楽天らくてんキャッシュを使つかった個人こじん間あいだ送金そうきんも可能かのうになる予定よていだ。

　新しん楽天らくてんペイアプリは、iOSとAndroidの両方りょうほうに対応たいおうする。ここで気きになるのがiPhoneだ。現在げんざい、楽天らくてんEdyはAndroidのおサイフケータイでしか利用りようできないが、iPhoneでもEdyが使つかえるようになるのだろうか。残念ざんねんながら、3月18日にち以降いこうもiPhoneではEdyが使つかえない。iOSアプリではEdyの項目こうもくは非ひ表示ひょうじになる予定よていとのこと。

　PayPayやLINE Payなどの競合きょうごうサービスは、20％還元かんげんなどの大型おおがたキャンペーンを展開てんかいしているが、楽天らくてんペイはどうか？　「お客きゃくさまに喜よろこんでいただけるよう、常つねにさまざまな企画きかくを実施じっししておりますが、現時点げんじてんでタイミングやキャンペーン内容ないようについては、回答かいとうを控ひかえさせていただきます」とのこと。楽天らくてんペイでも、アプリのリニューアルに合あわせた大型おおがたキャンペーンを期待きたいしたい。