(Translated by https://www.hiragana.jp/)
新型iPad ProとiPadのバッテリー駆動時間を測定して分かったこと:実は公称値よりもかなり長い?(1/2 ページ) - ITmedia Mobile

新型しんがたiPad ProとiPadのバッテリー駆動くどう時間じかん測定そくていしてかったことじつ公称こうしょうよりもかなりながい?(1/2 ページ)

» 2019ねん03がつ29にち 1200ふん 公開こうかい

 2018ねん11月に発売はつばいされたあたらしいiPad Pro(11がたiPad Pro、だい3世代せだいの12.9がたiPad Pro)の特徴とくちょうとして、バッテリーのちのよさがげられる。

 筆者ひっしゃ普段ふだん、11がたiPad Proに充電じゅうでんケーブルをつないだまま動画どうが視聴しちょう使つかい、わせやミーティングがあればケーブルをはずしてすという運用うんようをしているが、外出がいしゅつさきからもどったのちもバッテリー駆動くどうのまま使つかつづけ、2〜3にちってようやくケーブルがつながれていないのにづくこともしばしばだ。

 このiPad Proの駆動くどう時間じかんについて、製品せいひんページの公称こうしょうでは「Wi-Fiでのインターネット利用りよう、ビデオ再生さいせい、オーディオ再生さいせい最大さいだい10あいだ」となっているが、感覚かんかくてきにはもっとながかんじられるのは、筆者ひっしゃだけではないだろう。かつてだい5世代せだいiPadで動画どうが再生さいせいためしたときは、公称こうしょうの2ばい以上いじょうとなる20あいだ51ふんという結果けっかだったが、そこまではいかなくても、相応そうおうながいことが予想よそうされる。

 そこで今回こんかい、11がたiPad Proとだい3世代せだいの12.9がたiPad Proの2製品せいひんについて、前回ぜんかい同様どうよう、ストリーミング動画どうがながしっぱなしにしてのバッテリーの時間じかん調しらべてみることにした。

iPad Pro 11がたiPad Pro(ひだり)と、だい3世代せだいの12.9がたiPad Pro(みぎ)。いずれもUSB Type-C端子たんし搭載とうさいした、iPad Proの最新さいしんモデル(2018ねん11月発売はつばい)だ

ストリーミング動画どうが連続れんぞく再生さいせいして検証けんしょう

 具体ぐたいてきなテスト環境かんきょう前回ぜんかいおなじで、Wi-Fiで動画どうが途切とぎれずに再生さいせいすることを前提ぜんていに、動画どうがを24あいだ配信はいしんしている「AbemaTV」のチャンネルのなかから「Abema News」のチャンネルをチョイス。バッテリーがまん充電じゅうでん状態じょうたい再生さいせい開始かいしし、電源でんげん自動的じどうてきにオフになるまでの時間じかん測定そくていした。

 対象たいしょう機種きしゅは11がたiPad Proと、だい3世代せだいの12.9がたiPad Proの2機種きしゅ前者ぜんしゃはWi-Fi+Cellularモデルだが、Cellularの回線かいせんはオフの状態じょうたい測定そくていしている。終日しゅうじついてのかん困難こんなんなので、ネットワークカメラによる録画ろくがおこなったうえで、開始かいし時間じかん終了しゅうりょう時間じかんからチェックしている。

iPad Pro 計測けいそく使用しようしたネットワークカメラ「Safie CC-2」
iPad Pro ネットワークカメラを使つかって画面がめん変化へんか記録きろくし、終了しゅうりょう時間じかん計測けいそくしている

 iPadがわあかるさの自動じどう調節ちょうせつはオフ、自動じどうロックなし、音声おんせいはミュートという条件じょうけん前回ぜんかいおなじだ。ただし前回ぜんかいことなり、数時間すうじかんごとに再生さいせい自動じどう停止ていしして静止せいし表示ひょうじもどるという挙動きょどうがみられ、そのたびに手動しゅどう再開さいかいおこなっているので、電源でんげんがオフになるまで中断ちゅうだんのなかった前回ぜんかいのテストと、測定そくてい結果けっか単純たんじゅん横並よこならびで比較ひかくするのは注意ちゅうい必要ひつようだ。

 これらがAbemaTVがわ仕様しよう変更へんこうか、あるいはiOS 12での挙動きょどう変更へんこうによるものかは不明ふめいだが、このほかにもルータがべつ機種きしゅになっており、測定そくてい環境かんきょうには若干じゃっかん相違そういがあるので、そのてんはご了承りょうしょういただきたい。

 では実際じっさいのデータをていこう。

動画どうがストリーミングでも公称こうしょうの1.5ばいのバッテリーの

 ずばり結論けつろんからうと、バッテリーれまでの時間じかん以下いかとおり、やく15あいだるからないかということで、公称こうしょうの1.5ばい相当そうとうするとなった。ねんのため2かいにわたってさい計測けいそくおこなったが、誤差ごさはそれぞれ30ふん以内いないだった。

機種きしゅめい バッテリーれまでの時間じかん
11がたiPad Pro 15あいだ8ふん
12.9がたiPad Pro 14あいだ22ふん

 動画どうがのストリーミング再生さいせい相応そうおうにバッテリーを処理しょりだが、公称こうしょうをゆうに上回うわまわっており、もっとかる処理しょり中心ちゅうしんであれば、ここからさらに数時間すうじかんびると予想よそうされる。ちなみに前回ぜんかいのテストで比較ひかくようとして9.7がたiPad Proを測定そくていしたさいは「11あいだ3ふん」という結果けっかだったので、テスト環境かんきょうはややことなるとはいえ、今回こんかい新型しんがたiPad Proのほう長時間ちょうじかん動作どうさするとみてよさそうだ。

 なお、けい3かいおこなった測定そくていのいずれのケースでも、12.9がたiPad Proがさきにバッテリーがれ、そのやく40〜45ふんに11がたiPad Proのバッテリーがれるという結果けっかになった。つまりバッテリーのちについては「11がたiPad Pro>12.9がたiPad Pro」ということになる。

iPad Pro iPad Proのバッテリースペック。容量ようりょうは12.9がたほうおお

 製品せいひんページによると、りょう製品せいひんのバッテリー(リチャージャブルリチウムポリマーバッテリー)の容量ようりょうは、11がたiPad Proが29.37Wh、12.9がたiPad Proが36.71Whと、後者こうしゃやく25%おおいのだが、実際じっさいには12.9がたはやくバッテリーがれる傾向けいこうにある。画面がめんサイズがおおきいことで、そのぶん、バッテリーの消費しょうひはやいものとかんがえられる。

       1|2 つぎのページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024ねん10がつ14にち 更新こうしん
  1. 不審ふしん電話でんわかってきたら「電話でんわ番号ばんごう」を確認かくにんしましょう (2024ねん10がつ12にち
  2. 世界せかいさいすすきりたたみ「HONOR Magic V3」は普通ふつうのスマホとわらぬうす(2024ねん10がつ13にち
  3. ドコモがahamoを30GBに増量ぞうりょうした背景はいけい 前田まえだ社長しゃちょうかたる“3そう料金りょうきん戦略せんりゃく”とアップセルへの道筋みちすじ (2024ねん10がつ12にち
  4. 世界せかいはつ3つりスマホ「HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN」にれる 衝撃しょうげき完成かんせいに“未来みらいのスマホ”を(2024ねん10がつ10日とおか
  5. au、iPhone 15(128GB)を1まんえん値下ねさげ 最大さいだい4.4まんえん割引わりびきなどで実質じっしつ47えん(2024ねん10がつ11にち
  6. ソフトバンクの“スマホ実質じっしつ36えん”がえる? 事業じぎょうほうガイドライン改正かいせいあん購入こうにゅうプログラムの「買取かいとり予想よそう金額きんがく」にしん基準きじゅん (2024ねん10がつ13にち
  7. 「Pixel 8a(ほぼ新品しんぴん)」を実質じっしつ5.9まんえん購入こうにゅうするも、直後ちょくごに“予想よそうがい悲劇ひげき”がきたハナシ (2024ねん10がつ09にち
  8. りたたみスマホの「メリット」「デメリット」を実体験じつたいけんから解説かいせつ “りたためるiPhone”の登場とうじょうは? (2024ねん10がつ11にち
  9. UQ mobile、「iPhone 14(128GB)」のオンラインショップ割引わりびき増額ぞうがく MNPで実質じっしつ47えん(2024ねん10がつ11にち
  10. LINEを「iPhone 16」シリーズにぐのは「クイックスタート」で一発いっぱつ ほとんどすべてを移行いこう可能かのう (2024ねん10がつ12にち
最新さいしんトピックスPR

過去かこ記事きじカレンダー