顔かお認証にんしょう後ごにコード決済けっさい、スマホで本人ほんにん確認かくにん書類しょるいのICチップ読よみ取とり　NECが「Digital KYC」を強化きょうか

[エースラッシュ，ITmedia]

　NEC（日本電気にほんでんき）が、本人ほんにん確認かくにんをオンライン上じょうで行おこなうソリューション「Digital KYC」を強化きょうか。2019年度ねんど中ちゅうに本人ほんにん確認かくにんソフトウェアキット「Digital KYC SDK（Software Development Kit）」を提供ていきょうする。

　Digital KYC SDKは、顔かお認証にんしょうAIエンジン「NeoFace」を採用さいようしており、生体せいたい情報じょうほうを端末たんまつ内ないのみで管理かんりする国際こくさい標準ひょうじゅん規格きかく「FIDO」に準拠じゅんきょ。QRコード決済けっさいで高額こうがくな取引とりひきをする際さいの活用かつようを見込みこんでいる。

　あらかじめユーザーがサービス利用りよう開始かいし時じに本人ほんにんの顔かおを登録とうろく。店舗てんぽなどでの決済けっさい時じにはスマートフォンの内蔵ないぞうカメラに顔かおを向むけると顔かお認証にんしょうによる本人ほんにん確認かくにんが行おこなわれ、画面がめん上じょうに登録とうろくした本人ほんにんの顔かお画像がぞうが表示ひょうじされる。店員てんいんが本人ほんにんの顔かお画像がぞうを確認かくにんした後のちに決済けっさい用ようのQRコードが表示ひょうじされるため、厳格げんかくな本人ほんにん確認かくにんが可能かのうとなる。

　運転うんてん免許めんきょ証しょうやマイナンバーカードなどの本人ほんにん確認かくにん書類しょるいに搭載とうさいされたICチップをスマートフォンで読よみ取とり、本人ほんにん確認かくにんを行おこなう機能きのうも追加ついか。ICチップから利用りよう者しゃの氏名しめい、住所じゅうしょ、生年月日せいねんがっぴ、写真しゃしんなどの情報じょうほうをNFC搭載とうさい端末たんまつで読よみ取とれるため、確実かくじつな本人ほんにん確認かくにんが可能かのうとなる。最新さいしんのiOS 13にも対応たいおうしている。

　ArithmerのAI技術ぎじゅつを組くみ合あわせたOCRにより、本人ほんにん確認かくにん書類しょるいの券面けんめんに記載きさいされた氏名しめい、住所じゅうしょ、生年月日せいねんがっぴなど本人ほんにん特定とくてい事項じこうの読よみ取とりも可能かのう。スマートフォンで本人ほんにん確認かくにん書類しょるいの券面けんめんを撮影さつえいすると端末たんまつ内ないでリアルタイムかつセキュアにOCR処理しょりを行おこなうという。

　AI技術ぎじゅつを用もちいて本人ほんにん確認かくにん書類しょるいの特徴とくちょう分析ぶんせきを行おこない、券面けんめんの表裏ひょうり判定はんていを行おこなう機能きのうも用意よういする。金融きんゆうサービスの利用りよう者しゃがスマートフォンのカメラで本人ほんにん確認かくにん書類しょるいを撮影さつえいすると、AIが手続てつづきに必要ひつような本人ほんにん確認かくにん書類しょるいかどうかを自動じどうで分析ぶんせきする。