MNOが運営うんえいするMVNOはあり？　なし？／楽天らくてんモバイルがMNOサービスの「サポーター」を募集ぼしゅう：Mobile Weekly Top10

[井上いのうえ翔しょう，ITmedia]

　今回こんかいの「ITmedia Mobile Weekly Top10」では、2019年ねん9月がつ30日にちから10月がつ6日にちまでのアクセスを集計しゅうけいし、ランキングとしてまとめました。

　1位いは、NTTドコモが、10月からMNOとしての事業じぎょうを開始かいしした楽天らくてんモバイルを「批判ひはん」し続つづける理由りゆうをまとめた記事きじでした。

　MNOは、自みずから移動いどう体たい通信つうしん（携帯けいたい電話でんわ）の基地きち局きょくやネットワークを構築こうちくしてサービスを提供ていきょうする事業じぎょう者しゃです。全国ぜんこくエリアで開設かいせつ認可にんかを得えた場合ばあいは、自力じりきで全国ぜんこくに基地きち局きょくやネットワークを整備せいびしていかなければいけません。このことは、総務そうむ省しょうが楽天らくてんモバイルの開設かいせつ計画けいかくを認可にんかした際さいにも条件じょうけんとして付加ふかしています（参考さんこう記事きじ）。

　ドコモは「（技術ぎじゅつ的てきな）イノベーション競争きょうそう」「電波でんぱの有効ゆうこう利用りよう」「公正こうせいな競争きょうそう」の3つを阻害そがいするという理由りゆうで「MNO（やその関連かんれん企業きぎょう）によるMVNOサービスの提供ていきょう」に否定ひてい的てきです。自社じしゃでMNOとMVNOを“両立りょうりつ”する楽天らくてんモバイルはもちろん、子会社こがいしゃがMVNOサービスを提供ていきょうしているKDDIと沖縄おきなわセルラー電話でんわ、ソフトバンクに対たいしてもあまり良よい印象いんしょうを持もっていないようです。

　今後こんご、MNOやその関連かんれん企業きぎょうがMVNOサービスを提供ていきょうすること自体じたいに規制きせいが入はいるのかどうか、地味じみではありますが注目ちゅうもくです。

　楽天らくてんモバイルといえば、ランキングの集計しゅうけい期間きかん中ちゅうにMNOサービスの「無料むりょうサポータープログラム」の募集ぼしゅうが始はじまりました（記事きじ掲出けいしゅつ時じには終了しゅうりょうしています）。そのこともあってか、このプログラムに参加さんかした場合ばあいの特典とくてんを特典とくてんを紹介しょうかいした記事きじもランクインしました。

　10月1日にちの夜中よなか、私わたしもこのプログラムに応募おうぼしました。当初とうしょは「サービスエリアも限かぎられるし、対応たいおう端末たんまつも限かぎられるから、5000人にんも申もうし込こまないだろう」と少すこし高だかをくくっていました。

　しかし、朝あさになってSNSを見みると「応募おうぼした」という旨むねの書かき込こみが多数たすう目めに入はいるわけです（こういう仕事しごとをしているからかもしれませんが……）。「これは抽選ちゅうせんになってしまうのでは？」と思おもっていた所ところ、案あんの定じょう、応募おうぼ期間きかん中ちゅうに5000人にんを超こえる応募おうぼがあったそうです（詳細しょうさいな応募おうぼ人数にんずうは未み発表はっぴょう）。

　私わたしとしては、一刻いっこくも早はやく“新あたらしい電波でんぱ”を浴あびたいのですが、運うんを天てんに任まかせるしかありません。11日にちに“吉報きっぽう”がくるのを待まちたいと思おもいます……。