面白おもしろいだけじゃない！　「ZenFone 6」のフリップカメラを遊あそび倒たおす：荻おぎ窪くぼ圭けいの携帯けいたいカメラでこう遊ゆうべ（1/3 ページ）

[荻おぎ窪くぼ圭けい，ITmedia]

　とうとう自動じどうフリップ式しきカメラが来きた！　いやもう面白おもしろいのである。何なにしろ自じ撮とり時ときにはこうなるのだ。

　スマートフォンの前面ぜんめんを全部ぜんぶスクリーンにしようと思おもったとき……インカメラが邪魔じゃまなのである。それはもう多おおくの人ひとが突つっ込こんでいるとこで、インカメラ部ぶの切きり欠かき「ノッチ」を目立めだたないように処理しょりしたり小ちいさくしたりと各社かくしゃ工夫くふうしているわけだが、今いまの技術ぎじゅつでさっとできるのは「インカメラを普段ふだんは隠かくしておいて、必要ひつような時ときだけ出でてくる」というギミック。

　OPPOの「Reno 10x Zoom」や「Find X」が採用さいようした技わざだ。うにょんとカメラがせり出でてくるのは面白おもしろかった。

　でも、ASUSの「ZenFone 6」は別べつのアプローチを撮とったのである。背面はいめんのカメラが自動的じどうてきにウニーッと回転かいてんして現あらわれるのである。この手てがあったかーって感かんじ。

　カメラ部ぶが回転かいてんして自じ撮とり自じ撮とりもできるってのは、古ふるくは1995年ねんのカシオの「QV-10」があったし（デジカメだけど）、携帯けいたい電話でんわでもソニー・エリクソンから出でた「802SE」（2004年ねん）なんて前例ぜんれいがあったけど、スマートフォンでは珍めずらしい。しかも電動でんどう。

　何なにかそれだけで無性むしょうに楽たのしいのである。

フリップカメラで自じ撮とりの巻まき

　インカメラを持もたずアウトカメラがウニッと回転かいてんするメリットは2つ。1つは、言いうまでもなく前面ぜんめんをフルスクリーンにできること。

　もう1つはアウトカメラの画質がしつでそのまま撮とれること。普通ふつう、インカメラよりアウトカメラの方ほうがよいイメージセンサーとレンズを使つかっている。画素がそ数すうは変かわらなくても、アウトカメラの方ほうがメインカメラとしてセンサーは大おおきめでレンズもしっかりしている。

　その画質がしつで自じ撮とりもできるのだ。これはでかい。しかもZenFone 6のカメラは広角こうかくカメラと超ちょう広角こうかくカメラの2本立ほんだてなので、超ちょう広角こうかく自じ撮とりもいける。

　カメラモードにし、カメラ切きり替かえボタンをタップすると約やく1.8秒びょうでカメラが回転かいてんして自じ撮とりモードに切きり替かわる。

　というわけで今回こんかいは自じ撮とりから。

　ポートレートモードにし、ビューティー系けい機能きのうは中なかくらいに設定せっていして撮とってみた。

　自じ撮とり時じの画質がしつがよく、ちゃんと背景はいけいぼかしもきれいにできるのがすばらしい点てん。今回こんかいは屋外おくがいで撮とっているけど、室内しつないのように明あかるさが足たりないところだと、アウトカメラクオリティーで撮とれるメリットはもっと大おおきくなる。

　超ちょう広角こうかくカメラを使つかっての超ちょう広角こうかく自じ撮とりもOKだ。

　続つづいて通常つうじょうの撮影さつえい……といっても、まあ自じ撮とり時ときと使つかうカメラは同おなじなので画質がしつも同おなじってことで特とくに追求ついきゅうすることはないのだが、こちらはポートレートモードではなく、通常つうじょうの写真しゃしんモード（背景はいけいがぼけない通常つうじょうの撮影さつえい）で撮とってみた。

　そうそう、せっかくなのでポートレートモードでビューティー系けいエフェクトをあれこれ最強さいきょうにして撮とってみたのがこちら。目めが！

　まあ普通ふつうはここまではしないよねってことで、おまけです。