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「Galaxy Z Flip」レビュー コンパクト+大画面が快適、ただの変態スマホにあらず(1/2 ページ) - ITmedia Mobile

「Galaxy Z Flip」レビュー コンパクト+だい画面がめん快適かいてき、ただの変態へんたいスマホにあらず(1/2 ページ)

» 2020ねん03がつ10日とおか 1103ふん 公開こうかい

 サムスン電子でんしの、たてりたためるスマホだい2だん「Galaxy Z Flip」が発売はつばいされた。日本にっぽんではau(KDDI)の独占どくせん発売はつばいで、2がつ18にちやく受付うけつけ開始かいしし、2がつ28にちから販売はんばいされているが、初日しょにち販売はんばいぶんは2がつ25にちまでの予約よやく完売かんばいしたほど、出足であし好調こうちょうのようだ。

 筆者ひっしゃは、いちはや実機じっきりて使つか勝手がってためすことができた。17まん9360えん税込ぜいこみ)の価値かちがあるのか? 「かえトクプログラム」を使つかって、実質じっしつ11まん9600えんならアリなのか? ほんの4〜5にち使つかっただけではあるが、率直そっちょく感想かんそうべたい。

Galaxy Z Flip サムスン電子でんしの「Galaxy Z Flip」

ガラケーの感覚かんかく開閉かいへいできるが、片手かたてひらくのはむずかしい

 筆者ひっしゃはサンフランシスコで開催かいさいされた発表はっぴょうかいで、はじめてGalaxy Z Flipにれた。ファーストインプレッションは「ちいさい」「かわいい」「けっこう使つかえる」。ガラケーのちかいサイズかんで、ひらくと、いまどきのだい画面がめんスマホといった印象いんしょうだった。あらためてれても、その印象いんしょうわりはない。

Galaxy Z Flip りたたみのサイズはやく74(はば)×87(たかさ)×15.5(奥行おくゆき)mm(さいあつは17.3mm)で、おもさはやく183g

 カラバリは「ミラー パープル」と「ミラー ブラック」からえらべるが、筆者ひっしゃはミラー ブラックをりた。男性だんせい場合ばあい、このミラーブラックをえらひとおおいとおもうが、ピアノの外装がいそうのようなピカピカのくろで、非常ひじょううつくしい。表面ひょうめんはツルツルで、よごれたれると指紋しもんがベタベタとく。片手かたてでギュッとつかめるサイズかんなのだが、スルッとからとしてしまいそうで、れるまではあつかいにをつかった。しかし、本体ほんたい保護ほごできるクリアケースが付属ふぞくしているので、それを装着そうちゃくすれば、不安ふあんなくあるけるだろう。

Galaxy Z Flip 付属ふぞくのクリアケースをけた状態じょうたい上下じょうげそれぞれにカバーをかぶせる仕様しよう
Galaxy Z Flip 右側みぎがわめん指紋しもんセンサーをねる電源でんげんキーと、ボリュームキーを搭載とうさい
Galaxy Z Flip 左側ひだりがわめんにSIMスロット。nanoSIMのシングルスロットで、microSDスロットはそなえない
Galaxy Z Flip 底部ていぶのUSBポートはType-C。独立どくりつしたイヤフォンジャックはなく、付属ふぞくのイヤフォンはここに
Galaxy Z Flip りたたむとヒンジにGalaxyのロゴがあらわれる。ひらくと、背面はいめんパネルの上下じょうげがせりしてきて、ロゴはかくれる

 2019ねんあき発売はつばいされた、フォルダブルだい1だんの「Galaxy Fold」は、はじめて開閉かいへいするさいに、ディスプレイがれるのでは? れずともキズがくのでは? と不安ふあんかんじた。しかし、Galaxy Z Flipは、そんな不安ふあんかんじずに、たりまえのようにパカパカとけたりじたりできる。ヒンジ強度きょうど向上こうじょうしたこともあるが、“たてり”であることが安心あんしんかんをもたらしているようにかんじる。ガラケーを使つかった時期じきながいユーザーは、Galaxy Z Flipを開閉かいへいする操作そうさなつかしくかんじるとおもう。

 開閉かいへい感覚かんかくだが、とくかたくもなく、かといってゆるくもなく、両手りょうて使つかえばらく開閉かいへいできる。片手かたてでもけるが、れが必要ひつようだ。すべってとしてしまうおそれもあるので、個人こじんてきにはあまりすすめたくはない。ただし、める操作そうさ片手かたてでも無理むりなくおこなえる印象いんしょうだ。

編集へんしゅう部員ぶいん片手かたて開閉かいへいしてみた。ひら操作そうさには若干じゃっかんコツがる。れると、もっと素早すばやけるようになるだろう
このように、両手りょうてだとスムーズに開閉かいへいできる

フレキシブルディスプレイは、スペック以上いじょうひろおもえる

 ひらくとあらわれるスクリーンはやく6.7がた最近さいきんのGalaxyはディスプレイの左右さゆうにカーブをほどこしたモデルがおおいが、Galaxy Z Flipはフラットだ。ベゼルはほそめで、インカメラがノッチになっているためか、画面がめん占有せんゆうりつはかなりたかいようにかんじる。

Galaxy Z Flip ひらいた状態じょうたいは、やく74(はば)×167(たかさ)×6.9(奥行おくゆき)mm(さいあつは7.2mm)。やく6.7がた有機ゆうきELディスプレイの解像度かいぞうどは1080×2636ピクセル
Galaxy Z Flip オープンおおきさは、縦横じゅうおうが21:9のやく6.5がた4Kディスプレイを搭載とうさいする「Xperia 1」(ひだり)にちか
Galaxy Z Flip オープン背面はいめんは、このようにヒンジのロゴがかくれる

 Galaxy Foldでは、がるディスプレイの表面ひょうめん樹脂じゅしフィルムで保護ほごされていたが、Galaxy Z Flipではきょくうすのガラス素材そざいもちいられているという。そのため、かなり鋭角えいかくがるが、目立めだたず、ひらいた状態じょうたいゆびでなぞっても段差だんさやへこみはにならない。もはやかみやクリアケースに使つかわれるうすいプラスチックのような、しなやかさだ。このスマホを使つかつづけると、ディスプレイやガラスの概念がいねんわるのではないかとおもう。

Galaxy Z Flip 自在じざい角度かくどひらいて、つくえいたりできる
Galaxy Z Flip 半開はんびらきにしてよこから状態じょうたい。ヒンジはこのような構造こうぞうになっている

 普段ふだんはコンパクトにあるけるからだろうか、ディスプレイはスペックの数値すうち以上いじょうおおきくかんじる。やく21:9の縦長たてながスクリーンなので、ブラウザ、Twitter、Facebookなどが使つかいやすく、横向よこむきにするとYouTubeや電子でんし書籍しょせきやすいようにかんじた。電車でんしゃっているときなどに半開はんびらきにして、ちかくにいるひとからののぞきふせげることも、この端末たんまつならではのメリットだろう。

Galaxy Z Flip マルチウィンドウで2つのアプリを起動きどうした場合ばあいうえにYouTubeの動画どうが表示ひょうじさせても、したにWebをるのに十分じゅうぶんな16:9のスペースを確保かくほできる
Galaxy Z Flip ホーム画面がめん横向よこむきにも表示ひょうじできる
Galaxy Z Flip 電子でんし書籍しょせき横向よこむきでの閲覧えつらんてきしている
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