2019年秋に発売された、フォルダブル第1弾の「Galaxy Fold」は、初めて開閉する際に、ディスプレイが割れるのでは? 割れずともキズが付くのでは? と不安を感じた。しかし、Galaxy Z Flipは、そんな不安は感じずに、当たり前のようにパカパカと開けたり閉じたりできる。ヒンジ部の強度が向上したこともあるが、“縦折り”であることが安心感をもたらしているように感じる。ガラケーを使った時期が長いユーザーは、Galaxy Z Flipを開閉する操作を懐かしく感じると思う。
Galaxy Foldでは、折り曲がるディスプレイの表面が樹脂フィルムで保護されていたが、Galaxy Z Flipでは極薄のガラス素材が用いられているという。そのため、かなり鋭角に曲がるが、折り目は目立たず、開いた状態で指でなぞっても段差やへこみは気にならない。もはや紙やクリアケースに使われる薄いプラスチックのような、しなやかさだ。このスマホを使い続けると、ディスプレイやガラスの概念が変わるのではないかと思う。
「Galaxy Z Flip」の実機に触れる 縦長+小型だけがメリットじゃない
Samsungが、縦に折りたためるスマートフォン「Galaxy Z Flip」を発表。開くと縦長の6.7型ディスプレイが現れ、閉じると正方形に近いコンパクトな形状になる。Galaxy UNPACKED 2020のイベント会場に展示されていた実機を写真とともにお伝えする。
KDDIに聞く「Galaxy Z Flip」投入の狙い 「普及モデルだけだと面白くない」
サムスンが発表したばかりの縦折りスマートフォン「Galaxy Z Flip」を、国内ではKDDIが独占販売する。しかもグローバルでの発表からほぼ間を置かず、2月下旬に発売する。Galaxy Z Flipは5Gには対応しないが、KDDIが本機を投入する狙いはどこにあるのか?