独自どくじのトリプルカメラを搭載とうさいした「TCL PLEX」、約やく3万まん円えんだけど実力じつりょくはどう？：荻おぎ窪くぼ圭けいの携帯けいたいカメラでこう遊ゆうべ（1/3 ページ）

[荻おぎ窪くぼ圭けい，ITmedia]

　中国ちゅうごくの家電かでんメーカー、TCLから登場とうじょうした約やく3万まん円えんスマホの「TCL PLEX」。お手頃てごろ価格かかくながら、トリプルカメラ搭載とうさいのお得とく感かん満載まんさいなのがウリなのであるが、このクラスでトリプルカメラとなると、どんな構成こうせいなのかな、ってのも気きになるところ。

　これがなかなか面白おもしろいのである。ミドルクラスのトリプルカメラって個性こせい的てきな構成こうせいのものが多おおいのだよね。

　TCL PLEXの場合ばあい、超ちょう広角こうかくカメラ、低てい光量ひかりりょうビデオ撮影さつえい用ようカメラ、メインカメラという構成こうせい。超ちょう広角こうかくとメインのカメラは分わかるけど、1つは低てい光量ひかりりょうビデオ撮影さつえい専用せんようだ。

　イメージセンサーの性能せいのうを表あらわすのに「ピクセルサイズ」を用もちいることがある。スマートフォンの場合ばあい、1μみゅーm前後ぜんごのものが多おおい。まあこれはかなり小ちいさい。デジタル一いち眼めでは3〜5μみゅーmクラスが主流しゅりゅうだ。ピクセルサイズが大おおきいほど、一いち度どに受うけられる光ひかりの量りょうが多おおくなるので感度かんどを上あげられる。で、TCL PLEXの低てい光量ひかりりょうビデオ撮影さつえい用ようカメラはピクセルサイズが2.9μみゅーmというからかなり大おおきいのだ。多分たぶん、動画どうが専用せんようということで画素がそ数すうを落おとしているんだろう。

夜よるの低てい光量ひかりりょうビデオ撮影さつえいはどのくらい使つかえる？

　いつもは静止せいし画がから入はいるんだけど、今回こんかいはわざわざ独立どくりつして存在そんざいしている低てい光量ひかりりょうビデオ撮影さつえい機能きのうが気きになるので、そちらから。

　動画どうがモードにしたとき、暗くらいと判断はんだんすると自動的じどうてきに「ローライトモード」になるのだ。

　で、撮とってみたのがこちら。

　途中とちゅうまでフォーカスが合あっていないのには目めをつぶってやってほしい。最初さいしょにちゃんと合あわせておくべきだった。途中とちゅうからフォーカスや画質がしつは安定あんていします。

　で、確たしかに低てい照度しょうど時じの画質がしつはいいけど、ちょっと揺ゆれが目立めだつ感かんじ。

　せっかくなので、通常つうじょうの動画どうがも。明あかるい場所ばしょではメインカメラで動画どうがを撮影さつえいする。手動しゅどうで切きり替かえることもできる。

　低てい光量ひかりりょうビデオはフルHD止とまりだが、メインカメラは4K動画どうがにも対応たいおうしている。メインカメラの動画どうがで注目ちゅうもくは、被写体ひしゃたいをタップして指定していすると自動的じどうてきにそれを追おいかけて、自動的じどうてきにズーミングしてくれるモーショントラッキング機能きのう。

　せっかくなので、それを使つかって撮とってみた。

　その結果けっかがこちら。動画どうがの途中とちゅうでちょっとズームイン／アウトしているのは、カメラのモーショントラッキング機能きのうによるものだ。

　スマートフォンの動画どうが撮影さつえい中ちゅうはズームしづらいが、自動的じどうてきに被写体ひしゃたいを追おいかけてズームしてくれるので、コツをつかめばうまく使つかえそうだ。