楽天らくてんモバイル、MVNOユーザーは「Rakuten UN-LIMIT」以外いがいのプランも選択せんたく可能かのう

[田中たなか聡さとし，ITmedia]

　3月12日にちから、MVNOの「楽天らくてんモバイル」ユーザーも、MNOサービスの料金りょうきんプラン「Rakuten UN-LIMIT」への先行せんこう申もうし込こみができるようになった。一足早ひとあしはやく、MVNOからMNOへの移行いこうの手続てつづきが可能かのうになるわけだが、実じつはMVNOの楽天らくてんモバイルユーザーは、現在げんざい利用りようしているプランをMNOサービスに引ひき継つぐこともできる。つまり、必かならずしもRakuten UN-LIMITを選えらぶ必要ひつようはない。

　MVNOプランを引ひき継つげるのは、2019年ねん9月がつ以前いぜんの契約けいやく者しゃで、MNOサービスでも「スーパーホーダイ」と「組くみ合あわせプラン」を利用りようできる。なお、MNOに移行いこうすると、最低さいてい利用りよう期間きかんも引ひき継つがれる。

　Rakuten UN-LIMITは300万まん人にんを対象たいしょうに1年間ねんかんは無料むりょうとするが、2年ねん目め以降いこうは月額げつがく2980円えん（税別ぜいべつ、以下いか同どう）が掛かかる。楽天らくてんエリアは使つかい放題ほうだいとはいえ、auのローミングエリアは月つきに2GBしか使つかえないため、楽天らくてんモバイルがエリア化かしていない地域ちいきのユーザーは2980円えんで2GBしか使つかえないことになる。MVNOサービスのスーパーホーダイも、「プランS」は2GBで月額げつがく2980円えん（2年ねん目め以降いこう）だが、2GBを超こえても最大さいだい1Mbpsで使つかい放題ほうだいなので、楽天らくてんエリア外がいのユーザーにとってはMVNOの方ほうがお得とくといえる。

　ただし4月がつ8日にちのサービス開始かいし時点じてんでは引ひき継つぎはできず、MVNOプランの移行いこう開始かいし時期じきは未定みてい。楽天らくてん回線かいせんと（ローミング先さきの）au回線かいせんでデータ容量ようりょうをどうカウントするのか、au回線かいせんも1Mbps使つかい放題ほうだいになるのか、といった点てんも未定みてい。詳細しょうさいは2020年ねん夏なつ以降いこうに案内あんないするとしている。楽天らくてんモバイルのMVNOサービスは2020年ねん4月がつ7日にちに新規しんき受付うけつけを停止ていしするが、サービスの終了しゅうりょう時期じきは未定みてい。MVNOユーザーは、夏なつ以降いこうの案内あんないを待まってから、移行いこうを決きめるといいだろう。